25-21(PDF:253KB)

資産の総合評価シート
施設名
花見川公民館
施設所管課
教育委員会生涯学習部生涯学習振興課
評価番号
25-21
1 分析結果
(1)データ評価結果
①建物性能
・Is値は0.84。築38年経過(残耐用年数12年)。平成23年度末のFCIは19.2%であり、
対ベンチマーク 諸々の改修が必要。
×
②利用度
・グループ平均を下回る
対ベンチマーク ・H21~H23 3か年平均 30.0%(グループ平均:38.0%)
×
③運営コスト
・グループ平均と同程度
対ベンチマーク ・H21~H23 3か年平均 30,317円(グループ平均(図書館なし):31,217円)
○
【まとめ】
・建物性能と利用度に課題がある。
・運営コストは課題なし。
(2)現用途の需要見通し
①利用実績の検証
・稼働率 【1日/午前/午後/夜間】
H22【30.1%/38.3%/40.7%/10.3%】 ※調理室5%
H23【28.0%/36.1%/39.2%/7.6%】 ※調理室7%
であり、日中と夜間で差が大きく、夜間はグループ平均から比べても低い。
・また、調理室は他の諸室に比べて低い。
【利用者数の推移】
H21:30,298人→H24:25,235人(△5,063人)
②将来の人口動態などを踏まえた ・公民館は、年代別の利用状況が不明であるが、CCと同様、日中の稼働率が高く、夜
利用状況の変化
間利用が極端に下がる。よって、CCの利用者の大半が60歳以上であることから、類似
機能である公民館も同様の傾向が推測される。
・花見川区の総人口はすでに減少に転じているものの、利用の中心と思われる65~74
歳人口は、今後横ばい傾向で推移する見込みである。しかし、過去のCCの利用者数の
状況をみると、高齢者数と利用者数は必ずも比例しておらず、本施設についても長期的
な利用動向については、利用開始年齢や利用年数、利用頻度、雇用情勢等の社会的
要因等を複合的に検証していくことが必要。
③将来における効率性の変化
・複合化や調理室の見直し、夜間利用を廃止するなど効率化の検討は必要。
【まとめ】
・平均的に稼働率は低いが、他の公民館同様、日中と夜間で稼働率の差が大きい。また、利用者数は減少傾向である。
・夜間利用を廃止するなど効率化が必要。
・同じく稼働率の低い調理室についても近隣の学校の家庭科室を活用するなどの効率化を検討すべき。
・現在、利用料金は無料であるが、受益者負担の適正化について検討中。
(3)公共施設再配置
①検討すべき再配置パターン
・周辺施設で機能が類似している花見川いきいきセンター(約1㎞)は、利用度が同一グ
ループ内で一番高く、また残耐用年数も23年ある。
・一方、花島コミュニティセンター(約2.3㎞)は、利用度は同一グループ内で低いが、残
耐用年数が42年ある。
・したがって、両施設ともに、現時点で直ちに本施設との類似機能の統合等を行う状況
にはないが、本施設の更新のタイミングで類似機能の統合等を検討すべき。
・また、現在、周辺の学校統合について協議中であるが、既存校舎の転用にかかる改修
コストや残耐用年数を踏まえ、現時点での学校の移転については、慎重な判断が必要
である。
②留意すべき制約条件
【まとめ】
・周辺施設で機能が類似している花見川いきいきセンター(約1㎞)は、利用度が同一グループ内で一番高く、また残耐用年
数も23年ある。
・一方、花島コミュニティセンター(約2.3㎞)は、利用度は同一グループ内で低いが、残耐用年数が42年ある。
・したがって、両施設ともに、現時点で直ちに本施設との類似機能の統合等を行う状況にはないが、本施設の更新のタイミ
ングで類似機能の統合等を検討すべき。
・また、現在、周辺の学校統合について協議中であるが、既存校舎の転用にかかる改修コストや残耐用年数を踏まえ、現
時点での学校の移転については、慎重な判断が必要である。
(4)資産の立地特性
①重視すべきエリア・資産の特性
・市街化調整区域である。
・新検見川駅からバス30分(2本/時間)であり、交通の便は悪い。
②公共としての活用ポテンシャル
・団地の外れに位置し、周辺施設の花見川いきいきセンターや花見川市民センターなど
に比べ利便性は低いことから、公共としての活用ポテンシャルは低い。
③外部転用のポテンシャル
・市街化調整区域であるため、日常生活に必要な店舗等などが想定される。
【まとめ】
・周辺施設より利便性は低いことから、公共としての活用ポテンシャルは低い。
・市街化調整区域であるため、日常生活に必要な店舗等などが想定される。
2 総合評価
方向性
・利用度が低く、利用者数も減少傾向にあり、残耐用年数も12年であることから、効率性を上げるために
見直しの検討が必要。
・周辺施設で機能が類似している花見川いきいきセンター(約1㎞)は、利用度が同一グループ内で一番高
く、また残耐用年数も23年ある。
・一方、花島コミュニティセンター(約2.3㎞)は、利用度は同一グループ内で低いが、残耐用年数が42年あ
る。
・したがって、両施設ともに、現時点で直ちに本施設との類似機能の統合等を行う状況にはないが、本施
設の更新のタイミングで類似機能の統合等を検討すべき。
⑨当面継続
・また、現在、周辺の学校統合について協議中であるが、既存校舎の転用にかかる改修コストや残耐用年
数を踏まえ、現時点での学校の移転については、慎重な判断が必要である。
評価結果
継続利用
・したがって、当面は継続利用とし、本施設及び周辺類似施設の利用状況や今後の人口動態を注視しな
がら、本施設の更新のタイミングで、状況に応じ、類似機能の統合などの見直しを図るべき。
・なお、現在、利用料金は無料であるが、受益者負担の適正化について検討中。