N o. 項目 人権教 1 育につ いて 意見の内容(要旨) 人権について学ぶことは,ますます重要になってきていると認識して おります。このことを計画本文47ページ「施策の方向1-1助け合いのあ ①人権,虐待,障害者の権 るまちづくり-②福祉教育の推進」で明記させていただきたいと考えて 利などを学ぶために教育行 います(以下の下線部分を追加)。 政の役割は大きく,明文化 「市民も福祉・教育関係者も,子どもの頃からの人権教育,福祉教育, を望みます。 障害のある子もない子もともに過ごす環境づくりが共生社会の基礎とな ると考えています。」 ②また,教員研修の項目の 1つとして,老人施設,障 害者(児)施設での実習や ボランティア活動を設けて いただければと思います。 障害者 (児) スポー 2 ツ大会 につい て 福祉避 3 難所に ついて 市の考え方 2019年に茨城国体,全国 障害者スポーツ大会,2020 年にオリンピック,パラリ ンピックが開催されます。 国際交流を兼ね,海外の障 害者アスリートの招待を 行ってみませんか。資金は 広く市民からの募金活動な どが相応しいと考えます。 市主催のかすみがうらマラ ソン大会は,国際盲人大会 に指定され,車いすマラソ ン大会を兼ねていると聞き ます。かすみがうらマラソ ン大会への海外アスリート の招待は大きな効果がある と思います。 災害時の障害者のための 福祉避難所については,災 害を想定した避難訓練を実 際に行う必要があると思い ます。そのためには障害の ある人一人ひとりに福祉避 難所を指定し,障害者自身 やその家族等が,避難所ま でのルートの確認や実際の 避難を行い,課題を抽出す ることが望まれます。 福祉教育,人権教育において教職員研修は重要であり「施策6 福祉 の心を育てる教育の充実」の基礎となる事項と認識しております。ご意 見は,その具体的な展開を図る上での参考とさせていただき,今後,教 職員研修の計画を立てる際には,関係機関・団体と連携を図りながら, 実践的な方法・内容について検討していきたいと考えています。 ご意見は,計画本文70ページ「施策80 かすみがうらマラソンにおけ る障害者レースの充実」に既に含まれている内容ととらえております。 かすみがうらマラソンでは,国際盲人マラソン大会を同時開催し,毎年 海外から盲人ランナーを,また姉妹レースでもある「アンコールワット 国際ハーフマラソン」からも,義足ランナーや障害を持ったランナーを 招待しております。 今後,東京パラリンピックの開催により,ますます障害者スポーツへ の注目が集まることが予想されることから,国際交流を含め,この障害 者アスリートの招待について積極的にPRし,市民とともにスポーツ振 興を推進していくことが重要と考えています。 ご意見は,計画本文55ページ「施策37 災害時の避難行動支援体制の整 備」を中心に,災害時体制づくりの全般に関わる事項ととらえておりま す。現在,本市においては,災害時避難行動要支援者の支援体制を構築 する途上にあり,地域防災計画に沿った要支援者対策の推進はもとよ り,市と「災害時における福祉的協力に関する協定」を締結している土 浦市民間社会福祉施設協議会と具体的な行動に向けた協議を進めている ところです。ご意見は,検討の際の参考とさせていただきます。 なお,現在,土浦市地域防災計画において老人福祉センター等5か所を 福祉避難所に指定し,災害時要援護者で一般の避難者との共同生活が困 難な場合,必要に応じて適宜開設することしています。また,被災した 要援護者が多数となり指定の福祉避難所で対処不能の時は,協定に基づ き社会福祉関連施設と協議の上,支援を要請することとしています。 よって現状では要援護者であっても,原則的に一時避難所に避難してい ただき,その後状況に応じて個別対応することとなります。 ご意見にもございましたように,防災の諸施策を進めるうえでは,想定 と課題の抽出は重要と認識しており,今後とも,社会福祉協議会や社会 福祉施設との連携強化を図り,施設での避難所運営訓練や,市の防災訓 練における要援護者を想定した種目追加など,早期実施を目指して取り 組んでいきたいと考えています。 1 N o. 項目 福祉の 心を育 てる教 4 育の充 実につ いて 意見の内容(要旨) 「助け合いのあるまちづく り」には,障害のある人の 生活領域全体において福祉 の心を育てることが大切と 考えます。現行の小中学校 での教育に加え,高校生か ら社会人にも障害のある人 の生活に関心を持ち,とも に考える機会(障害者の生 の声が伝わるような機会) をつくることを目指し,施 策6について,高校や企 業,地域住民と協働して具 体的施策の検討を進めるこ とを願います。 施策24には「通勤,通学 及び通所のための利用は, 介護者や保護者に緊急かつ やむを得ない理由があると きに限られていますが, ニーズに即した支援サービ スのあり方について,引き 続き検討していきます。」 とあり,地域自立支援協議 会などで検討されていると 聞きます。茨城県の地域福 祉支援計画に示されるノー マライゼーション社会を目 障害者外 指す観点,また一歩進んで 出支援の 5 土浦市が目指すインクルー 充実につ シブ社会を目指す観点から いて も,移動が困難な誰でもが ひとりでいつでも,余暇や 買い物などにも利用できる 外出支援(65歳以上を対象 とする乗り合いタクシーを 障害のある人も利用できる ようにすることも一案です が,より広い視点から独創 的な発想の移動方法を深く 検討することも必要と考え ます。)を,関係者が協力 し合い具体的な検討を早急 に進めることを願います。 市の考え方 ご意見は,施策6についていただきましたが,ともに考える機会は, 人権教育についてのご意見(NO.1①)と同じく福祉・教育の全般に関わ るものととらえ,ご意見の趣旨を計画本文47ページ「施策の方向1-1助 け合いのあるまちづくり-②福祉教育の推進」の本文中に加えさせてい ただきたいと考えています(以下の下線部分を追加)。 「今後は,教育委員会と社会福祉協議会の連携を一層強め,子どもから おとなまですべての市民が福祉や人権についてともに考えていけるよ う,福祉教育の推進体制を強化していきます。」 なお,若者や企業,市民が福祉の心を育てる機会としては,現在,次 のような本市ならではの取り組みがあります。このような環境を市民と ともに一層育んでいければとも考えています。 ・青少年ワークショップ:社会福祉協議会が,市内在住・在学の高校 生・大学生・専門学校生を対象に,福祉施設でのボランティア体験活動 をとおして福祉に対する理解を深め,思いやりの心をもった豊かな人間 性を育成することを目的に開催しています。 ・かすみがうらマラソン兼国際盲人マラソン大会:市内の様々な団体や 企業・市民のボランティアによって支えられており,大切な交流機会と なっております。 ・福祉の店ポプラ:障害のある人の社会参加と多くの市民との交流拠点 として社会福祉協議会が運営しています。 施策24についてご意見をいただきましたが,障害のある人の移動を支 えることは市としても大きな課題ととらえており,計画本文51ページの 「施策1-2活動しやすい安心・安全なまちづくり-②行動範囲の拡大支 援」の全般に関わることと認識しており,「今後とも,利用ニーズを把 握しながらこれらの支援を確保・充実し,障害のある人が自由に行動で きる範囲を拡大していけるよう図ります。」との記載に既に含まれてい る事項ととらえさせていただいております。 施策24に関連する障害者等の移動支援については,指定特定相談支援 事業所等より,通勤や障害福祉サービス事業所への移動に関しての課題 が出てきているとのことから,地域自立支援協議会等で検討及び報告を 行い,どのような方法が効果的であるか,課題解決に向けて,他市の先 進事例について研究しています。その中で,ご意見を参考とさせていた だきます。 2
© Copyright 2024 ExpyDoc