仕 様 書 業 務 名 平成27年度堺市消防局職員健康診断(以下「健診」という。 )業務 業務目的 労働安全衛生法第66条第1項、労働安全衛生規則第44条及び同規則第45条並びに堺市消防職員安全衛生管理規 程第19条及び同規程第20条に基づく定期及び特定業務従事者健康診断を実施し、職団員の健康状態の推移を把握し、 潜在する疾病を早期に発見する。 履行場所 健診業務の履行場所(以下「健診会場」という。 )は以下の場所とする。 ① 堺市消防局 (堺市堺区大浜南町3丁2番5号) ② 堺消防署 (堺市堺区市之町西1丁1番27号) ③ 中消防署 (堺市中区深井沢町6番地の6) ④ 東消防署 (堺市東区日置荘原寺町138番地5) ⑤ 西消防署 (堺市西区鶴田町29番18号) ⑥ 南消防署 (堺市南区原山台1丁14番1号) ⑦ 北消防署 (堺市北区新金岡町4丁1番2号) ⑧ 美原消防署 (堺市美原区黒山6番地の1) ⑨ 高石消防署 (高石市西取石1丁目27番23号) ⑩ 臨海分署 (堺市西区浜寺諏訪森町西3丁303番地の3) 履行期間 健診業務の履行期間は、平成27年4月1日から平成28年3月31日までとする。 第1章 総 則 Ⅰ 基本的事項 ⑴ 健診業務を実施するにあたっては、労働安全衛生法、労働安全衛生規則及びその他関係法規を遵守し、常に正 確な健診結果を提供すべく本仕様書並びに別途締結する契約書に従い履行しなければならない。 ⑵ 本仕様書は4章で構成しており、第1章は総則、第2章は健診業務の内容、第3章は納品物、第4章はその他 の事項を示している。 Ⅱ 一般事項 ⑴ 健診業務の内容 健診業務の内容は、次のとおりとする。 ① 定期健康診断 ② 特定業務従事者健康診断 ⑵ 健診対象者 ① 定期健康診断健診対象者は当局常勤職員、再任用職員及び美原消防団員(以下 消防職団員という。 )及び 週3日以上勤務する非常勤職員及び1年以上の任用が見込まれる週3日以上勤務する短期臨時職員とする。 ② 特定業務従事者健康診断対象者は当局常勤職員及び再任用職員の内、24 時間勤務体制の職員とする。 ③ 対象者の名簿(健診対象者マスターデータ)は、毎年度各健診の実施前に当局より健診業務受託者(以下 「健診機関」という。 )に提供するものとする。この場合において、健診機関は当局所定のデータ処理に関 1 する誓約書を提出しなければならない。 ④ 業務のなかで、消防職団員と事務職員を区分する必要のある健診項目等に注意すること。 ⑶ 健診実施期間 定期健康診断は5月の指定する日に、特定業務従事者健康診断は11月の指定する日に、別表-1の場所を巡 回し、それぞれ半日単位で指定の日程で行うものとする。 ただし、新規採用者に対する定期健康診断については、当局の指定する日に消防局で実施するものとする。 なお、災害発生による出場のため多数の職員が受診できなかった場合は、別途協議のうえ追加する場合がある。 ① 堺市消防局(消防局) ② 堺消防署(堺署) 定期健康診断については、延べ11日間 ③ 中消防署(中署) ④ 東消防署(東署) (別表-1参照) ⑤ 西消防署(西署) ⑥ 南消防署(南署) 特定業務従事者健康診断については、延べ10日間 ⑦ 北消防署(北署) ⑧ 美原消防署(美原署) ⑨ 高石消防署(高石署) ⑩ 臨海分署 ※ 健診期間中に巡回健診を受診できない者を、指定の健診機関で同様の健診を受診出来るよう準備する。 (指定の健診機関及び健診期間について、別途協議する。 ) ⑷ 健診(受付時間) 健診機関は健診(受付時間)を午前9時15分から11時まで、及び午後1時から3時まで実施するものとす る。 ただし、受付時間は、その日の混雑状況及び消防隊の出場状況に応じて開始時間を早める、あるいは終了時間 を遅らせるといった対応をとること。受付時間の短縮はしないこと。 ⑸ 健診会場 健診会場は、当局及び各署の施設を利用するものとするが、各施設の状況やレントゲン車駐車位置を事前に把 握し、各実施場所の担当者と事前協議しておくこと。 ⑹ 現場責任者 健診機関は健診会場の現場責任者を選任し、健診業務中、健診会場に常駐し、あらゆるトラブルに対応するも のとする。また、常に当局と連絡がとれるようにすること。 ⑺ 事務連絡 現場責任者は、健診実施期間中、1日1回健診終了時に『受検者名簿』 (別紙-1)の受渡し及び健診の状況 等の報告を当局に対して行うこと。 ⑻ 廃棄物の処理 ① 健診の実施に伴い発生する廃棄物は、適正手続きにより、健診機関が責任を持って処分すること。 ② 廃棄物の処分に関する経費は健診機関の負担とする。 2 ⑼ 健診業務に係る経費の負担 健診業務に使用する機材(機器、備品) 、衛生関係消耗品及び一般消耗品は、健診機関が準備するものとし、 その経費は健診機関の負担とする。 ⑽ 秘密の保持 ① 健診機関は、この契約に関し、業務上知り得た事項を他に漏らさないこと。契約の終了後及び解除後も同様 とする。また、当局から提供された健診対象者マスターデータ及び健診結果データの秘密保持及び保護保管 については、最善の管理体制をもって厳重に管理すること。 ② 健診機関は上記データ等を複写又は複製しないこと。 ③ 健診機関は、健診業務にかかわる電算業務を第三者に委託し、又は請け負わせないこと。 ④ 健診機関は、上記データ等については、当局が指定する業務以外に使用又は利用しないとともに、第三者 に提供しないこと。 ⑤ 健診機関は、データ等を健診業務終了後速やかに当局に返還すること。ただし、当局の指示により、これを 処分することができる。 ⑥ 健診機関は、健診業務にかかる電算業務処理中事故が発生したとき、又はやむを得ない理由により業務を遂 行することができなくなったときは、速やかに当局に報告すること。 ⑾ 入札参加除外者を受任者又は下請負人とすることの禁止 ① 健診機関は、堺市契約関係暴力団排除措置要綱に基づく入札参加除外を受けた者又は同要綱別表に掲げる措 置要件に該当する者を委任し又は請け負わせようとする受任者又は下請負人としてはならない。 ② これらの事実が確認された場合、当局は健診機関に対し、当該委任又は下請契約等の解除を求めることがで きる。 ⑿ 下請契約等の締結について 健診機関は、委任し又は請け負わせようとする受任者又は下請負人との委任又は下請契約等の締結にあたって は、委任又は下請契約締結時には当局の契約約款に準じた暴力団排除条項を加えることとする。 ⒀ 誓約書の提出について ① 健診機関は、堺市暴力団排除条例第8条第2項に規定する暴力団員又は暴力団密接関係者でない旨の誓約書 を提出しなければならない。ただし契約金額(税込)が500万円未満の場合はこの限りでない。 ② 健診機関は、契約金額(税込)が500万円以上となる委任又は下請契約等がある場合には、これらの者か ら堺市暴力団排除条例第8条第2項に規定する暴力団員又は暴力団密接関係者でない旨の誓約書を徴収して、 当局へ提出しなければならない。 ③ 健診機関及び委任し又は請け負わせようとする受任者又は下請負人等が当該誓約書を提出しない場合は、入 札参加停止を行うものとする。 ⒁ 不当介入に対する措置 ① 健診機関は、この契約の履行にあたり、暴力団員又は暴力団密接関係者から、暴力団を利することとなるよ うな社会通念上不当な要求又は契約の適正な履行を妨げる行為(以下「不当介入」という。 )を受けたときは、 直ちに当局に報告するとともに、警察に届け出なければならない。 ② 健診機関は、委任し又は請け負わせようとする受任者又は下請負人等が暴力団員又は暴力団密接関係者から 不当介入を受けたときは、直ちに当局に報告するとともに、当該受任者又は下請負人等に対して、警察に届 け出るよう指導しなければならない。 ③ 当局は、健診機関が当局に対し、 (1)及び(2)に定める報告をしなかったときは、堺市暴力団排除条例に 3 基づく公表及び入札参加停止を行うことができる。 ④ 当局は、健診機関又は委任し又は請け負わせようとする受任者又は下請負人等が不当介入を受けたことによ りこの契約の履行について遅延等が発生するおそれがあると認めるときは、健診機関が(1)に定める報告 及び届け出又は(2)に定める報告及び指導を行った場合に限り、必要に応じて履行期間の延長等の措置を とるものとする。 第2章 健診業務の内容 Ⅰ 健診項目(定期健康診断・全職団員) ⑴ 一次健診で実施する項目 ① 問診 ② 身長・体重測定(体格指数 BMI) ・腹囲測定 ③ 検尿(蛋白・糖・ウロビリノーゲン・潜血) ④ 視力検査 ⑤ 血圧測定 ⑥ 診察 ⑦ 胸部X線直接撮影 ⑧ 血液検査16項目 (AST(GOT)、ALT(GPT)、r-GTP、中性脂肪、HDL-コレステロール、LDL-コレステロ ール、血糖、HbA1c、クレアチニン、尿酸、白血球数、赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリット、 HBs抗原、HBs抗体) ⑨ 聴力検査(オージオメーターによる1000・4000ヘルツ) ⑩ 心電図検査 事務職員については、血液検査のうちHBs抗原・抗体検査は実施しない。 また、事務職員で平成28年3月31日(以下「基準日」と言う。 )現在、35歳及び40歳以上の職員(以下 「法対象者」という。 )以外については、⑨の検査は会話法にて実施し、⑩の検査は実施しない。 (当局は、消防 職団員と事務職員の区分がある。 ) ⑵ 二次検診(医師が必要と認めた場合のみ)で実施する項目 ① 心電図検査(対象者限定) ② 尿沈渣 Ⅱ 健診項目(特定業務従事者健康診断・隔日勤務者) ⑴ 一次健診で実施する項目 ① 問診 ② 身長・体重測定(体格指数BMI) ③ 検尿(蛋白・糖・ウロビリノーゲン・潜血) ④ 視力検査 ⑤ 血圧測定 6 診察 ○ 7 血液検査 14項目 ○ (AST(GOT)、ALT(GPT)、r-GTP、中性脂肪、HDL-コレステロール、LDLコレステロー ル、血糖、HbA1c、クレアチニン、尿酸、白血球数、赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリット) ⑵ 二次検診(医師が必要と認めた場合のみ)で実施する項目 4 ① 尿沈渣 Ⅲ 主な健診業務の詳細 ⑴ 受付及び問診 ① 事前に『健康診断受診票』 (以下『受診票』という。 ) (納品物1、又はこれに準じるものとする。 )及び『健康 診断問診票』 (以下『問診票』という。 ) (別紙-2) )を準備する。その際、過去4回分の健診結果データを印 刷し、平成27年4月1日現在の所属別に分け、各々を1の封書(所属氏名が確認出来る窓付き)に入れ当局 に健診実施2週間前までに提出すること。 (必要な健診結果のデータは事前に当局から健診機関に渡すものとする。) ② 受付で『受診票』及び『問診票』を受け取り、必要事項が記入されているか確認し、記入漏れの聞き取り記入 と疾患コード番号の変換を行い『受診票』の現症及び既往症欄に記入し、 『受検者名簿』 (別紙-1)を作成す る。その際、受検者が縦0番台の疾患や「その他の疾患」を選択している場合は、必要に応じて具体の疾病名 を聞き取り、それを記入すること。 (健診結果報告書、健康診断個人票(管理台帳)にその疾病名が記載され るものとする。 ) <用語の説明> 治療中:受診時において治療中のもの、治療期間が3週間以上の病気 手 術:入院し、手術を受けた病気(外来手術を除く) 観察中:定期的に医療機関において医師の診察や検査を実施している病気 既 往:医療機関において3週間以上の治療を受けた病気及び糖尿病、境界型糖尿病と診断されて治療を 受けていない場合、生活習慣病関係の疾患は既往として残す。 ③ 作成した『受検者名簿』 (別紙-1)を現場責任者が事務連絡時に当局に送付すること。 ④ 『問診票』の「2.問診(心の状態について) 」の全項目に漏れがないか確認し、チェックの記入が無い場合 は受検者に記入させること。 ⑤ 飲酒チェック欄については、 『換算表』 (別紙-3)により、ビール・ウイスキー・ワイン・焼酎・ブランデー は日本酒の量に換算した数値を受検者に記入させる。 ⑥ 『受診票』中の『問診項目』の内容は(別紙-4)のとおりとし、記入状況を見て、指定された健診項目にも れがないか確認する。 ⑦ その他、受検者からの質問に対して丁寧に応対し、必要であれば当局に連絡する。 ⑵ 身長測定 ① 基準日現在20歳未満の職員の場合は全員測定し、その他の職員は昨年の測定値を『受診票』に記入し、測定 しない。ただし、希望があれば測定する。 ② 測定値は小数点第2位で四捨五入し、小数点第1位で記入する。 ⑶ 体重測定 ① 全員測定する。 ② 測定値は小数点第2位で四捨五入し、小数点第1位で記入する。 ③ 体重(Kg)を身長(m)の二乗で割った体格指数[BMI(ボディ・マス・インデックス) ]は、後日健診 機関において計算し、健診結果報告書、健康診断個人票(管理台帳)に記載する。 ④ 着衣のままで測定し、2Kg引いた値とする。 ⑷ 腹囲測定 ① 全員実施する。 5 ② 衣服を除き、立位、軽呼吸時、臍の位置で地面に水平にメジャーを当てて測定するものとする。ただし、特段 の事情がある場合は、着衣の上から測定し、実施値から1.5cm引いた値を検査値とする。 ⑸ 検尿 ① 全員実施する。ただし、人工透析中の受検者には強要しない。 ② 検尿は、尿中の蛋白・糖・ウロビリノーゲン・潜血の有無の検査を行う。方法は、試験紙法とする。 ③ 潜血(+) 、又は蛋白(+)以上の受検者については、尿沈渣を実施する。ただし、生理中の場合は『受診票』の 潜血結果記入欄に「M」と記入し、実施しない。 ⑹ 視力検査 ① 全員測定する。 (裸眼か矯正のどちらかでよい。 ) ② 視機能検査器を使用して測定するものとする。 ⑺ 血圧測定 ① 全員測定する。 ② 受検者を着座させた状態で測定する。 ③ 測定前に説明を済ませ、測定中は受検者に話しかけないこと。 ④ 測定値は『受診票』の血圧測定結果記入欄「Ⅰ」に記入する。 ⑤ 最高血圧160mmHg 以上、最低血圧100mmHg 以上、最高血圧90mmHg 以下の場合は、医師による再測定を 行う。 ⑻ 診察 ① 全員実施する。 ② 内容は、視診・触診・打聴診とする。 なお、打聴診については、胸部・背部の2方向とし、衣服を除き肌に直接実施すること。 ③ 必要な職員については、血圧の再測定を行い、 『受診票』の血圧測定結果記入欄「Ⅱ」に記入する。 ④ 必要に応じて心電図検査の指示や指導を受検者に行う。 ⑤ 乳房腫瘤の触診及び乳房の視診は、問診の際に本人の申し立てがあった場合に、本人の同意を得た上で行う。 ⑥ 診察を担当する医師は、受検者からの質問に対して、誠意をもって答えること。 ⑼ 胸部X線直接撮影 ① 全員実施する。 (ただし、妊娠中、妊娠の疑い、又は胸部管理検診対象者は確認のうえ除外する。 ) ② 過去5年間のX線フィルム等については、本年度の健診業務を受注した健診機関が前年度の同業務を受注した 健診機関より引継ぎ、次年度の健診業務開始時まで保管し、契約期間満了後、次の健診機関に引き継ぐものと する。なお、その間に当局からの請求があれば速やかに持参すること。 ⑽ 血液検査16項目 ① 全員実施する。 ② 消防職団員は、HBs抗原・HBs抗体検査を実施するが、事務職員については、実施しない。 ⑾ 聴力検査 ① 消防職団員は全員実施する。 ② 事務職員の内、法対象者は聴力検査を実施し、法対象者以外は会話法にて実施する。 ③ オージオメーターにより、1000Hz(30dB) 、4000Hz(40dB)を左右測定する。 6 ④ オージオメーターは日本工業規格によるものを使用する。 ⑤ 聴力検査は、各実施場所で周囲の音ができるだけ遮断される場所を担当者と協議し、選定しておくこと。 ⑥ 補聴器を使用している職員は、 『問診票』の「疾患コード対照表」に○印を付し、検査しない。 ⑿ 心電図検査 ① 消防職団員は全員実施する。事務職員は法対象者のみ実施する。 ただし、法対象者以外であって、次の1)~7)の項目に該当する者については、本人に確認のうえ受検させ ること。 1)前回の心電図検査において所見があるとき 2)前年度胸部X線検査において心陰影異常所見があるとき 3)打聴診において心雑音や不整脈がみとめられるとき 4)血圧測定時最高血圧170mmHg以上、最低血圧100mmHg以上のとき 5)高血圧症、糖尿病、心疾患等の治療中、経過観察中であるとき 6)健診当日に医師より受検を指示されたとき 7)自覚症状の問診項目の「よく、どうき息切れがする。 」 「胸に圧迫感、しめつけるような痛みがある。 」 「脈が 乱れる。 」のいずれかに〇印があるとき ② 法対象者以外で、かつ上記1)~7)に該当しない者には、本人の希望に関わらず心電図検査は実施しない。 ③ 安静時標準12誘導心電図を記録すること。 ⒀ 尿沈渣 ① 尿検査で蛋白(+) 、又は潜血(+)以上の場合は受検させる。 ② 検査内容は、尿の顕微鏡検査とする。 ⒁ 最終確認 受検者が検査を終えたときは、 『受診票』を回収し、必要な項目をすべて受検しているか確認すること。未受検 項目があった場合は、直ちに受検させること。 ⒂ その他 ① 健診機関は、測定値等を『受診票』に記入する際、赤ボールペンを使用するなど受検者が記入したものでない と判別できるよう工夫すること。 ② 健診用機器は、定期的に整備、点検を行ったもので、長時間多人数の検査に耐え得るものを使用すること。 また、故障、性能劣化など不測の事態に備え、予備の機器類を用意しておくことが望ましい。 Ⅳ 未受検者の取扱い 受検する必要があるにもかかわらず、災害出場等により受検せず“未受検”となった健診項目があった場合、実施 期間中であれば、その項目は受検可能として取り扱う。 Ⅴ 健診結果の判定 ⑴ 判定手順 ① 健診機関の判定医は、 『堺市消防局判定(措置)表』 (別紙-5)に基づき健診項目ごとに判定を出し、そのう えで、それらを総合的に判断し、当局所定の『措置区分』 (別紙-6)に基づき総合判定の原案を出すこと。 ただし、 『堺市消防局判定(措置)表』 (別紙-5)については、必要に応じて当局産業医により見直しを行うも のとする。 ② この原案については、当局産業医の確認を受け、最終判定とすること。 7 ⑵ 当局産業医との連携 ① 再検査、精密検査を実施しないと判定が困難あるいは疾患が不明確である受検者が出た場合は、該当者の健診 結果( 『受診票』の写し及びX線フィルム2枚(前年度分を含む。 ) )を速やかに当局に送付し、当局産業医の判 定を受けること。 ② 早急に医療機関の受診を必要とする受検者が出た場合は、該当者の『受診票』の写し及び『仮結果表』 (別紙 -7)等を受検後10日以内に当局に送付すること。その後、当局から該当者に受診を促すものとする。ただし、 緊急に受診が必要であると判断した者については、直ちに当局に報告すること。なお、 『消防局至急受診範囲』 については、落札者に提供する。 ③ 事前に当局が示すB2及びB1の判定区分の者については、健診機関が判定区分(原案)を出した後、その判 定区分に関わらず、当局が示した判定区分を反映すること。ただし、健診機関の判定区分(原案)が当局の示し た判定区分を下回った場合は、この限りでない。 ⑶ 他の医療機関発行の健康診断書及び人間ドック検査成績書の取扱い ① 当局が指定する期間内に提出された他の医療機関発行の健康診断書及び人間ドック検査成績書の提出者につ いては、健診機関における健診受検者と同様に医師による判定及び電算処理(健康診断データの入力、健康診 断個人表(健診結果報告等の帳票の出力等) )を行うこと。 ② 育児休業、病気休職等のため健診実施期間内に受検受診することができなかった職員に対して、年度内に実 施する健康診断再実施分並びに健康診断終了後に提出された他の医療機関発行の健康診断書及び人間ドック検 査成績書の提出分については、①と同様に処理すること。 Ⅵ 健診会場の環境 胸部X線直接撮影、診察、心電図検査の会場については、受診中の職員が他の受検者から見えないよう衝立等で囲 うこと。 特に胸部X線直接撮影の会場は、屋外であるので待機中の受検者が外部から見えないように衝立等を用意するとと もに、テント、机、脱衣籠等当局が指定する物品を用意すること。 また、心電図検査の会場については、検査台は安楽な臥位がとれるよう、また、精神的及び肉体的安静が保ちやす いように配慮すること。 問診の会場については、問診中の会話が他の受検者に聞こえないように配慮すること。 Ⅶ 電算処理 健診機関は、健診対象者マスターデータを当局から受け取ること。受け取ったデータは所定の処理を行った後、速 やかに当局に返却すること。 健診結果は、 『判定コード一覧表』 (資料1)に基づいて処理し、CD-Rに保存したうえで、健康診断実施後、速 やかに当局に納品すること。 第3章 納品物 Ⅰ 納品物の種類及び時期 健診機関が当局に納品するもの及びその納品時期については別表―2のとおりとするが、詳細については両者で協 議するものとする。 第4章 その他の事項 Ⅰ 本仕様書に定めのない項目及び疑義が生じた項目については、当局と健診機関で協議を行い決定するものとする。 8
© Copyright 2024 ExpyDoc