授業公開案内 - 鈴鹿国際大学

平成 27年度 前期
鈴鹿国際大学・鈴鹿短期大学
授業公開案内
学生と一緒に学んでみませんか
鈴鹿国際大学・鈴鹿短期大学では、地域のみなさまに、正規の授業を公開いたします。
「大学で学んでみたい」「元気になりたい」みなさまをお待ちしています
1.受講料の支払いについて
【募集期間】平成27年3月4日(水)~3月27日(金)消印有効
受講資格:18歳以上の方
申込方法:添付の「平成27年度前期 鈴鹿国際大学・鈴鹿短期大学授業公開申込書」
(以下「申込書」)を用いて募集期間内に郵送・FAXまたは大学に持参すること
により申し込んでください。申込書・受講料納入確認後、「受講票」を送付いたします。
※ 自動車、バイクで通学を希望の受講生の方は、申込書の下の「駐車・駐輪許可願」も
ご記入下さい。
受講料(1科目あたり):10,000円
下記の銀行口座に申込書送付後1週間以内に振り込みいただくか大学・短大に
ご持参下さい。また、別途テキスト代がかかる場合があります。その場合は申し込み
後連絡いたします。
百五銀行
鈴鹿支店 (普)374182
ガク)キョウエイガクエン
スズカコクサイダイガク
学校法人享栄学園 鈴鹿国際大学
受講上の注意:
・本学の正規の授業を公開していますので、学生の受講を優先させていただく場合があります。
なお、授業内容は受講生の方に特別に配慮したものではありません。
・単位の認定は行いません。
・受講料は特別な事情のない限り払い戻しいたしません。
・学生の受講が少ないなどの理由により授業を開講しない場合があります。
あらかじめご了承下さい。(この場合、受講料は払い戻します)
・申し込み多数の場合は各科目先着順50名程度で制限させていただきます。
(受講受付ができない場合、受講料は払い戻します)
・託児施設等がございませんのでお子様連れはご遠慮ください。
・曜日と時限が同じである授業を重複して申し込むことはできません。
・申し込みされた方の個人情報は本授業公開以外の目的には使用いたしません。
●学生ホールに情報収集・交流の場を設置!!
●授業終了後に修了式を開催!!
●授業 15 回の内、10 回以上出席された方に、修了書を授与!!
●修了式後、交流パーティ開催予定!!
申し込み・問い合わせ先
〒510-0298 三重県鈴鹿市郡山町663-222
鈴鹿国際大学・鈴鹿短期大学 学生支援課
TEL:059-372-3898(直通)
FAX:059-372-3935
e-mail:[email protected]
http://www.suzuka-iu.ac.jp
問い合わせ及び申し込みの受付時間は平日(月~金)の9:00~17:00となります。
2.授業公開科目(教室について、最初の講義の際、学生支援課窓口にてご案内します。)
No
開講日
授業科目
担当講師
1
【短大科目】 社会学
川又 俊則
1限
2
【短大科目】 ペットコミュニケーション学Ⅱ
山越 哲生
2限
3
ホスピタリティ論
村瀬 慶紀
3限
4
ホテルマネジメント/ホテルマネジメントⅠ
西田 淑子
3限
5
【短大科目】 ペット生活論
山越 哲生
6
授業公開生のための水を巡るセミナー (シルクロード編)
富田 寿代
4限
7
地域研究・東アジアⅠ/地域研究・中国Ⅰ
細井 和彦
4限
8
ブライダルコーディネート
西田 淑子
4限
9
マーケティング論
今光 俊介
5限
10
民法・財産法Ⅰ
伊藤 裕
2限
11
【短大科目】 衛生学及び公衆衛生学
石川 拓次
2限
12
コーポレートストラテジー
于 鑫
3限
13
体力・トレーニング論
田中 利佳
月曜日
4限
3限
火曜日
14
英語学Ⅰ
松倉 信幸
3限
15
スポーツマネージメント
角田 和代
4限
16
【短大科目】 日本文化論
李 智基
4限
17
文化人類学Ⅰ
齋藤 千恵
4限
18
【短大科目】 音楽療法概論
鵜飼 久美子
1限
19
多国籍企業論Ⅰ
渡邉 聡
1限
20
【短大科目】 看護学Ⅰ
小川 真由子
2限
水曜日
21
異文化コミュニケーション論Ⅰ
齋藤 千恵
2限
22
地域研究・東南アジア/地域研究・東南アジアⅠ
木之内 秀彦
2限
23
【短大科目】 ペット概論
櫻井 秀樹
1限
24
観光文化・社会論/観光文化・社会論Ⅰ
齋藤 千恵
1限
25
授業公開生のための中国語初級Ⅰ
周 国龍
2限
26
言語学概論Ⅰ
松倉 信幸
2限
木曜日
27
授業公開生のための深ぼりレクチャー
細井 和彦
2限
28
旅行産業論
高嶋 重次
3限
29
データベース論
原 仁志
4限
30
【短大科目】 心理学
中山 真
5限
31
国際関係論/国際関係論Ⅰ
中野 潤三
1限
32
韓国語Ⅰ/韓国語Ⅰ-1
舟橋 宏代
1限
33
日本語教授法Ⅰ
桟敷 まゆみ
2限
34
【短大科目】 こころの癒しと音楽
鵜飼 久美子
2限
35
医学概論
石川 拓次
2限
36
政治学原論Ⅰ
木之内 秀彦
2限
金曜日
37
日本語学概論Ⅰ
舟橋 宏代
3限
38
【短大科目】 生活情報論
伊藤 康明
3限
39
中国語Ⅰ/中国語Ⅰ-1
周 国龍
3限
40
地域研究・アメリカ/アメリカの大衆文化
梅田 肇
3限
41
経済学総論/経済原論/経済原論Ⅰ
渡邉 聡
3限
42
国際経済事情Ⅰ/国際経済分析Ⅰ
渡邉 聡
4限
平成27年度前期
【大学科目
学年暦】
日
5
月
火
6 オリエンエーション(1年生)
4 12
月 19
予定表
7 学外研修(1年)
水
8 前期授業開始
木
金
① 9
① 10
①
13
① 14
① 15
② 16
② 17
②
20
② 21
② 22
③ 23
③ 24
③
26
27
③ 28
③ 29 昭和の日
30
④ 1
④
3 憲法記念日
4 みどりの日
6 振替休日
7
⑤ 8
⑤
10
11
④ 12
④ 13
④ 14
⑥ 15
⑥
18
⑤ 19
⑤ 20
⑤ 21
⑦ 22
⑦
24
25
⑥ 26
⑥ 27
⑥ 28
⑧ 29
⑧
31
1 (学園創立記念日) ⑦
2
⑦ 3
⑦ 4
⑨ 5
⑨
7
8
⑧ 9
⑧ 10
⑧ 11
⑩ 12
⑩
15
⑨ 16
⑨ 17
⑨ 18
⑪ 19
⑪
22
⑩ 23
⑩ 24
⑩ 25
28
29
⑪ 30
⑪ 1
⑪ 2
⑬ 3
⑬
5
6
⑫ 7
⑫ 8
⑫ 9
⑭ 10
⑭
13
⑬ 14
⑬ 15
⑬ 16
⑮ 17
⑮
20 海の日
⑭ 21
⑭ 22
⑭ 23
補講日
24 補講日
27
⑮ 28
⑮ 30
補講日
31 補講日
5
17
月
6 14
月 21
7 12
月 19
26
【短大科目
5
⑮ 29
前期授業終了
⑫
26
⑫
学年暦】
日
4 12
月 19
5 こどもの日
月
火
6 オリエンテーション
7 オリエンテーション
水
8
前期授業開始
木
金
① 9
① 10
①
13
① 14
① 15
② 16
② 17
②
20
② 21
② 22
③ 23
③ 24
③
26
27
③ 28
③ 29
30
④ 1
④
3 憲法記念日
4 みどりの日
7
⑤ 8
⑤
10
11
④ 12
④ 13
④ 14
⑥ 15
⑥
18
⑤ 19
⑤ 20
⑤ 21
⑦ 22
⑦
24
25
⑥ 26
31
1 (学園創立記念日) ⑦
7
5
17
月
5 こどもの日
昭和の日
6 振替休日
⑥ 27
⑥ 28
⑧ 29
⑧
2
⑦ 3
⑦ 4
⑨ 5
⑨
8
⑧ 9
⑧ 10
⑧ 11
⑩ 12
⑩
15
⑨ 16
⑨ 17
⑨ 18
⑪ 19
⑪
22
⑩ 23
⑩ 24
⑩ 25
28
29
⑪ 30
⑪ 1
⑪ 2
⑬ 3
⑬
5
6
⑫ 7
⑫ 8
⑫ 9
⑭ 10
⑭
13
⑬ 14
⑬ 15
⑬ 16
20 海の日
⑭ 21
⑭ 22
⑭ 23 補講日
24 補講日
27
⑮ 28
⑮ 30
31 補講日
6 14
月 21
7 12
月 19
26
⑮ 29
前期授業終了
⑫
補講日
26
⑫
⑮ 17
⑮
4.大学施設情報
○交流スペース
学生ホールに情報収集・交流の場を設けました。授業の合間、授業終了後など、交流にお使い下さい。
○図書館
一般開放しています。蔵書の館内閲覧、館外貸出、コピーなどのサービスが受けられます。研究室にある図書はご利用いただ
けません。図書は1度に3冊まで、2週間借り出せます。
開館時間 9:00~17:00
休 館 日
土・日・祝日・年末年始休み(12月27日~1月4日)
○学生食堂・売店
D棟2Fには、食堂と売店があります。ガラス張りのこの施設
からは、西側に鈴鹿山脈、東側に伊勢湾、北側に鈴鹿の街や鈴鹿
サーキットが一望できます。
◆売店は文房具、お菓子、ジュース等があり、食事や会話を
しながら眺められる鈴鹿のパノラマは、本学でも自慢のスポット
です。授業の合間のコミュニケーションの場としてご利用下さい。
営業時間
9:00~16:30
5.交通アクセス
■伊勢鉄道(第三セクター、津~四日市間)
中瀬古駅下車
徒歩10分
■近鉄
千里駅下車
徒歩25分
または三重交通バス7分(『太陽の街』行きに乗り『鈴鹿国際大学』下車)
■スクールバス
スクールバスは「近鉄千里駅西-大学」の運行を行います。無料で乗車できます。
(千里駅からの路線バス(三重交通)を利用される方は、通常料金の210円が必要です。)
■自家用車
学生駐車場をご利用ください。自家用車を利用される場合は申込書の「車両駐車許可願」を記入し申込み下さい。車両
駐車許可証を発行いたします。
6.授業内容一覧
1.社会学【短大科目】
【担当教員】 川又 俊則
【講義目的・内容】
社会学は、複雑な社会の諸問題を脱常識的で複眼的な思考により読み解く学問です。社会学の視点を学ぶことで、日常生活、
現代社会、社会問題について全体的な洞察力が養えます。パワーポイントを用いて、テキストと配布レジュメをもとに授業を
進めます。毎回の授業のなかで出される課題を解き、授業が理解できたかどうかを自分自身でも確認していきます。
「生活統計」
「ライフヒストリー」
「写真観察法」という3つの切り口で、社会的存在としての人間を理解し、他者と関わり、自分自身を見
つめ直す授業とします。言葉を暗記するのではなく、モノの見方を見つめ直すことに重点をおいています。とくにテキストを
使う回では、
「数字にだまされない」という意識が自然に身につくようにします。写真観察法においては、地域社会、三重県や
鈴鹿市の現況と課題なども考え、多文化共生の実態とあり方を見直し、地域貢献できるための視座も獲得できるようにします。
【到達目標】
・社会学というモノの見方を変える学問のことを他者に説明できる。
・一般社会で見かける「数字」にだまされない批判的な姿勢を持つことができる。
・自らの言葉で他者に何かを伝えられるようになる。
・自己もしくは他者の人生をまとめること、もしくは写真と表現によって社会現象を説明すること、以上ができることで社
会学的視座を持つことができる。
【授業計画】
1.ガイダンス:授業の説明(内容・スケジュール・文献・評価他)
2.複眼思考のすすめ+(テキストコラム1:ランキング)
3.テキスト第1章「グラフを使いこなそう――だまされていませんか?」+超高齢社会
4.地域社会学からみる現代――限界集落、買物難民、過疎過密
※三重県および鈴鹿市の現況を学びます。
5.準拠集団と複数の「私」+(テキストコラム2:量的調査と質的調査)
6.テキスト第2章「貯蓄1664万円の恐怖――3つの代表値」+表現あれこれ
7.ライフヒストリー――口述史、自分史、インタビュー
8.家族社会学からみる現代――結婚と離婚、主婦と主夫
9.テキスト第3章「25%は30%より上?――視聴率と誤差とサンプリング」+差別と私
10.社会学的視座――社会的ジレンマ、リスク社会、予言の自己成就
11.テキスト第4章「いじめ『ゼロ』のウソ――よく見る調査の問題点」+待機児童
12.役割葛藤と感情労働と脱病院化社会+(テキストコラム3:調査倫理)
13.マクドナルド化する社会――官僚制、公共性と親密性、ネットワーク
14.テキスト第5章「調査法の変遷――ランダムサンプリングからRDDへ」+記憶の社会学
15.まとめと教育社会学からみる現代――脱学校化社会、フリーター、教育の再生産
【テキスト】
川又俊則 『数字にだまされない生活統計』
北樹出版
2013年
¥2,100(後期『生活統計』でも利用)
2.ペットコミュニケーション学Ⅱ【短大科目】
【担当教員】
山越
哲生
【講義目的・概要】
犬とのコミュニケーションやエクササイズの基礎となる理論を理解するためには、学習理論や動物行動学、神経生理学の基
礎的知識の習得が重要です。実際の行動治療現場においてはこれらの知識を応用して治療を行います。本講義ではこれらの基
礎知識を学びます。
【到達目標】
・動物行動学や学習理論の基礎知識を理解する。
【授業計画】
1.犬と猫の行動学の基礎(1)動物行動学の歴史
2.犬と猫の行動学の基礎(2)発達行動学
3.犬と猫の行動学の基礎(3)コミュニケーション
4.犬と猫の行動学の基礎(4)社会行動
5.犬と猫の行動学の基礎(5)維持行動
6.学習理論の基礎(1)行動とは
7.学習理論の基礎(2)行動の随伴性
8.生得的行動 本能
馴化
9.古典的条件付け(1)獲得と消去
10.古典的条件付け(2)般化と刺激性制御
11.オペラント条件付け(1)随伴性
12.オペラント条件付け(2)強化と弱化
13.オペラント条件付け(3)消去と罰
14.犬の行動研究 認知研究
15.まとめ
【テキスト】
内田佳子・菊水健史 『犬と猫の行動学』
資料配布
学窓社
¥3,675(定価¥7,350)
3.ホスピタリティ論
【担当教員】
村瀬
慶紀
【講義目的・内容】
ホスピタリティは、営利・非営利の企業、組織、団体、さらには日常生活においても求められています。
本講義では、まず現代社会において、なぜホスピタリティが求められているのかについて説明を行います。
次に、ホスピタリティに関する用語の定義、歴史的背景ならびに現代的な解釈について理解したうえで、企業がホスピタ
リティを発揮するためのマネジメント方法について取り上げます。
講義の前半では、ホテル企業を対象に宿泊部門、料飲部門および宴会部門(一般的にはF&B(Food & Beverage)と呼ばれてい
ます)からなる接客サービス部門、さらにはマーケティング、人事労務、食材仕入、施設管理等からなる管理部門を取り上げ
ながら、ホスピタリティマネジメントの基礎理論について理解を深めます。
講義の後半は、飲食企業を対象にホスピタリティの実践に向けて、実態調査(レポート)に取り組んでもらいます。具体的
には、成功している企業もしくは失敗してしまった企業を選定し、その要因について文献、雑誌、インターネットを活用し
ながら受講者自身が調査・分析します。成果はクラス内で共有、議論をしていきます。
将来的には、受講生自身がホスピタリティを実践できるような知識と経験を習得することに加え、従業員がホスピタリテ
ィを醸成させるような仕組みづくりが検討できるように、企業で起きている実際のケースを取り入れながら進めていきます。
また、ホスピタリティ企業(またはそれに関連する企業)でご活躍されている方から講義をしていただくこともあります。
その場合、予定していた内容を変更したり、順番を入れ替える可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
【到達目標】
1. ホスピタリティに関する用語の定義、歴史的背景ならびに現代的解釈について理解を深めます。
2. ホスピタリティと従来のサービスの違いを理解したうえで、ホスピタリティの発揮するためのマネジメント手法について
習得します。
3. ホテル・飲食企業(一般的には「ホスピタリティ産業」といわれています)の業務知識、現代的な課題を把握したうえで、
ホスピタリティマネジメントを実践するための提案ができるようにします。
4. 財団法人日本ホテル教育センター「ホテルビジネス実務検定試験」の演習問題が解けるようにします。
5. 各自で問題意識を設定し、調査・分析し、成果をクラスメイトと議論できるようにします。
【授業計画】
1.イントロダクション:授業の進め方、ホスピタリティの定義、歴史的過程ならびに現代解釈
●「ホスピタリティ」と「サービス」の違いについて理解し、説明できるようにします。
2.企業に求められるホスピタリティとは何かを考える : 経済産業省「おもてなし企業100選」の事例から
●営利企業においてホスピタリティを実践するときは、どのようなマネジメント手法が必要なのか考えます。
3.ホテル企業の業務知識について理解を深める①:企業はいかにしてホスピタリティを発揮すればよいか
●宿泊部門(顧客、収益、予約管理、宿泊部門管理者の業務と役割)の具体的業務について学習します。
4.ホテル企業の業務知識について理解を深める②:企業はいかにしてホスピタリティを発揮すればよいのか。
●料飲・宴会部門(売上、原価、衛生管理、料飲・宴会部門管理者の業務と役割)の具体的業務について学習します。
5.ホテル企業の業務知識について理解を深める③:企業はいかにしてホスピタリティを発揮すればよいのか。
●マーケティング部門(目標、業績管理と部門管理者の業務と役割)の具体的業務について学習します。
6.ホテル企業の業務知識について理解を深める④:企業はいかにしてホスピタリティを発揮すればよいのか。
●人事労務部門(採用、雇用、賃金管理、人事労務部門管理者の業務と役割)の具体的業務について学習します。
7.ホテル企業の業務知識について理解を深める⑤:企業はいかにしてホスピタリティを発揮すればよいのか。
●会計・財務部門(会計、財務管理、会計・財務部門管理者の業務と役割)の具体的業務について学習します。
8.修士論文もしくは課題研究の進捗状況報告
●各自が自分の研究活動について報告し、文献の収集方法、論文の表現方法、調査・分析手法等について指導します。
9.ホスピタリティマネジメントの実践例: ケーススタディ①
●プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選35年連続日本一を達成した「加賀屋」のホスピタリティについて理解を深めます。
10.成功する企業・失敗する企業の見分け方は?/調査方法の説明
●特に「潰れる企業みられる共通項」について文献を参考にしながら検討していきます。
11.ホスピタリティマネジメントの基礎理論①
●ホスピタリティをサイエンスからアプローチする方法について紹介していきます。
12.ホスピタリティマネジメントの基礎理論②
●苦情処理、リレーションシップ、適正な価格設定等をはじめとするホスピタリティ産業の現代的課題について考えます。
13.ホスピタリティマネジメントの実践例: ケーススタディ②
●地域に密着し、高い医療サービスを提供してきた「亀田メディカルセンター」のホスピタリティについて理解を深めます。
14.調査結果の発表(グループワーク)
●クラスメイトの調査内容を共有しながら、成功する企業・失敗する企業の要因について探ります。
15.21世紀におけるホスピタリティマネジメントの展望と課題 (授業のまとめ)
【テキスト】
1.授業レジュメを配布します。原則的に教員が印刷します。
2.テーマによってはDVD教材をはじめ、視聴覚教材の利用を予定しています。
3.毎回、簡単なミニレポートを実施する予定です。
4.ホテルマネジメント/ホテルマネジメントⅠ
【担当教員】 西田
淑子
【講義目的・内容】
観光先進国として国際社会での日本の立場は、東京オリンピックの開催によってその重要性が証明された。今後は外資系も加
えた新規開業ホテルは加速的に増加する見込みであり、観光業界でのホテル産業の役割はますます重要になる。これまでのホテ
ル業とさらに旅館業の宿泊産業界で必要とされる、国際的な見地に基づいた広い視野で、様々な状況に対応できる科学的な応用
力で、未来を見据えた世界水準の観光力の向上のため、産業界で活用できる能力を発揮できることを目指す。授業ではアイディ
アの交換を推奨し、運営における基本的な事項とマネジメントの基本的な事項について学習し、演習的な内容と視覚媒体の使用
を含みます。
【到達目標】
宿泊産業界で実践することを考慮し、各項目について基礎的な知識の習得と考え方を構築します。これまでの常識を疑い、
必要に応じて新しい可能性を創造する事が一つの目標です。
【授業計画】
1.宿泊業の役割
ホテルビジネスに関する知識の習得と、サービス・ホスピタリティに関する事例考察と意見交換、視聴覚資料による学習。宿
泊産業が社会における役割について考えます。宿泊産業に関わる意味を見つけることが出来ます。
2.客室の構造と管理
ホテルビジネスに関する知識の習得と、サービス・ホスピタリティに関する事例考察と意見交換、視聴覚資料による学習。客
室の構造、構成、メンテナンスについて学びます。施設管理の重要性について知る事が出来ます。
3.受付と接遇
ホテルビジネスに関する知識の習得と、サービス・ホスピタリティに関する事例考察と意見交換、視聴覚資料による学習。フ
ロントとフロントサービス業務を学びます。素早い判断と行動の必要性が分かります。
4.宿泊管理(稼働)
ホテルビジネスに関する知識の習得と、サービス・ホスピタリティに関する事例考察と意見交換、視聴覚資料による学習。宿
泊予約業務と稼動のコントロールを学びます。情報収集による予測の必要性が分かります。
5.宿泊管理(契約)
ホテルビジネスに関する知識の習得と、サービス・ホスピタリティに関する事例考察と意見交換、視聴覚資料による学習。宿
泊は契約であることを学びます。運営、接客の方向性を明確にします。
6.宿泊管理(機会)
ホテルビジネスに関する知識の習得と、サービス・ホスピタリティに関する事例考察と意見交換、視聴覚資料による学習。時
間の配分が商品であることを学びます。時間管理が売り上げに影響することが分かります。
7.レストラン運営
ホテルビジネスに関する知識の習得と、サービス・ホスピタリティに関する事例考察と意見交換、視聴覚資料による学習。レ
ストラン・サービスに重要な要素を学びます。普段の外食の時に、サービスについて気に掛けることが出来ます。
8.飲料サービス
ホテルビジネスに関する知識の習得と、サービス・ホスピタリティに関する事例考察と意見交換、視聴覚資料による学習。お
いしさを伝える方法を学びます。積極的なサービスの重要性を知ることが出来ます。
9.宴会と企画
ホテルビジネスに関する知識の習得と、サービス・ホスピタリティに関する事例考察と意見交換、視聴覚資料による学習。ホ
テルでの宴会の特殊性と柔軟性を学びます。創造力を発揮することで、あらゆることが可能だと知る事が出来ます。
10.調理部門
ホテルビジネスに関する知識の習得と、サービス・ホスピタリティに関する事例考察と意見交換、視聴覚資料による学習。調
理部門の業務について学習します。ホテルと旅館は、宿泊と料理が主力商品であることが分かります。
11.防災
ホテルビジネスに関する知識の習得と、サービス・ホスピタリティに関する事例考察と意見交換、視聴覚資料による学習。防
災意識を高めます。ホテルでは安全が絶対条件であることを知ります。
12.マーケティング(施設)
ホテルビジネスに関する知識の習得と、サービス・ホスピタリティに関する事例考察と意見交換、視聴覚資料による学習。ホ
テル旅館の特徴を明確にする重要性を学びます。ホテル旅館の個性がゲストを招くことを知ることが出来ます。
13.マーケティング(環境)
ホテルビジネスに関する知識の習得と、サービス・ホスピタリティに関する事例考察と意見交換、視聴覚資料による学習。周
辺環境と宿泊産業は一体であることを学びます。周辺環境に対して意識をすることが出来ます。
14.ホスピタリティ・サービス
ホテルビジネスに関する知識の習得と、サービス・ホスピタリティに関する事例考察と意見交換、視聴覚資料による学習。宿
泊産業はハードとソフトのバランスが重要であることを学びます。宿泊業はとても興味深い仕事であることを知ることが出来
ます。
15.宿泊産業界
これまでの学習の成果の確認と総括。宿泊産業の役割をより明確に考えます。今後の宿泊産業の発展について重要な要件に気
付き始めます。
【テキスト】
授業で毎回テーマに応じて配布します。
5.ペット生活論【短大科目】
【担当教員】
山越
哲生
【講義目的・内容】
コンパニオン・アニマル(伴侶動物)として犬を飼う人が増え、人との関係も科学的・人道的視点から見直されています。
コンパニオン・アニマルをとりまく現在の社会状況を把握し、
「犬と暮らすための知識」を習得し、
「人と犬とが安全・快適
に共生できる社会」とはどのようなものなのかを考えることが本講義の目的です。
犬を飼う全ての人に知っていただきたい内容です。犬に関連する職業に就く人にとっても必須です。
【到達目標】
・犬を取り巻く社会環境を理解する
・犬を飼うための基礎知識を習得する
【授業計画】
1.現代の家庭犬(ゲストスピーカー)
2.犬のからだと能力(1)
3.犬のからだと能力(2)
4.犬の習性
5.犬育ての基礎(1)パピークラス
6.犬育ての基礎(2)
「犬育て」の目的
7.犬育ての基礎(3)犬の学習
8.犬育ての基礎(4)コミュニケーションチェック
9.犬育ての基礎(5)犬との生活
10.法律
11.倫理と犬具
12.犬種特性
13.ペットロス
14.動物の福祉
15.動物介在教育
【テキスト】
適宜授業にて配布
6.授業公開生のための水を巡るセミナー(シルクロード編)
【担当教員】
富田
寿代
【講義目的・内容】
中国〜トルコを繋ぐシルクロードは、大部分がユーラシア大陸の乾燥地域に位置し、ここに暮らす人々は水を無駄にしな
い生活をしています。雨水、穀雨、梅雨、夕立、時雨、
、
、水に馴染み溶け込んできた我々にとって、当たり前のこと、驚きの
工夫さまざまです。
このセミナーでは水を巡る色々な疑問を解決していきます。カレーズ、マンボ、水争い・・“たかが水、されど水”
、午後の
一時、まったりと水談義に花を咲かせましょう。
【授業計画】
1.ガイダンス
2.水の成分・水の味
3.おいしい水
4.安心な水・安全な水
5.生水を飲む文化
6.お茶の文化
7.料理の文化
8.酒の文化
9.トイレの文化
10.排水口のない台所
11.味のあるシャワーと沙漠の噴水
12.赤い湧水と塩の湖
13.ハミウリとスイカと香菜
14.水を求めて移動する町
15.まとめ
【テキスト】
毎回、プリントやVTRを用意するのでテキストは使わない。
7.地域研究・東アジア/地域研究・中国Ⅰ
【担当教員】
細井
和彦
【講義目的・内容】
現在、日本の隣国には海を隔てて「中華人民共和国」が存在する。1949年の建国であるから、人間にたとえればすでに定
年、第二の人生を謳歌するはずである。世界の工場と言われて久しく、世界的に経済的地位が向上しており、経済成長は成熟
期に入ったと言われる。1978年以降、改革開放政策を実行し、30年後の2008年には北京オリンピックを開催し、2010年には上
海万国博覧会、広州でアジア大会を開催した。沿海部諸都市を中心にした経済的発展には目覚ましいものがある。中国はすで
に「世界的な大国」である。我々にとって隣国である中国との距離は「一衣帯水」と言われる非常に親密な関係の時期もあっ
た。卑弥呼、聖徳太子、足利義満、徳川家康等の日本の為政者たちは、中国王朝に使節を派遣し朝貢関係を結び、册封により
自己の権威を高め、交易による利益も手中にしたのだった。19世紀後半から20世紀初頭には、数千人の中国人留学生が荒波を
越えて日本で近代化のエッセンスを学んだし、日本からも日本人教習が海を渡り教育に赴いた。ところが、20世紀の前半には
戦火を交え両国関係に不幸な時期が到来した。総じて日中関係は単純ではない。近いが故に表面だけ見ればほぼ同じだと思っ
てしまう。ここから「誤解」
、
「甘え」
、
「対抗意識」等、マイナス要因が存在しやすい。現在、国境の壁は低くなり、日中間の
「ヒト」
、
「モノ」
、
「カネ」の往来は年々高まっている。一方で、日本で報道される中国情報は両極端であり、ステレオタイプ
の展開が多い。本講義では、現在の「中国」を理解するために必要な基本的知識を学び、より客観的に「中国」を理解可能に
する一助としたい。講義の中で、多民族国家である中国で多文化共生がどのように実施されているのか、地域社会をどのよう
に運営しているのかについて考えたい。三重県や鈴鹿市の地域社会の現状も対比しながら、受講生と一緒に考えてみたい。
【到達目標】
受講を通じて、以下の項目を達成できるようにしたいと考えている。
1.中国理解に必須の基本情報を覚えてしまう(ただし暗記することは推奨しない)
。例えば、地理・歴史の展開・著名人の
事績・政治
経済の仕組み・文化等は必須知識である。
2.毎回受講内容に関する問題を提起してそれに回答してもらう。そうして受講内容の理解を深めるようにするので、講義内
容の理解に努めること。
3.中国関連のマスコミ報道には裏と表があることを理解する。この作業を通じて、報道される事実を感情的なはなく、客観
視できるようにする。
4.上記の作業(1から3)を通じて、全般的な中国認識を深め、受講後も継続した独自学習が可能なように文献などの紹介を
する。
【授業計画】
1.導入-授業全般の内容および諸注意事項の説明-シラバスの補足説明を中心として
2.現代中国理解のための地理・歴史・文化概念(1)-中国史は王朝交替の歴史である
3.現代中国理解のための地理・歴史・文化概念(2)-「首都」と「みやこ」の変遷を考える
4.現代中国理解のための地理・歴史・文化概念(3)-「領土」
「領域」の変遷から見た中国の拡大
5.現代中国理解のための地理・歴史・文化概念(4)-「人口」の増減を歴史的に考察する
6.政治制度の枠組み-秦始皇帝による皇帝制度の創出と統治の仕組み
7.政治を支える人々-官僚・吏・幕僚
8.経済を支える人々-農民・商人
9.中国と日本の類似と相似-「和食」と「中華(料理)
」からの考察
10.中国の伝統文化-「衣装」
「住居」
「年中行事
11.中国人の「信仰」-「儒教」
「道教」
「仏教」と「共産主義」
12.中国人の出世の手段-現在から振り返る「科挙」試験制度
13.現代中国で発生している社会問題-「格差」問題、農民(土地)問題、環境問題
14.周辺諸国から見た中国と中国人-朝鮮半島・日本・ヴェトナム・カンボジア・タイ等の東南アジア諸国
15.講義全体のまとめ-担当者からのポイントの提示と受講生の意見発表
【テキスト】 テキスト:使用しない。補足資料などはプリントして配布する。
【参考文献】
三田村泰助『黄土を拓いた人々』
(生活の世界歴史2)
(河出書房新社・1991年)
竹内実『新版
中国の思想
竹内実『中国という世界
伝統と現代』
(NHKブックス・1997年)
人・風土・近代』
(岩波新書1174・2009年)
一読を勧める。他は必要に応じて、講義中に紹介することにする。
8.ブライダルコーディネート
【担当教員】
西田
淑子
【講義目的・内容】
人生儀礼のうちでもっとも華やかで最高のお祝いとされる婚礼ビジネスは、幅広い知識と技能によって、独創的な結婚式を
実現できる機会が増えてきています。本講座は、ビジネスにおいて、婚礼宴会が開催されるまでの過程に沿って、ユニークで
個性的なブライダルコーディネートの考え方とその方法を学ぶための講座です。VTR視聴と意見交換等によって、企画力を発揮
することは容易であることを学びます。従来の考え方から自由になって、新しい市場を構築する可能性を探ります。
【到達目標】
実際の婚礼宴会の過程を実現することが目標です。それによって基本を理解し、創造性を発揮することが出来るよう
になります。また国際的な習慣の差異を知り、冠婚葬祭における文化の違いについて理解をします。
【授業計画】
1.ブライダルの定義 ブライダルコーディネートに関する知識の習得と事例考察と意見交換、視聴覚資料による学習。結
婚式を行う目的について考察します。目的を明らかにすることによって意味を見出すことができます。
2.挙式の種類 ブライダルコーディネートに関する知識の習得と事例考察と意見交換、視聴覚資料による学習。儀式とし
ての挙式の種類と進行を学びます。進行のプロセスを知る事で応用が出来る様になります。
3.日程の決定 ブライダルコーディネートに関する知識の習得と事例考察と意見交換、視聴覚資料による学習。日程を決
定する基準について学びます。暦に関する知識を習得することが出来ます。
4.ブライダルイメージ ブライダルコーディネートに重要なイメージ戦略についての実習を行います。ブライダルに関す
るイメージを明らかにします。明確なイメージは今後の進行をさらに楽にすることが出来ます。
5.世界の婚礼
ブライダルコーディネートに関する知識の習得と事例考察と意見交換、視聴覚資料による学習。世界の様々な婚礼について学
びます。様々なアイディアの基礎とすることが出来ます。
6.日本の婚礼
ブライダルコーディネートに関する知識の習得と事例考察と意見交換、視聴覚資料による学習。日本の伝統的な婚礼について
学びます。伝統の美しさや良さを知ることが出来ます。
7.婚礼衣装
ブライダルコーディネートに関する知識の習得と事例考察と意見交換、視聴覚資料による学習。婚礼衣装の種類について学び
ます。婚礼衣装の意味の意味について知ることが出来ます。
8.結婚式の準備
ブライダルコーディネートに関する知識の習得と事例考察と意見交換、視聴覚資料による学習。準備における打ち合わせにつ
いて学びます。結婚式までの過程を知ることが出来ます。
9.披露宴
ブライダルコーディネートに関する知識の習得と事例考察と意見交換、視聴覚資料による学習。披露宴の内容と進行のプロセ
スについて学びます。プロセスを知る事によって応用が自由自在に出来ます。
10.結婚式の値段
ブライダルコーディネートに関する知識の習得と事例考察と意見交換、視聴覚資料による学習。結婚式に必要な費用について
学びます。効果的なお金の配分が分かります。
11.お祝い金
ブライダルコーディネートに関する知識の習得と事例考察と意見交換、水引の実習にによる学習。金封についての習慣と意味
を学びます。日本の伝統の水引が身近になります。
12.ブライダル市場の現状
ブライダルコーディネートに関する知識の習得と事例考察と意見交換、視聴覚資料による学習。ブライダル市場の現状をグラ
フの作成によって把握します。今後の動向についての考え方が分かります。
13.世界の葬式
世界の葬式に関する知識の習得と事例考察と意見交換、視聴覚資料による学習。今後増えているであろう葬式について、ブラ
イダルコーディネートに関する知識の応用を学びます。人生儀礼全般について知る事が出来ます。
14.日本の葬式
日本葬式に関する知識の習得と事例考察と意見交換、視聴覚資料による学習。今後増えているであろう葬式について、ブライ
ダルコーディネートに関する知識の応用を学びます。ブライダルコーディネートの知識や技能を役立たせることが出来ます。
15 .冠婚葬祭 これまでの学習の成果の確認と総括。ブライダルコーディネートの役割をより明確に考えます。今後のブラ
イダル業界の発展について重要な要件に気付き始めます。
【テキスト】
授業で毎回テーマに応じて配布します。
9.マーケティング論
【担当教員】
今光
俊介
【講義目的・概要】
企業は、自社が扱うモノやサービスの売り上げを伸ばすために、あらゆる努力を行っています。マーケティングとは、その
ような「売れる仕組みづくりや仕掛けづくり」に関わる取り組みを指します。
本講義では、マーケティングの基本的な概念と発想法を学びます。また、サービス・マーケティング、地域マーケティング、
医療マーケティングなどの、現代社会において必要不可欠なマーケティング活動についても学習します。
【到達目標】
・マーケティングの基本戦略の習得
・企業の経営活動におけるマーケティングの位置づけの理解
・マーケティング戦略の構築プロセスの理解
【授業計画】
1.製品戦略ー製品コンセプトと製品開発ー
2.製品戦略ーパッケージングー
3.価格戦略ー新しい高価格戦略ー
4.価格戦略ー新しい低価格戦略ー
5.経路戦略ーインターネット販売と人的販売ー
6.販売促進戦略ーブランド・コミュニケーションー
7.サービス・マーケティング
8.地域マーケティング
9.貿易マーケティング
10.医療マーケティング
11.商業の存立根拠
12.卸売業
13.小売業
14.小売業の国際化
15.総括
【テキスト】
伊部泰弘・今光俊介・松井温文編著『現代のマーケティングと商業』五絃舎
10.民法・財産法Ⅰ
【担当教員】
伊藤裕
【講義目的・内容】
民法は私法の基礎法であり、その規定内容は経済取引関係の法を理解するには必須のものである。また市民生活の基礎法
として日常生活に密着した法律であり、消費者・生活者は是非ともその内容を知っておきたいものである。民法Ⅰ・Ⅱの授
業を通してこのような民法の全体像と財産法規定の概説をするが、細切れの知識を覚えるのではなく、民法の基本概念・用
語を正しく理解してさまざまな実際の法的問題に対応できる分析力、思考力を身につけることを目的とする。
Ⅰでは、権利の主体・客体、意思表示、代理、時効といった民法総則編の基本的概念を詳述し、物権編で物の直接的支配
権たる物権の性質および種類を解説する。予習・復習を徹底させるため、課題の提出のほか適宜、小テストを実施する。
【到達目標】
1.民法がなぜ民法と呼ばれるのかという点から出発して、市民社会の理念と市民社会法の基本構造を理解する。
2.民法総則編の基本概念を正しく理解する。(例、制限行為能力者制度の意義と必要性)
3.民法が規定する法律効果を体系的に理解し説明できるようにする。(例、無効と取消)
4.具体的事例に即して、問題の発見、分析、評価ができるようにする。(例、詐欺的商法)
【授業計画】
1.権利の体系としての民法
民法の全体像
2.権利の主体
「人」
(自然人と法人)
3.権利の客体
「物」の種類
4.3つの能力
制限行為能力者制度
5.法律行為・意思表示
法律効果発生のメカニズム
6.不完全な意思表示
意思と表示の不一致、瑕疵ある意思表示
7.他人による法律行為1
代理の基本構造(有権代理)
8.他人による法律行為2
無権代理、表見代理
9.法律行為の附款
条件と期限
10.時の経過と法律関係1
時効制度-取得時効
11.時の経過と法律関係2
時効制度-消滅時効
12.物権総説
物権の種類-本権と虚権
13.占有権の効果
動産の即時取得
14.土地所有権と相隣関係
隣接する土地・建物をめぐる権利関係の調整
15.用益物権
用益物権の意義、賃借権・相隣関係との違い
【テキスト】
(必携)
新保義隆著『入門map 民法』早稲田経営出版
1,944円
従来のテキストでも理解できていない履修者が多かったので、昨年から初学者向けのより平易で簡潔な内容のテキストに変
えた。
11.衛生学及び公衆衛生学【短大科目】
【担当教員】
石川
拓次
【講義目的・概要】
今日の我が国では、社会環境をはじめ、さまざまな分野でめまぐるしい変化が進行している。これに伴って疾病や死亡の原
因の構造も変化している。少子高齢化社会において養護教諭には、学校保健者としての幅広い知識が要求される。本講義では、
健康と社会及び環境とのかかわりを正しく理解できるように今日的な話題を取り入れて解説する。
【到達目標】
・公衆衛生の役割を理解し、その重要性を理解する。
・保健統計から感染症、生活習慣病、環境衛生、福祉について理解する。
【授業計画】
1.公衆衛生学とは
2.保健統計1
3.保健統計2
4.疫学
5.疾病予防と健康管理1
6.疾病予防と健康管理2
7.疾病予防と健康管理3
8.環境保健1
9.環境保健2
10.衛生動物、衛生害虫
11.母子保健
12.老人保健
13.学校保健
14.国際保健医療
15.保健医療福祉の制度と法規
16.学期末筆記試験
【テキスト】
辻一郎・小山洋編
『シンプル衛生公衆衛生学2015』
南江堂
¥2,520
12.コーポレートストラテジー
【担当教員】
于
鑫
【講義目的・概要】
コーポレートストラテジー、つまり経営戦略は、会社の長期的な成長につながる。アマゾンは2003年以前、赤字状態がずっ
と続いていたが、しかしそれ以降、大きな利益を獲得でき、長期的な持続性を持つ会社の好例である。マイケル・ポーター等
の経営戦略研究者からみれば、何故、アマゾンができたのか。そして何故、長期的な持続性を持たない会社は存在するのか。
この講義は、理論と実例を融合して学生に、経営戦略の核心的な考え方を教える。
【到達目標】
本講義の学生は、
「成長の持続性(sustainability)がある経営戦略はどんな特徴をもつのか」について勉強する。特に、以
下のことを学ぶ。
1.持続的に成長ができないまたは潰れた会社はどんな経営ミスを起こしたのか。
2.長期的な成長を達成できた会社またはV字回復ができた会社は、どんな努力をしたのか。
3.市場変動が激しい中、将来に向けて戦略をどう構築するのか。
最後に、本講義は、経営戦略を勉強する意欲と面白さを、学生に伝える。
【授業計画】
1.経営戦略とは
2.差別化戦略
3.規模の経済性と範囲の経済性
4.市場の不確実性とマーケティング・リサーチのトラブル
5.参入障壁とビジネスシステムⅠ:トヨタと 711
6.ビジネスシステムⅡ:IKEA と Southwest
7.ビジネスシステムⅢ:ワールドと Gap
8.市場細分化とイノベーションマネジメント
9.ベンチャービジネスと産官学の連携
10.産業ライフサイクル
11.事業多角化Ⅰ:基本概念
12.事業多角化Ⅱ:PPM
13.BtoB リレーションシップの構築
14.国際化戦略
15.まとめ
【テキスト】
適宜、必要な資料は配布します。
13.体力・トレーニング論
【担当教員】
田中
利佳
【講義目的・内容】
身体のしくみを理解し、トレーニング基礎理論や方法を学び、実践に生かすことを目的とする。
個人がトレーニングを行うことの目的は一つではないことを理解し、年齢や性別の異なる対象によって、トレーニング計画
の内容を変える必要があることを理解する。
【到達目標】
体力について正しい知識を持ち、トレーニングの基礎理論を習得する
個人によって異なるトレーニングの目的や、年齢及び性別などを考え、対象にあわせたトレーニングを計画することができ
るようになることを目標とする。
【授業計画】
1.ガイダンス
2.体力とは
3.トレーニングの概論
4.トレーニングの進め方・トレーニングの原理・原則
5.トレーニングの進め方・トレーニングの処方
6.トレーニングの種類・形態別分類
7.トレーニングの種類・体力要素による分類
8.持久力からみたトレーニング計画
9.発育発達からみたトレーニング計画①
10.発育発達からみたトレーニング計画②
11.筋力からみたトレーニング計画
12.敏捷性・柔軟性からみたトレーニング計画
13.トレーニングの期分け
14.環境とトレーニング
15.トレーニング計画・まとめ
【テキスト】
必要に応じて適宜プリント配布する。
14.英語学Ⅰ
【担当教員】
松倉
信幸
【講義目的・内容】
英語学と一般言語学の研究成果をふまえて、英語の構造や特徴について、英語学の基礎知識を押さえながら英語の具体的な
例を通して学ぶ。前期はさまざまな資料を用いて、英語の歴史について学ぶ。
【到達目標】
1.古英語・中英語・近代英語について、各々の時代背景および主要文学作品について説明できる。
2.英語における総合的言語から分析的言語への変化に見られる特徴について説明できる。
3.英語に見られるつづり字の不規則性、およびアメリカ英語とイギリス英語のつづり、発音、および文法の違いについて
説明できる。
【授業計画】
1.Introduction と英語の辞書(1)
2.英語の辞書(2)
3.英語の歴史(1)
4.英語の歴史(2)
5.英語の歴史(3)
6.音声学(1)
7.音声学(2)
8.形態論(1)
9.形態論(2)
10.語法と誤用(1)
11.語法と誤用(2)
12.統語論(1)
13.統語論(2)
14.統語論(3)
15.まとめ
【テキスト】
テキスト:松倉信幸・藤田崇夫著『英語学の世界にようこそ』朝日出版社
15.スポーツマネージメント
【担当教員】
角田
和代
【講義目的・内容】
スポーツ事業(人間とスポーツとを結びつける事業)を提供するスポーツ組織(経営体)のマネジメント(経営管理)の
基礎理論を講義する。そして、スポーツ組織は構成する人々の協働システムと捉えられ、組織成果を高める効果的なマネジ
メントの視点が獲得される。
【到達目標】
スポーツ組織の成果がそのマネジメントによって規定されることが、理解される。そして、獲得したスポーツマネジメン
トの知見がスポーツ組織(チームなど)の運営に実際に応用できる。
【授業計画】
1.オリエンテーション (マネジメントとは?)
2.組織のマネジメント(スポーツ組織の運営)
1)組織構造
2)計画と統制
3.3)インセンテイブシステム
4.環境と組織のマネジメント
1)市場における競争戦略
5.2)矛盾と発展
6.スポーツ事業 の計画・運営・評価
1)エリアサービス
7.2)プログラムサービス
8.3)クラブサービス
9.4)観るスポーツサービス
10.クラブマネジャーの役割
11.2)論理的思考・判断能力
1)クラブマネジャーに求められる能力
3)コミュニケーション能力
12.4)マーケティング・戦略立案能力
13.5)人材・組織のマネジメント力
14.6)財務経理能力 7)事務処理・運営能力
15.まとめ
【テキスト】
市野聖治 「スポーツチームの知識創造」
スキージャーナル社
16.日本文化論【短大科目】
【担当教員】
李
智基
【講義目的・内容】
日本及び海外の文化・社会を学ぶ講義となる。世界の中の日本という視点として自文化を比較的に見ることができること
は、非常に重要である。日本の文化を相対的眺める視点を育むとともに、他の国の文化・社会への理解を深めるために、宗教、
民俗、社会のさまざまな文化現象を踏まえて学ぶことにする。
【到達目標】
・日本及び世界の文化現象について理解を深め、社会問題・国際問題の背景を理解する
【授業計画】
1.ガイダンス
2.日本と世界
3.世界宗教としてのキリスト教
4.イスラムの「近代」
5.仏教の過去と現在
6.倫理・道徳
7.子育て事情
8.さまざまな民俗
9.家族観
10.国際結婚
11.国際的な人材移動
12.ODA と海外援助
13.外国から見た日本の憲法
14.外から見た日本―サムライ
15.まとめ
【テキスト】
適宜プリントなどを配布する。
17.文化人類学Ⅰ
【担当教員】
齋藤
千恵
【講義目的・内容】
本学を取り巻く地域社会は、国際色豊かな社会である。この社会の一員として、我々は文化の多様性を認識すると共に、
異文化を尊重する姿勢を持つことが期待される。本講義は、異文化理解の学問として知られる文化人類学を学ぶことを通し
て、こうした柔軟性を身につけることを目的とする。我々にとって、自文化はしばしば空気のようなものであり、あっても
気が付かないことが多い。この講義を通して、自分が持っている価値観を含む自文化を再認識し、一方で異文化を理解する
ことを目指す。最終的には、多様な文化を持つ人々が平等に生きることができる社会を形成するにはどうしたらいいかとい
うことを考えることを目的とする。
【到達目標】
①社会・文化人類学の基本的概念を理解する。
②文化や社会の多様性を具体例を挙げ説明できる。
③社会における文化の重要性を具体例を挙げ論じることができる。
④自民族中心主義や自文化中心主義と文化相対主義の違いを理解し、地域社会、自国内、国際社会といった多様な文化が存
在する社会を理解する視点を持つことができる。
⑤異文化を理解しようとする姿勢を持つ。
【授業計画】
1.イントロダクション:文化人類学とは?
2.文化とは?
3.多文化が存在する地域:三重県
4.三重県の多文化共生の事例
5.多文化共生策を考える
6.文化の概念①
7.文化の概念②
8.ジェンダー
9.宗教
10.自分の価値観を発見しよう
11.自分の文化を表現してみよう
12.文化の多様性を理解する
13.文化の相違に基づく不平等
14.多様な文化を持つ人々が平等な関係を形成する社会を創るには?
15.まとめ
【テキスト】
授業にて指示する。
18.音楽療法概論【短大科目】
【担当教員】
鵜飼
久美子
【講義目的・内容】
日本における音楽療法は、近年になって社会的に認知されてきており、同時に臨床現場も福祉施設、病院、学校など増加し
つつある。この講義では、定義や歴史的背景から対象者ごとの音楽療法、さらに音楽療法士の資質・倫理観にもふれながら音
楽療法の概観を学ぶ。
【到達目標】
1.音楽療法の概観について理解する。
2.音楽が持つ機能を理解することて、音楽療法での効果的な使い方を知る。
3.音楽療法が、どのような対象者に対して実践されているか知る。
【授業計画】
1.音楽療法の概観
2.音楽療法の定義
3.音楽療法の歴史
4.音楽の特性
5.音楽療法の原理
6.音楽療法の治療過程
7.音楽療法のアセスメント
8.音楽療法の目標
9.音楽療法の計画・プログラム
10.音楽療法の実践法1
11.音楽療法の実践法2
12.音楽療法の実践法3
13.音楽療法の記録の書き方・評価法
14.音楽療法士の倫理観・資質
15.まとめ グループディスカッションまとめ
【テキスト】
テキストは、担当講師が準備し配布する。
グループディスカッション
19.多国籍企業論Ⅰ
【担当教員】
渡邉
聡
【講義目的・内容】
グローバリゼーション(経済のグローバル化)は「ヒト・モノ・カネの国境を越えた移動」と定義できるが、その機能を果
たす主役は企業、特に現代において多国籍企業と呼ばれる企業です。多国籍企業は決して我々から縁遠い存在ではなく、街中
のいたるところで存在し、身近な就職先です。また、多国籍企業は決して新しいものではなく、17世紀イギリス・オランダの
「東インド会社」を先例に、古い歴史を持ちます。この400年ほどの世界史は多国籍企業を媒介した交易(と資源獲得競争)の
歴史と言い換えてもよいかもしれません。
多国籍企業の歴史、経営戦略や経営組織、また企業を取り巻く経営環境を知ることは、現在我々が置かれている「グローバ
ル経済の主役」の実情とその背景を知ることになります。
この講義は、多国籍企業とはどのような企業であるかを歴史的な経緯を踏まえながら、経営組織の特徴や経営環境の特徴を
明らかにします。また多国籍企業の経営戦略・マーケティング戦略などを考察します。さらには、日本の多国籍企業、特に東
海地方に本社に置く地域企業の中から代表的な多国籍企業の経営戦略をケーススタディとして考えます。
このほか新聞記事を使いながら、多国籍企業の現在を知りつつ、そこにどのような経営環境と経営戦略があるのかをディス
カッションしていきます。
【到達目標】
(1)多国籍企業の歴史的変遷・経営戦略・経営組織・マーケティングなど多角的に見ることで、グローバリゼーションが
進む中での企業の役割を理解する。
(2)多国籍企業のケーススタディを通じて、企業の実態を理解し、企業研究・自己適性など就職活動における職業選択の
判断材料となる知識を修得する。
(3)講義内でのディスカッションと考察レポートの作成を通じて、自主的な課題設定能力と問題解決のための努力を習慣
づけるようにする
【授業計画】
1.イントロダクション:講義の進め方、多国籍企業とは
2.なぜ今、多国籍企業が重要か:グローバリゼーションと国際経営
3.多国籍企業の歴史的展開(1)
:第二次大戦以前
4.多国籍企業の歴史的展開(2)
:1950 年代から現在
5.日本の多国籍企業の歴史的展開
6.多国籍企業のマーケティング戦略(1)
:輸出事業
7.多国籍企業のマーケティング戦略(2)
:国際調達とサプライチェーン・マネジメント
8.海外生産(1)
:生産拠点のグローバル展開
9.海外生産(2)
:モジュール生産と日本型経営
10.技術移転と海外研究開発(1)
:技術の海外移転
11.技術移転と海外研究開発(2)
:海外研究開発
12.多国籍企業のマネジメント(1)
13.多国籍企業のマネジメント(2)
14.ケーススタディ:東海地方の多国籍企業
15.まとめ
【テキスト】
毎回講義資料を配布するが、以下の参考書に目を通しておくことが望ましい。
ジェフリー・ジョーンズ (著), 安室 憲一 (翻訳), 梅野 巨利 (翻訳) (2007)『国際経営講義―多国籍企業とグローバル資
本主義』有斐閣(ISBN-10: 4641162816), ¥ 3,990
吉原 英樹(2011)『国際経営 第3版』有斐閣アルマ(ISBN-10: 4641124337), ¥ 2,100
20.看護学Ⅰ【短大科目】
【担当教員】
小川
真由子
【講義目的・内容】
看護学は養護活動の基礎学問として重要な役割を占めている。看護学Ⅰでは、看護理論や基礎知識のみでなく、地域保健と
の連携や障害のある子どもの理解と看護など広範囲にわたって学んでいく。また、小児期から老年期までのライフサイクルに
応じた看護を学び、生涯にわたっての健康教育に生かせる知識を身につける。
【到達目標】
・看護の概念を学び、養護教諭として必要な看護の基礎知識を習得することができる
・学校における看護活動について理解することができる
【授業計画】
1.オリエンテーション、看護とは
2.護の歴史と看護理論
3.健康診断
4.小児看護
5.思春期看護
6.母性看護
7.眼科疾患と看護
8.耳鼻咽喉科疾患と看護
9.皮膚科疾患と看護
10.歯科保健
11.成人看護
12.老人看護
13.地域看護
14.障害のある児童生徒の理解と看護
15.学校における健康教育と健康相談
【テキスト】
藤井寿美子他
『養護教諭のための看護学』
大修館書店
¥2,592
21.異文化コミュニケーション論Ⅰ
【担当教員】
齋藤
千恵
【講義目的・内容】
英語でコミュニケーションを行う際に、相手に上手く通じなかったり、同じ日本人の英語の方が、他の言語を母語とする
人々やネイティヴ・スピーカーの英語よりも分かりやすかったりという経験はないだろうか。もちろん、話し手の発音や英語
の習熟度の問題もあるだろう。しかし、もう一つ、我々が覚えておかなければならないのは、同じ言語を用いてコミュニケー
ションをしたとしても、お互いの文化的背景が異なれば、言葉の使い方も異なることがしばしばあるということである。 本講
義では、そうした異文化間のコミュニケーションに関する基本的理解を目指す。異なる民族や国民国家に属す人々の間でのメ
ッセージの交換だけではなく、同じ民族、国家に属す個々人の間のコミュニケーションにも注目する。全く同じ文化を一つの
国家、民族の成員全てが共有しているとは限らないからである。性、性的嗜好、世代、階級、経験、社会的地位、利益や関心、
経験などに影響される個々人を常に念頭に入れておく必要があるのである。本講義が終了する頃までには、異文化コミュニケ
ーション論の基本概念の理解を通して、有効なコミュニケーションの方法、自身の文化や他者との相違を意識できるようにな
っていることが期待される。
【到達目標】
1.文化の概念および文化の多様性に関して説明できる。
2.文化とコミュニケーションとの結びつきおよび社会におけるコミュニケーションの重要性を説明できる。
3.異文化コミュニケーション論の基本概念を習得している。
4.多様なコミュニケーションのあり方を理解し、それらを具体例を挙げ説明できる。
5.異文化におけるコミュニケーションを理解することを通し、自文化におけるコミュニケーションを再認識する。
6.1,2,3,4,5を習得することにより、地域社会、自国内、国際社会において、状況にあわせた有効なコミュニケ
ーションが出来る。
【授業計画】
1.イントロダクション:異なる文化を持つもの同士の英語でのコミュニケーション
2.文化とは何か
3.自分の文化の相対化
4.多文化共存理論と三重県の多文化共生事例
5.自分のコミュニケーションの特徴を知る
6.コミュニケーションとは何か1
7.コミュニケーションとは何か2
8.知覚と認知
9.理解、誤解、共感、感情移入
10.有効なコミュニケーションのためのコミュニケーション実践ゲーム
11.コンテクストと意味
12.内容と関係
13.コミュニケーションのレベルとパタン
14.言語と文化
15.まとめ:異文化とコミュニケーション
【テキスト】
授業にて指示する
22.地域研究・東南アジア/地域研究・東南アジアⅠ
【担当教員】
木之内
秀彦
【講義目的・概要】
近年発展著しい東南アジアは古来、東西文明交流の要衝にして中継地という歴史的意義を有する地域であるだけでなく、
日本にとっても一般に考えられている以上に重要な意味をもつ因縁浅からぬ地域であった。この授業では16世紀から今日
に至る日本と東南アジアの関係史をたどり、東南アジアは日本にとっていかなる意味と重要性を持つ地域なのかを考えてゆ
く。
【到達目標】
1.16世紀以降の日本-東南アジア関係史に共通する特性、類似性を学ぶ。
2.東南アジアの植民地化が残した影響と遺産を理解する。
3.第二次大戦時の日本軍の東南アジア侵略が残した影響と遺産を知る。
4.第二次大戦後の日本-東南アジア関係史における「アメリカ・ファクター」を考える。
【授業計画】
1.歴史の中の日本-東南アジア関係(1):近世
2.歴史の中の日本-東南アジア関係(2):近世から近代へ
3.歴史の中の日本-東南アジア関係(3):日本-東南アジア関係の文明史的位置
4.東南アジアの植民地化(1)
5.東南アジアの植民地化(2)
6.東南アジアの植民地化(3)
7.日本軍政の衝撃と遺産(1)
8.日本軍政の衝撃と遺産(2)
9.日本軍政の衝撃と遺産(3)
10.戦後日本と東南アジア(1):米国の戦後アジア構想
11.戦後日本と東南アジア(2):「経済成長の政治」
12.戦後日本と東南アジア(3)
:岸信介と東南アジア
13.戦後日本と東南アジア(4):戦争賠償の政治
14.戦後日本と東南アジア(5):1960 年代から 70 年代と田中角栄の自主資源外交
15.戦後日本と東南アジア(6):米国ヘゲモニーへの挑戦と挫折
【テキスト】
特定のテキストは使用しない。毎回配布する講義資料を基に授業を行う。
23.ペット概論 【短大科目】
【担当教員】
櫻井
秀樹
【講義目的・内容】
今日、わが国のペットブームはかつてない程までに隆盛を極めている。本講義では、そのような社会的背景を鑑み、家庭
犬を飼う上で知っておくべき獣医学的事項を中心に講義する。
【到達目標】
・ペットを飼う上で必要最小限の獣医学的知識を身につける
・ペット動物の身体のしくみについて学ぶ
【授業計画】
1.ガイダンス
2.体の仕組みと疾患1(運動器系)
3.体の仕組みと疾患2(脳神経系)
4.体の仕組みと疾患3(感覚器系)
5.体の仕組みと疾患4(消化器系)
6.体の仕組みと疾患5(泌尿器系)
7.体液、輸液
8.基礎獣医学1(身体一般検査)
9.基礎獣医学2と小テスト(元気がない、食欲不振、多飲多尿、嘔吐など)
10.基礎獣医学3と小テスト(下痢、尿の異常、目の異常など)
11.基礎獣医学4と小テスト(緊急疾患)
12.基礎獣医学5(皮膚の異常、中毒)
13.繁殖と遺伝
14.狂犬病
15.まとめと小テスト
【テキスト】
プリントを配布する。
24.観光文化・社会論/観光文化社会論Ⅰ
【担当教員】
齋藤
千恵
【講義目的・内容】
近年、世界で最も大きな産業の一つとなった観光には、国境を越えた企業の参入も活発である。発展途上国では、観光は、
外貨獲得のたための看過できない手段となっている。こうした経済に深く関わる文化現象としての観光には複雑で多様な側面
が存在する。それらは、例えば、工芸品や文化の真実性、文化の商品化、文化変化、伝統の創造、民族イメージや他者理解、
未開性やノスタルジアの探求である。こうした多様な側面を持つ観光を人間が持つ文化の一端として捉え、ポスト・モダニズ
ムの視点を取り入れ考察していくことをこのコースでは目的とする。
【到達目標】
①観光人類学の理論的傾向の基礎を習得する。
②文化の持つ政治的側面を具体例を挙げ説明できる。
③文化のダイナミズムとエージェントの戦略を理解する視野を養う。
【授業計画】
1.イントロダクション
2.観光と文化
3.観光の誕生と観光旅行の諸形態
4.観光と植民地主義
5.巡礼
6.マスメディアによるイメージ作り
7.差別的イメージへのチャレンジ:ハワイの事例から
8.文化の創造と観光①
9.文化の創造と観光②
10.カルチュラル・ブローカー
11.セックス・ツーリズム①
12.セックス・ツーリズム②
13.カンニバル・ツーリズム
14.権力・文化・観光
15.まとめ
【テキスト】
授業にて指示する。
25.授業公開生のための中国語初級Ⅰ
【担当教員】
周
国龍
【講義目的・内容】
中国語とは何か、中国語の発音、文法の特徴などを理解することを目的とする。
前期では中国語の発音の習得、発音記号の書き方、自己紹介、挨拶、中国語の特徴などについての説明、基本文型と語彙の
習得を主な授業の内容とする。
【到達目標】
前期の勉強で中国語の発音を正しくでき、発音記号を正しく書け、これらを正しく覚えるようにする。そして、基本文型
を習得し、自己紹介と挨拶ができることを目標とする。
【授業計画】
1.第1週~第4週
中国語の発音(ピンイン)挨拶言葉
2.第5週~第6週
基本文型1(「是」述語文)
3.第7週~第8週
基本文型2(動詞述語文)
4.第9週~第 10 週
基本文型3(形容詞述語文)
5.第 11 週~第 12 週
基本文型4(存在文)
6.第 13 週
前期内容の総復習
7.第 14 週
前期学習内容のポイントのまとめ、試験勉強及び質疑応答
8.第 15 週
実戦問題で習得状況を確認
9.第 16 週
試験
【テキスト】
相原
茂他
『学ビテ時ニ之ヲ習ウ』
好文出版
2,400 円
26.言語学概論Ⅰ
【担当教員】
松倉
信幸
【講義目的・内容】
一般言語学の研究成果をふまえて、そのつど言語学の基礎知識を押さえながら、言語のさまざまな局面における具体的
な実例を通して言語の構造や特徴について学ぶ。
【到達目標】
1.言語が持つ普遍的な性質がわかり、個別言語に関するラングとパロールを区別できる。また、言語の類型として、孤立語、
膠着語、そして屈折語について説明できる。
2.言語音が作られるしくみや音声器官の各部位の名称とはたらき、さらに母音と子音の調音法について説明できる。
3.個々のことばを例にして、音節、モーラ、アクセント、およびイントネーションなどの要素について説明できる。
【授業計画】
1.言語学とは
2.言語の特性
3.言語学の対象
4.言語の類型
5.言語学の諸分野
6.音声器官
7.音声学と音韻論
8.音素
9.母音
10.語彙素
11.形態素
12.形態素と異形態
13.語形成
14.語彙と文法範疇
15.まとめ
【教科書】テキスト:佐久間淳一・加藤重広・町田健著『言語学入門』研究社
27-1.授業公開生のための「深ぼりレクチャー」
【担当教員】
細井
和彦
【講義目的・内容】
本講座は授業公開生のための演習(ゼミ)形式の講義です。開設して今年で三年目を迎えます。本学の授業公開生は一人一
人がご自分の興味と関心を基にして授業公開科目を選択受講しています。授業公開生はさまざまな社会経験を持っています。
本学の授業公開もすでに 8 年以上が経過しており、みなさんの貴重な経験を相互(横方向)に交流する場所も必要になってき
たのではと考えました。そこで事前に知古の公開生の方々と相談して、本講座「深ぼり」レクチャーを開講しました(2013 年
4 月から)
。
本講座は授業公開生のみなさんが担当者とより密接な関係を持ち、一般の授業では味わえない特定の問題について議論を深
めるとともに、みなさんが横につながろうとする機会を提供し、授業公開生に一般の公開授業にはない、ご自身の意見発表や
意見交換の場を設定するものです。講座に参加する方々の発言や発表の時間を確保し、議論できる環境整備をします。授業公
開生だけが受講資格を持つため、一般学生はいませんが、ご要望があれば大学院生から発表について話しを聞く機会も設けら
れます。既存の授業公開では飽き足りなくなってきたというみなさんにはうってつけです。
けれども、
「深ぼり」という講座名からわかって頂けるように、ただサロン形式で毎回何でもありの自由発言形式というわけ
にはいきません。そこで本講座では昨年度に引き続き「近現代の中国とその周辺国の歴史や文化を極める」という大きなテー
マを掲げたいと思います。今年は 20 世紀の中国(中華民国期から)を中心に学びます。
日本人は中国というと唐を代表とする中華帝国を思い浮かべる傾向が強いです。ところが現在我々の眼前に存在しているの
は、中華人民共和国です。私見ですが、時間軸を拡大すれば中華人民共和国を生み出した源流と言えるのは、近代以降の清朝
と中華民国にほかならないと考えています。このように日本人の中国認識は出発点から「ずれ」があり、
「埋めるべき溝」です。
もう一つは日中両国人は見た目が近似しているがゆえに、異質性よりも同一性が強調され、そのため「なんでこうなるのか?」
「どうしてあんなことをするのか?」といういらだちに似た感情が現れたりします。最近は我々の心の中に、反日運動、大気
汚染(PM2.5)
、日本製品の買い占めなどの不安と不満も鬱積しているのではいかと感じています。このようなことは授業公開
の一般講座でも折に触れて述べてきましたが、従来よりあったもっと踏み込んだコメントが聞ける講座を希望する声に応える
ものです。
本講座では第一に近代以降の中国で何が起こっていたのかを中心軸に据えて、歴史事実の理解を深めたいと考えています。
加えて周辺国家との関係も考慮したいと思います。特に、みなさん方からの建設的なご意見もありがたく受け入れ、講座の改
革と更新に生かします。
【担当者からのテーマ設定例】
1.上述したように、中国近現代史のトピックスを「専門的」に扱う点は継続します。ただ今年は戦後 70 周年という歴史的
時間も多分に意識することが望ましいです。さらに担当者の研究課題との関連づけ(中華民国・国民政府時期・軍事教育・軍
事戦略家・日本の留学生受け入れと日本社会の反応など)が予測されます。
→下記テキストや担当者による研究発表
2.現代中国の政治経済、社会状況の変動にこだわりつつも、幅広く世界と日本の関係などを探る話題を提供したいです。現
代中国の社会状況を今後の中国の歩む方向性を暗示するものとして捉えることで、未来の方向性を考察します。こうした行為
は今後の日中関係の進展がどのようであるかを探るにも必要と思われます。
→新聞・雑誌記事を使用した時事問題の分析
3.歴史を見る眼を養います。歴史的な視点や歴史観について、原点に立ち戻り検討します。日本人の弱点は思いの外、自国
近代史を知らないという内外からの指摘も意識しなければなりません。また、今年は戦後 70 周年ということもあり、マスコミ
などで関連する議論も多いと考えられますから、近代史を振り返る作業はなおさら重要であると考えます。
→雑誌論説や古典的な歴史書を使用した理解
27-2.授業公開生のための「深ぼりレクチャー」 続き
【担当教員】
細井
和彦
【授業計画】
第 1 回.講座運営に関する説明と質疑・講座会員の自己紹介
第 2 回~第 15 回.座談会形式の自由討論
4 回をワンクールとし、テキスト学習を隔週に設定して(2 回)
、ほかの 2 回は担当者の話題提供 1 回、参加者からの話題
提供を 1 回とします。これを基本的な予定にします。テキストを範囲を決めて事前に各自が読解しておき、問題点や疑問点
を出し、当日は全員で討論します。できれば討論結果をまとめます。ざっとではなく、精読しておきます。担当者の話題提
供は現代中国に関する出来事、または担当者の研究になります。参加者一人一人の話題提供としてはこれまでの経験から、
「中国経済レポート」
「興味深い書籍の紹介」が考えられます。
【テキスト】
中国近代史・現代史の通史を考えています。
岩波新書 新赤版
『シリーズ中国近現代史』
1
吉澤誠一郎 清朝と近代世界
2
川島 真
近代国家への模索
3
石川禎浩
革命とナショナリズム
4
久保 亨
社会主義への挑戦
5
高原 明生
前田
宏子
19 世紀
1894-1925
1925-1945
1945-1971
開発主義の時代へ
1972-2014
【参考文献】
1.田中仁等『図説 中国近現代史
日中新時代の見取図』
(法律文化社・2012 年)
見開きで一つのテーマを解説。右ページは図表・写真(モノクロ)
。
2.稲畑耕一郎監修『図説中国文明史 10 清』
(創元社・2006 年)
以前、授業公開時にテキストに指定したことがあります。図や写真が多くて非常によい(カラー)のですが、清末まで
しかありません。
3.大阪大学歴史教育研究会編『市民のための世界史』
(大阪大学出版会・2014 年)
4.高原明生ほか編『社会人のための現代中国講義
5.三谷博など編『大人のための近現代史
東大塾』
(東京大学出版会・2014 年)
19世紀編』
(東京大学出版会・2009 年)
他、多数あります。
【相談事項】
1.可能な限りマンスリーランチを実施します。
ほぼ一月に一回は講義の後にランチをしながら自由にお話をして親睦を深めるのが目的です。場所や料理は民意で決定しま
す。ワンコインランチも復活です。
2.7 月の講義最終日に反省会兼懇親会を実施するつもりです。
3.深掘り「北京」ツァー、
「台湾」周遊ツァーに次ぐ第 3 弾ツァーの現地研修も企画準備中です。オリジナルツァーですか
ら、勝手を言えます(10 名以上の参加者で成立しますから、深ぼりメンバー以外のご学友も積極的にお誘い下さい)
。夏季
(8 月下旬から 9 月上旬)なら北方、冬期なら南方(3 月上中旬)で、世界遺産を含めた地域に行きたいと思っていますが、
リクエストなども受け付けます。担当者はそのときの気分で漠然と候補地を考えますが、みなさんからも大いにリクエスト
をお願い致します。
※なお講座以外の活動はすべて自由参加です。講座でも発言は強制ではありません。すべてはご自身の意志ですので、まず
は気軽にご参加下さい。また旅行のみに参加希望して頂いてもかまいません。詳しくは担当者細井(C 棟 307 研究室)まで、
お近くの「深ぼり」関係者か学生支援課を通じてお問い合わせ下さい。
28.旅行産業論
【担当教員】
高嶋
重次
【講義目的・内容】
観光産業( tourism industry )は、旅行業、運輸業、宿泊サービス業、テーマパーク・観光施設業、 イベント・コンベン
ション業および観光土産品・旅行用品業という6つの主要パーツから構成される。
本講義では、旅行(産)業を中心として観光産業全体を俯瞰し、その位相および機能について研究するところからスター
トする。そして、旅行会社の持つ機能、店頭や新聞紙上などで目にする旅行商品=パッケージツアー造成の流れ、ホテル予
約やJRきっぷ販売などの単品販売から販売手数料を得る元来の収益構造、インターネットが普及し旅行会社の情報優位性
が失われつつある時代に生き残る戦略、そして利用者の立場から法的側面を含めて旅行会社を選ぶ際のポイントなどを学ぶ。
【到達目標】
21世紀は『観光の時代』と言われ、20世紀末には観光産業が世界最大の産業になるものと予測されたが、現段階ではリーデ
ィング産業としての位置は確立できていない。学生の間でも就職希望者数が多い割には、早期の離職率も高いとされる。観
光産業界のどこにその成長を遅らせる原因があったのか、そしてなぜ仕事内容が魅力あるものと理解されないのか、観光産
業の中枢を担う旅行会社にスポットを当てて講義する。
1)観光産業を構成する旅行業とパートナー産業との位相
2)旅行業の法制度についての理解
3)旅行商品の造成プロセスと販売マーケットの考察
4)旅行会社の収益構造と経営課題の検証
5)IT/ITC時代にもその存在感を発揮し続ける旅行会社の営業戦略の分析
これらの学習を通じて、旅行産業に従事する場合の基礎的な知識を習得するとともに、就職先の旅行関連企業がスタッフに
求める資質やパーソナリティーについても言及する。
【授業計画】
1.ガイダンス--授業内容、授業の進め方、評価方法など
2.観光産業とは(1)--その構成と特性
3.観光産業とは(2)--その歴史と構造
4.旅行業の法制度(1)--旅行業法
5.旅行業の法制度(2)--旅行業約款
6.旅行商品とは
7.国内パッケージツアーの研究--特に着地型商品
8.海外パッケージツアーの研究
9.旅行商品の仕入れとツアー造成
10.旅行会社の販売と営業活動
11.旅行会社の種類・・・法律による分類/資本系列による分類/業態による分類
12.旅行業固有の資格、求められる知識とパーソナリティー
13.ITC 時代の旅行業
14.旅行業の今後の展望と課題
15.総括講義
【テキスト】
プリント配布
29.データベース論
【担当教員】
原
仁志
【講義目的・内容】
データベースは企業の顧客情報、病院の電子カルテ、検索エンジンなど様々な分野で利用されている。そのデータベースの
基本的な考え方から構築方法、検索技術などを学ぶ。比較的簡単にデータベースを利用できる環境としてExcelでの演習を行う。
【到達目標】
・データベースとは何か理解できる。
・Excelを利用した住所録や売り上げ管理などのデータベースが作成・処理できる。
【授業計画】
1.データベースとは
2.データベースを作ってみる
3.レコード検索・置換
4.データ抽出
5.並べ替え
6.集計
7.ピボットテーブルによる分析
8.ピボットグラフ
9.データベース表示のテクニック
10.住所録の作成(1)
11.住所録の作成(2)
12.売り上げ管理(1)
13.売り上げ管理(2)
14.リレーショナルデータベース
15.まとめ
【テキスト】
できるExcelデータベース データ活用・業務効率化に役立つ本(インプレス)
ISBN:978-4-8443-3644-0
30.心理学【短大科目】
【担当教員】
中山
真
【講義目的・概要】
心理学は“こころ”に関する学問である。日常的に心理テストや血液型性格診断など、心理学っぽいものに触れる機会は多
いと思うが、その反面、本当の心理学の姿とはかけ離れたイメージも広まってしまっている。そこでこの授業では、学問や科
学としての心理学とはどういうものかを押さえた上で、心理学のさまざまな領域の理論や研究知見について、生活の中での具
体例を交えながら紹介する。
キーワード:心理学、認知心理学、社会心理学、臨床心理学、論理的思考力
【到達目標】
・心理学がどのような学問であるのかを的確に理解する
・心理学のさまざまな理論に基づき、生活の中での身近な出来事をクリティカルに考えることができる
【授業計画】
1.はじめに:心理学とは
2.性格
3.責任転嫁と自己非難
4.責任転嫁と自己非難
5.考えることの心理学
6.友人関係
7.嫌われ感・苦手意識
8.社会的排斥と孤立感
9.恋愛関係
10. 美しさの心理学
11.妬みと嫉妬
12. 嘘・噂
13.緊急事態の心理学
14.ストレスとサポート
15.幸福・文化
【テキスト】
必須の教科書やテキストは特に指定せず、必要に応じて資料などを配布する。
31.国際関係論/国際関係論Ⅰ
【担当教員】
中野
潤三
【講義目的・内容】
グローバリゼーションをキーワードとする21世紀の国際関係は、ますます複雑化し一見すると理解困難であるように思われ
る。しかし、国際関係史を学びながら国際関係における主権国家体制の現存と相互依存関係の深化に注目すれば、様々な国際
問題に関する雑多な情報を整理し、現代の国際社会の底流を理解することは可能である。国際関係の歴史を振り返りながら、
国際関係の構造や動因に関する諸説を紹介した上で、国際社会の動向を把握することを目的とする。本講義では、国際関係の
歴史を概説し、国際関係の理論をリアリズムとリベラリズムの相克という視点から解説することとする。
【到達目標】
第1次世界大戦から現代までの国際関係の歴史と国際関係の理論に関する基礎的知識を身につける。これにより、グローバリ
ゼーション下の現代国際社会の諸問題の淵源を理解し、その解決のための方途を考える力を養う。
【授業計画】
1.国際関係の発生と国際関係論の誕生(1)
2.国際関係の発生と国際関係論の誕生(2)
3.国際関係の思想史(現実主義の潮流)
4.国際関係の思想史(理想主義の潮流)
5.国際関係の思想史(合理主義の潮流)
6.第 1 次・第 2 次世界大戦間の世界
7.両大戦間の国際関係論
8.第 2 次世界大戦終結直後の世界
9.モーゲンソーの国際政治論
10.平和共存時代の世界
11.国際関係論への行動科学の導入
12.デタント時代の世界
13.脱行動科学主義と相互依存論
14.従属理論の国際関係論
15.冷戦後の世界
【テキスト】
特にテキスト・参考書は指定しない。市販の書籍の中で、理解しやすいと思うものを読んでみること。
32.韓国語Ⅰ/韓国語Ⅰ-1
【担当教員】
舟橋
宏代
【講義目的・内容】
韓国・朝鮮語は日本語と類似した文法構造を持つ一方、その音韻体系と文字表記(ハングル)は、日本語話者にとって一
般的に習得に時間がかかると言われている。本講義では、連想法を取り入れた活動で効果的に文字を導入し、旅行や、韓国
人との日常会話で役に立つ簡単な会話練習と並行して文字・表記も学ぶ。前期ではハングル完全マスター、韓国でサバイバ
ルできる会話の基礎を確立する。韓国語を通して韓国文化を学ぶことにより、多文化共生社会で異文化を理解し、異言語で
情報発信する基礎を築く。
【到達目標】
地理的に日本から最も近く、日本語話者にとって最も習得しやすい言語である韓国・朝鮮語を習得することにより、異文
化を理解し、自文化を発信する技術を身につけ、多文化共生社会において競争力のある個人になることを目指す。韓国・朝
鮮語の音韻・表記体系について理解し、基本的な会話と読み書きができるようになることを目指す。
【授業計画】
1.韓国・朝鮮語とは?韓国語会話体験
文字・発音編
第1課
母音
2.文字・発音編 第 2 課
文法編
第2課
子音
3.文字・発音編 第 3 課
文法編
ハングル in 48 minutes
안녕하십니까?-あいさつと助詞(1)-
第2課
複合母音、第 4 課
4.文字・発音編 第 5 課
連音と 2 字母パッチム
文法編
第1課
나와 친구-接続助詞-
文法編
第1課
나와 친구-接続助詞-
5.文字・発音編 第 6 課
文法編
第3課
文字・発音編
第5課
連音と 2 字母パッチム
鼻音化と流音化
제 가족을 소개합니다.-自己紹介と分かち書き-
6.文字・発音編 第 7 課
文法編
終声
안녕하십니까?-あいさつと助詞(1)-
第3課
激音化と字母ㅎの発音
自己紹介発表課題提示と準備
7.自己紹介発表
文字・発音編
第8課
濃音化といくつかの発音変化
8.文字・発音のまとめ、文字・発音小テスト課題提示
文法編
第4課
언니는 학생입니까?-体言の疑問形と否定形-
9.文法編
第5課
어디에 있습니까?-存在詞の疑問形と否定形(1)-
10.文法編
第6課
시간 있어요?-存在詞の疑問形と否定形(2)-
11.文法編
第 7 課 집에서 합니까?-動詞の肯定形と疑問形-
12.文法編
第8課
취미가 무엇입니까? -疑問文と助詞(2)-
13.文法編
第9課
어렵습니다.-形容詞・存在詞の肯定形と疑問形-
14.文法編
第 10 課
안 맵습니다.-動詞・形容詞の否定形-
15.最終発表課題提示と準備
【テキスト】
布袋敏博・沈元燮・李美江(2008)『学ぼう韓国・朝鮮語
ISBN978-4-7574-1361-0 定価2,310円(税込)
*テキストは韓国語Ⅰ・Ⅱを通して使用する。
入門・初級編』アルク
33.日本語教授法Ⅰ
【担当教員】
桟敷 まゆみ
【講義目的・内容】
外国語教授法(日本語教授法を含む)の知識は、外国語の学習指導において、学習者の状況に合わせて柔軟な教育を行う上
で欠くことのできないものである。
この授業は、外国語教授法及び日本語教授法に関する専門的な教養を高め、学習指導の方法の選択肢を豊かにすることを目
的とする。
【到達目標】
1.外国語教授法、日本語教授法に関する知識を得、深める。
2.言語や言語コミュニケーション、言語の学習や習得について、様々な側面から考えることができる。
【授業計画】
1.オリエンテーション
日本語教育の流れ
2.日本語教師とはどんな職業か
3.日本語を教えるとは
4.外国語教授法と日本語教育1
5.外国語教授法と日本語教育2
6.外国語教授法と日本語教育3
7.外国語教授法と日本語教育4
8.外国語教授法と日本語教育5
9.外国語教授法と日本語教育6
10.日本語教育の目標1
11.日本語教育の目標2
12.日本語教育の教科書
13.コース・デザイン1
14.コース・デザイン2
15.まとめ
【テキスト】
高見澤孟『新・はじめての日本語教育2
適宜、プリントも配付する。
日本語教授法入門』
,アスク
34.こころの癒しと音楽【短大科目】
【担当教員】
鵜飼
久美子
【講義目的・概要】
現代社会に生きる人間は、騒音や仕事・人間関係の不具合などから、精神的・身体的ストレスに悩まされている。その中
でも心の悩みは、一見他人には理解されにくく、いつの間にか深刻な問題になっていることが多い。心のストレス解消法の一
つに,音および音楽を用いた音楽療法的アプローチがある。心地よい音楽とは何か、音楽療法とは何か、どのような方法で関
わるのか、どのように私たちの生活の中に応用できるのかなどについて、毎回解説と実践を通して、わかりやすく説明する。
【到達目標】
1.(前期) 心の癒し・ストレス・心の交流について理解する
2.(後期) 音および音楽を用いた音楽療法的アプローチ法について理解する
3.それらを手話つき合唱やトーンチャイム合奏演奏などを通して実践する
【授業計画】
1.こころの癒しとは何か
2.心地良い音&音楽とは何か
トーンチャイム合奏
3.好きな音&音楽とは何か
トーンチャイム合奏
4.癒される音&音楽とは何か
トーンチャイム合奏発表
5.ストレスとは何か
手話合唱
1
6.音&音楽で会話する 1
手話合唱
7.音&音楽で会話する 2
手話合唱発表
8.音&音楽で会話する 3
トーンチャイム合奏
9.心の交流とは何か
トーンチャイム合奏
10.非言語的コミュニケーション法 1
トーンチャイム合奏発表
11.非言語的コミュニケーション法 2
手話合唱
12.非言語的コミュニケーション法 3
手話合唱
13.音&音楽による即興表現をする
1
手話合唱発表
14.音&音楽による即興表現をする
2
オープンキャンパスの演奏練習
15.音&音楽による即興表現をする
3
オープンキャンパスで演奏練習
1
2
2
【テキスト】
伊藤嘉子
『手話をマスター
佐治順子・板東浩
懐かしいメロディーを手話でうたおう』
『ゆらぎと音楽』
メディカル情報
¥1,260
DOREMI ¥1,575
35.医学概論
【担当教員】
石川
拓次
【講義目的・内容】
この講義の目的は、スポーツ指導者に必要な医学的知識を包括的に理解することにある。すなわち、医学の歴史と発展とい
う狭義の医学概論に加えて、臨床医学および臨床病理学の総論を概説する。講義の後半は、スポーツ活動にて起こる外傷・障
害や内科的疾患について学習する。また、子どもから高齢者に至るまでのスポーツ活動中における安全管理や救急処置、運動
器の検診についての理解を深め、スポーツ指導者としての資質の向上を目指す。
【到達目標】
(1)医学および医療の基礎について知ることができる。
(2)スポーツ活動中の外傷・障害および内科的疾患について知ることができる。
(3)救急処置の実際について知ることができる。
(4)さまざまな世代におけるスポーツ活動での安全管理について知ることができる。
【授業計画】
1.オリエンテーション 医学・医療の歴史と展開
2.人体部位の機能と構造(機能解剖学の基礎)
3.疾患の概要(1)内科的疾患
4.疾患の概要(2)外科的疾患
5.疾患の概要(3)精神的疾患
6.メディカルチェック(内科的・外科的)
7.リハビリテーション
8.生活習慣関連疾患と運動療法
9.スポーツ活動中に多い傷害と疾患
10.救急法(1)心肺蘇生法と AED 理論編
11.救急法(2)心肺蘇生法と AED 実技編
12.発育発達期の身体的・心理的特徴
13.発育発達期に多い傷害と疾患
14.学校における運動器検診の実際
15.まとめ 筆記試験
【テキスト】
公認スポーツ指導者養成テキスト
財団法人日本体育協会(資格取得希望者)
テキスト・参考文献は講義時に適宜提示する
36.政治学原論Ⅰ
【担当教員】
木之内
秀彦
【講義目的・内容】
人間の価値観や利害は互いに「違い」がある。だが「違い」を放置すれば、それは「対立」へと発展し、更には「衝突」へ
とエスカレートしかねない。政治はそうした相互の「違い」を特定の集団の枠内で解決して集団を統合し、集団の集合的目標
を達成しようとする営みといえる。人間がみな同一ではない以上、そして人間は例外なく何らかの集団の一員として生きる宿
命にある以上、政治の必要性は今後も消えることはなく、従って政治を理解する必要性も消えることはない。本講義はこうし
た政治の日常的な遍在性と必要性、政治の基本的な作動のメカニズムを原点に帰って考える。
【到達目標】
①一般の人(特に若者)にとって、ともすれば縁が遠いと思われ、つい無関心になりがちな「政治」が実は、日常生活を根
底で担保する機能を担っている事情を理解する。
「政治は生活の至るところにあり、それがないとひどく困る」ことを学び、身
近な例に即して説明できるようにする。 ②「支配-服従」関係の原理、という政治学の根本ともいえる問題について認識を深
める。すなわち「人はなぜ、特定の人や集団あるいは命令に服従するのか」について基本的な理解を図り、
「支配-服従」関係
を生み出す幾つかの代表的要因を簡潔に表現する。 ③民主主義の政治体制における集団的意思決定方式の基本である多数決原
理について、その問題点を確認し、民主主義への理解を深める。
【授業計画】
1.政治の必要性(1)-政治の魔性
2.政治の必要性(2)-経済学的説明
3.政治の必要性(3)-政治学的説明
4.政治の必要性(4)-政治学的説明
5.支配と服従(1)-権力資源1:強制力
6.支配と服従(2)-権力資源2:経済力
7.支配と服従(3)-権力資源3:権威と正当性
8.支配と服従(4)-権力空間の共同維持と影響力測定論争
9.支配と服従(5)-アイヒマン実験と規律権力
10.民主主義と集合的選択(1):民主主義と多数決原理
11.民主主義と集合的選択(2):多数決原理の矛盾①
12.民主主義と集合的選択(3):多数決原理の矛盾②
13.民主主義と集合的選択(4):多数決原理の矛盾③
14.民主主義と集合的選択(5):アラバマパラドックスとキャスチングボート
15.民主主義と集合的選択(6):多数決の必要性とジレンマ
【テキスト】
特定のテキストは使用しない。毎回配布する講義資料を基に授業を行う。
37.日本語学概論Ⅰ
【担当教員】
舟橋
宏代
【講義目的・内容】
日本語を「外から」眺め、その特徴、体系的な知識を習得する。
日本語と日本文化を理解し、多文化共生社会において、異文化を背景とし、異言語を母語とする人たちに日本語・日本文化
を伝える基礎を養う。
【到達目標】
(1) 日本語に関する最小限の知識を身につける。
(2) 日本語の言語行動や言語事象について理解し、身近な例をあげたり、現実場面で観察できるようになる。
(3) 日本語と日本文化を理解し、多文化共生社会において、異文化を背景とし、異言語を母語とする人たちに日本語・日本
文化を伝える基礎を養う。
【授業計画】
1.第1章 言語としての日本語
オリエンテーション
2.第1章 言語としての日本語
外国語学習と言語類型
3.第1章 言語としての日本語
外国語学習と言語類型
4.第1章 言語としての日本語
日本語の特性と対照言語学1
5.第1章 言語としての日本語
6.第1章 小テスト、第2章
日本語の特性と対照言語学2
日本語の音声
日本語の音と音節
7.第2章 日本語の音声
日本語の音と音節
8.第2章 日本語の音声
音節の練習問題、日本語のリズム
9.第2章 日本語の音声
日本語の母音と子音
10.第2章 日本語の音声
国際音声字母(IPA)
11.第2章 日本語の音声
日本語の「音声」
「音素」
12.第2章 小テスト、第4章
日本語の文字・表記
13.第4章 日本語の文字・表記
常用漢字表について
14.第4章 日本語の文字・表記
現代仮名遣い演習
15.第4章 日本語の文字・表記
表記演習
【テキスト】
高見澤孟監修(2004)
『新・はじめての日本語教育Ⅰ』アスク
参考書などは適宜紹介する。
38.生活情報論【短大科目】
【担当教員】
伊藤
康明
【講義目的・概要】
テキストに沿って、情報および情報技術を活用するための知識や技能について学習する。
【到達目標】
情報社会において、正しい情報の取り扱いができるようになる
【授業計画】
1.ハードウェア(1)
2.ハードウェア(2)
3.ソフトウェア(1)
4.ソフトウェア(2)
5.インターネットと社会(1)
6.インターネットと社会(2)
7.インターネットと社会(3)
8.インターネットと社会(4)
9.メディアと表現(1)
10.メディアと表現(2)
11.メディアと表現(3)
12.情報社会の課題と情報モラル(1)
13.情報社会の課題と情報モラル(2)
14.情報社会の課題と情報モラル(3)
15.まとめ
【テキスト】
日経BP社『キーワードで学ぶ最新情報トピックス2015』
¥1,296
39.中国語Ⅰ/中国語Ⅰ-1
【担当教員】
周
国龍
【講義目的・内容】
中国語とは何か、中国語の発音、文法の特徴などを理解することを目的とする。
前期では中国語の発音の習得、発音記号の書き方、自己紹介、挨拶、中国語の特徴などについての説明、基本文型と語彙の
習得を主な授業の内容とする。
【到達目標】
前期の勉強で中国語の発音を正しくでき、発音記号を正しく書け、これらを正しく覚えるようにする。そして、基本文型
を習得し、自己紹介と挨拶ができることを目標とする。
【授業計画】
1.第1週~第4週
中国語の発音(ピンイン)挨拶言葉
2.第5週~第6週
基本文型1(「是」述語文)
3.第7週~第8週
基本文型2(動詞述語文)
4.第9週~第 10 週
基本文型3(形容詞述語文)
5.第 11 週~第 12 週
基本文型4(存在文)
6.第 13 週 前期内容の総復習
7.第 14 週 前期学習内容のポイントのまとめ、試験勉強及び質疑応答
8.第 15 週
9.第 16 週
実戦問題で習得状況を確認
試験
【テキスト】
相原
茂他
『学ビテ時ニ之ヲ習ウ』
好文出版
2,400 円
40.地域研究・アメリカ/アメリカの大衆文化
【担当教員】
梅田
肇
【講義目的・概要】
日本と日本人に大きな影響を与えている、アメリカ合衆国のサブ・カルチャーについて講義を行ないます。具体的には、教
育とスポーツに焦点をあて、日本との比較も交えながら、多角的にかつわかりやすく解説を進めていく予定です。
【到達目標】
日本や、他の国々・地域との様々なことがらについて比較し、米国社会の状況の一端を理解します。また、異なることは、
優劣のつくことではないことを認識することにも努めます。
本学には留学生が多数在籍しています。また、三重県にはおよそ5万人の外国籍の人々が暮らしています。この観点からも多
文化共生国家である米国について知ることは意義のあることです。
【授業計画】
1.授業概要の説明、教育 (1) ----- 教育の持つ意味
2.教育 (2) ----- 大学教育と学生生活
3.就職と就職活動 ----- 働くことの意味
4.親からの独立 ----- 精神的独立と経済的独立
5.映画のレーティング
6.テレビの放送コード
7.4 大球技 (1) ----- 大学スポーツ
8.4 大球技 (2) ----- プロ・スポーツ
9.裁判社会
10.英語はアメリカの公用語?----- 尊重されるべき母語
11.エイズに関する基礎知識
12.otaku は、かっこいい?-----日本アニメは異文化理解の窓
13.競争社会の生み出すもの
14.大統領選挙
15.まとめ※なお、各週の予定は変更になる場合があります。
【テキスト】
教科書:
池田、松本共著『早わかりアメリカ(第2版)』日本実業出版社(2009)
ISBN 978-4-534-04612-3
41.経済学総論/経済原論/経済原論Ⅰ
【担当教員】
渡邉
聡
【講義目的・内容】
「経済学」とは、単なる金もうけの学問ではなく、
「人々は、何を目的に、どのようにして経済行動を決定しているのか」
「人々の経済行動の結果、社会にとって望ましい結果になっているか」を考える学問です。
この講義は、経済学の基礎的な内容を学ぶことで、経済行動を通じて皆さんが望む結果を導くために、どう考え、どう
行動すべきか、社会が望ましい状況になるためにどうすべきかを考えることを目的としています。
【到達目標】
(1)
「経済学的な見方」を養うことで、受講生各自が日常の意思・行動決定に際し、合理的な決定に基づく力を身につける
(2)現実経済・社会で起こっているさまざまな事象に関心を持ち、自らの頭で客観的に考え、自らの意見を論理的に説明
できる能力を身につける
(3)経済理論とそこから導き出される考え方を学び、社会人基礎力として経済やビジネスに対する知識・関心を育む一歩
にする
【授業計画】
1.イントロダクション:経済学的な考え方とは
2.需要曲線と供給曲線
3.市場の価格決定メカニズム
4.市場の効率性:消費者余剰と生産者余剰
5.需要・供給分析と価格弾力性
6.労働市場分析
7.ゲーム理論(1)
:戦略型ゲーム
8.ゲーム理論(2)
:展開型ゲーム
9.市場の失敗(1)
:独占・寡占企業
10.市場の失敗(2)
:公共財供給と外部性
11.市場の失敗(3)
:情報の経済学
12.クロ経済指標:GDP と物価
13.マクロ経済政策:財政・金融政策
14.国際貿易
15.まとめ
【テキスト】
二本杉剛ほか (著)『プレステップ経済学―経済実験で学ぶ』
(弘文堂、2013 年)
必須ではありませんが、コンパクトにわかりやすく書かれていますので
購入することをお勧めします。
(講義もこの本をベースに進めていきます)
42.国際経済事情Ⅰ/国際経済分析Ⅰ
【担当教員】
渡邉
聡
【講義目的・内容】
この講義では、グローバリゼーション(経済のグローバル化)による影響を経済学の枠組みで考えることを目的としていま
す。
講義では基礎的な経済理論を使いながら、グローバル経済における自由貿易と保護貿易により国内経済にどのような影響を
与えるのかを考えてます。講義では現実の国際経済において起きている事象を解説し、関連する経済理論の解説をはさみなが
ら受講者間でディスカッションを行う形で進めていきます。
【到達目標】
(1)グローバル経済社会の現状とその意味を、基本的な経済理論と統計データを用いながら、体系立てて理解する
(2)TPPや外国人労働者受け入れなど、国際経済問題における国内でも意見を二分する問題に対し、その背景を理解し、論理
的に考察できる
(3)講義内でのディスカッションと考察レポートの作成を通じて、自主的な課題設定能力と問題解決のための努力を習慣づけ
るようにする
【授業計画】
1.講義形式の説明、国際経済学とグローバル経済の現状
2.比較優位と国際貿易
3.国際貿易の効果と利益:部分均衡分析
4.産業内貿易と規模の経済
5.関税・輸入割当政策と保護貿易
6.戦略的貿易政策
7.アンチ・ダンピングとセーフガード
8.保護貿易の政治経済学
9.国際貿易体制:GATT と WTO
10.サービス貿易と IT
11.地域貿易協定と自由貿易協定(FTA)
12.国際要素移動:FDI と外国人労働者受け入れ問題
13.貿易と環境(1):貿易政策の環境への影響
14.貿易と環境(2):環境政策の貿易への影響
15.まとめ
【テキスト】
講義は毎回資料を配布するが、以下のテキストを読んでおくことが望ましい(講義もテキストに沿って進める)
石川城太, 椋寛, 菊地徹 (著) (2013)『国際経済学をつかむ第2版』有斐閣
平成27年度前期 授業公開受講申込書
以下の必要事項をご記入の上、FAX、E-mail、郵送でお申し込みください。
FAX 番号:059-372-3935
E-mail :[email protected].jp
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本学の授業公開を
1.受講したことがある
2.はじめて受講する
◆ お申し込みいただきました個人情報は、授業公開以外には使用しません。
駐車・駐輪許可願(授業公開)
自動車、バイクで通学を希望される受講生は、該当する番号に○をつけ、必要事項を
記入して下さい。
※通学にあたっては、交通法規を守り、交通安全に努めるととも
に、本学において定められた規則を厳守とする。
1.自動車
車
名
メーカー
色
自動車登録番号(ナンバープレート)
車種名
2.バイク・原付
車
メーカー
名
色
車種名
自動車登録番号(ナンバープレート)