おかざきの ひいろ 愛知県岡崎市 【緋色】 緋色や紅、黄に染まる渓谷美 N 岡崎ICから小1時間ほど東へ走り、本宮山の南西麓に広がるくらがり Note # 01 渓谷を訪れた。荒々しい岩場を縫うように清流が流れるここでは、 イロ ハモミジをはじめカエデやコナラ、 クヌギなど20数種の紅葉が楽しめる。 様々な色かたちの葉が重なりあい、陽に透けて錦模様を描き出す様は、 ため息がもれる美しさだ。麓の駐車場から本宮山山頂までは歩いて 2 時 間ほどの道のりで、苔むす岩 肌と紅 葉のコントラストが美しい 「さるとび岩」、渓流を渡る絶好の撮影スポット 「もみじ橋」 など見どころ は多い。散策後は、 「 Cafe くらがり」へ。絵画のように紅葉を切り取っ た高窓を眺めながら、薪ストーブの温もりと、地元岡崎産「わ紅茶」の やわらかな香りに包まれて、心にぜいたくな緋色の旅を締めくくった。 四季折々の渓谷美を堪能 くらがり渓谷 150年前の在来種でつくる 「わ紅茶」 岡崎市石原町牧原日影2-2 ☎0564-83-2057(くらがり渓谷キャンプセンター) http://homepage2.nifty.com/kuragari/ 「くらがり Cafe」で出会った、 きらきらと輝く緋色の 東名高速 岡崎ICより約50分 本宮山県立自然公園の南西部、標高250mから600mの間にある景勝地。 渓谷沿いにはバンガローやコテージ、テントサイトなどがあり、夏の野外体験 のスポットとしても人気。本宮山の山頂からは、南アルプス連峰や三河湾を望 むことができる。 N Note # 02 紅茶。 「わ紅茶」 という名のそのお茶は、同じ町内に ある 「宮ザキ園」 という農家で作られていると聞き、 訪ねてみた。 「この辺りは、かつて京都や静岡と肩を 四季を感じる自然のなかで味わう旬の食材 Cafe くらがり 並べるほど、 日本茶の名産地として知られていたそう 岡崎市石原町牧原日影3 ☎0564-83-2232 営業時間/10:00∼18:00(11月∼4月下旬は∼17:00) ※ランチ11:00∼15:00 定休日/火曜、第2水曜、 1月 です」 と語るのは六代目の梅村篤志 しかし、今では、 この地域で加工 さん。 東名高速 岡崎ICより約50分 岡崎市の茶農家「宮ザキ園」の「わ紅茶」や「小野珈琲店」 のコーヒーを仕入れるなど、地元にこだわる。 「 近隣の農家 で採れる野菜や岡崎産の米を使ったカレーライスも人気 ですよ」。 月替わりの 「くらがりset」 などもおすすめ。 まで手掛けるお茶農家は 「宮ザキ園」 一軒のみとなってしまった。 若い人にもお茶に親しんでほしいと、 150年前の在来品種を用い、無農薬で栽培した茶 葉を天日発 酵 、天日乾 燥し、昔ながらの 製 法で 「わ紅茶」を作る。 「 在来品種は個性が強く、芽の 出方も木によってまちまち。だからこそ年ごとの味 の違いを楽しんでほしい」 と梅村さん。 まろやかな口当たりと、やさしい香り。宮ザキ園の 「わ紅茶」は、紅茶でありながら 茶のように和食や 和菓子にも合う、 日本の心を感じさせてくれる一杯だ。 N Note # 03 190年以上続くお茶作りで町に活気を 宮ザキ園 岡崎市石原町相野8 ☎0564-83-2710 営業時間/9:00∼18:00 定休日/日曜 http://www.miyazakien.info 東名高速 岡崎ICより約45分 山々の湧き水を使い、無農薬のお茶作りを続ける農家。創業190年といい、 当初から変わらぬ味を守ると共に、現 代の感 性に合うパッケージや「わ紅 茶」などの新製品の開発を通じ、地域おこしにも積極的に取り組む。 くらがり渓谷 Cafe くらがり ●N Drive 公式サイト [www.n-drive.jp] では、宮ザキ園の ていねいなしごとストーリーをさらに詳しくご紹介しています。
© Copyright 2024 ExpyDoc