資産の総合評価シート 施設名 更科公民館 施設所管課 教育委員会生涯学習部生涯学習振興課 評価番号 25-34 １ 分析結果 (１)データ評価結果 ①建物性能 ・Is値1.36。残耐用年数１5年。平成23年度末のＦＣＩは17.97％ 対ベンチマーク ○ ②利用度 ・グループ平均を下回る 対ベンチマーク ・H21～H23 3か年平均 10.9％（グループ平均：38.0％） × ③運営コスト ・グループ平均より高い 対ベンチマーク ・H21～H23 3か年平均 61,740円（グループ平均（図書館あり）：51,422円） × 【まとめ】 ・利用度・運営コストに課題あり。建物性能は課題なし。 （２）現用途の需要見通し ①利用実績の検証 ・稼働率 【１日／午前／午後／夜間】 H22【10.7％／12.7％／8.9％／10.5％】 ※調理室3％ H23【11.4％／9.4％／12.8％／12.1％】 ※調理室3％ であり、１日を通じて稼働率が低い。 ・また、調理室は他の諸室に比べて低い。 ・利用度が10％台前半と極めて低いが、更科町は人口が減少傾向にあり、 （H14：457人、H19：408人、H24：366人）、かつ、人口密度が極めて低いことが、 （千葉市：3,523人/㎢、若葉区：1,798人/㎢、更科町171人/㎢） 影響していると考えられる。 ②将来の人口動態などを踏まえた ・公民館は、年代別の利用状況が不明であるが、ＣＣと同様、日中の稼働率が高く、夜 利用状況の変化 間利用が極端に下がる。よって、ＣＣの利用者の大半が６０歳以上であることから、類似 機能である公民館も同様の傾向が推測される。 ・若葉区の総人口はすでに減少に転じているものの、利用の中心と思われる65～74歳 人口は、今後横ばい傾向で推移する見込みである。しかし、過去のＣＣの利用者数の 状況をみると、高齢者数と利用者数は必ずも比例しておらず、本施設についても長期 的な利用動向については、利用開始年齢や利用年数、利用頻度、雇用情勢等の社会 的要因等を複合的に検証していくことが必要。 ・更科町 【総人口／0～14歳／15～64歳／65歳～】 Ｈ ５【474／51／260／163】 Ｈ１５【442／40／238／164】 Ｈ２５【352／24／183／145】 ③将来における効率性の変化 ・複合化や、調理室の見直しなど効率化の検討は必要。 【まとめ】 ・稼働率は10％台前半と極めて低い。更科町は人口が減少傾向にあり、かつ、人口密度が極めて低いことが、 影響していると考えられる。 ・また、周辺に類似機能施設もなく、残耐用年数も15年あることから、ただちに施設を廃止するのは難しい。 ・稼働率の低い調理室についても近隣の学校の家庭科室を活用するなどの効率化を検討すべき。 ・現在、利用料金は無料であるが、受益者負担の適正化について検討中。 （３）公共施設再配置 ①検討すべき再配置パターン ・近隣には更科中、更科小が立地。学校の耐用年数を６０年とした場合、残耐用年数は 更科中２４年、更科小２８年。 ・公民館の設置は中学校区を基本としているため、更新等のタイミングで中学校への複 合化を中心に検討すべき。 ・本施設と更科中(小規模校）の建替えのタイミングが近いことから（９年差）、両施設の更 新時期を合わせ、必要規模を精査のうえ、合築を検討すべき。 ②留意すべき制約条件 【まとめ】 ・近隣には更科中、更科小が立地。学校の耐用年数を６０年とした場合、残耐用年数は更科中２４年、更科小２８年。 ・公民館の設置は中学校区を基本としているため、更新等のタイミングで中学校への複合化を中心に検討すべき。 ・本施設と更科中(小規模校）の建替えのタイミングが近いことから（９年差）、両施設の更新時期を合わせ、 必要規模を精査のうえ、合築を検討すべき。 （４）資産の立地特性 ①重視すべきエリア・資産の特性 ・市街化調整区域である。 ・県道６６号線（浜野四街道長沼線）沿いである ・公共交通はコミュニティバスのさらしなバスのみである。 ②公共としての活用ポテンシャル ・公共交通アクセスは悪く、ポテンシャルは低い。 ③外部転用のポテンシャル ・県道６６号線沿いであるものの、市街化調整区域であり、日常生活に必要な店舗等に 限定される。 【まとめ】 ・公共交通アクセスは悪く、公共としてのポテンシャルは低い。また、県道６６号線沿いであるものの、市街化調整区域 であり、日常生活に必要な店舗等に限定される。 ２ 総合評価 評価結果 ・稼働率は極めて低い。更科町は人口が減少傾向にあり、かつ、人口密度が極めて低いことが、影響して いると考えられる。 ・また、周辺に類似機能施設もなく、残耐用年数も15年あることから、ただちに施設を廃止するのは難し い。 継続利用 ・近隣には更科中、更科小が立地。学校の耐用年数を６０年とした場合、残耐用年数は更科中２４年、更 科小２８年。 方向性 ⑨当面継続 ・公民館の設置は中学校区を基本としているため、更新等のタイミングで中学校への複合化を中心に検 討すべき。 ・本施設と更科中(小規模校）の建替えのタイミングが近いことから（９年差）、両施設の更新時期を合わ せ、必要規模を精査のうえ、合築を検討すべき。（稼働率の極端に低い調理室については、学校の家庭 科室を使用すべき） ・なお、現在、利用料金は無料であるが、受益者負担の適正化について検討中。
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