農事組合法人 あびろみ が 農林水産大臣賞 受賞 第 52 回岐阜県自給飼料共励会 今回が 52 回目となる一般社団法人・岐阜県畜産協会主催の「自給飼料共励会」は、 自給飼料の生産技術向上と効率的な利用技術の普及を目的とし毎年開催され、畜産 生産者の自給飼料の生産意欲向上に大きく寄与しています。 今回は、草地の部7点、飼料作物の部28点 、調整品の部(主に発酵させた飼 料)47点の3部門から合計82点の出品がありました。 今年度、中津川市蛭川の 農事組合法人 あびろみ は飼料用米品種の「たち すずか」を栽培し、稲WCS(ホールクロップサイレージ)に調整した飼料を出品 したところ、色沢が非常に明るく香味の良い極めて優れた飼料として、最優秀賞に 輝きました。平成 27 年 2 月 13 日、県中濃総合庁舎 大会議室で表彰式が開催され、 農林水産大臣賞 を受賞しました。 農事組合法人 あびろみ は生産調整水田を活用して土地利用型作物(水稲、 大豆等)生産を行っており、平成 18 年度から飼料用稲(WCS)に取組んでいま す。 「たちすずか」は既存品種より多収で、TDN(養分総量)収量が高く、繊維 の消化性に優れ、茎葉中の糖含量が高い特徴があります。 また、全国の農業・畜産関係の試験場で栽培試験や消化試験が行われており、①従 来の既存品種に比べ糖含量が高く良好な乳酸発酵をすること、②穂の割合が少なく消 化性が高いこと、③不消化籾が少なく繊維の消化性が高いことが報告されています。 今後、県としても既存品種から「たちすずか」への品種転換を促すことにより、稲 WCSの品質向上につながることを期待しています。 稲WCSに調整している様子 (農)あびろみ 青木 清次代表
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