2 月 20 日 早稲田大学(政治経済学部)日本史 ※赤数字 赤数字が合否を分ける問題、青数字 青数字は難問(できなくても合格できる) 、色がない問題は「基礎~標準レベル」 赤数字 青数字 で絶対に落としてはならない問題です。 【解答・配点例】 ※下線が各 2 点、他は各 1 点(順不同・完答)、論述 8 点 計 70 点 マーク式 36 問(選択 24 問・正誤 12 問)・記述式 13 問・論述 1 問 合格目安= /70 点(正答率 正答率 76% %) 合格目安=53/ 合否を分ける問題= 難問は 合否を分ける問題=9/50 問(難問 難問は 0 問) 〔Ⅰ〕古代~中世の教育 古代~中世の教育 <やや易> 14 点満点 A B 合否を分ける問題= 合否を分ける問題=1 問 1 エ 2 ウ 3 オ 4 イ 5 オ 6 ア・オ 7 ウ 8 イ 1 金沢文庫 2 綜芸種智院 3 足利学校 〔Ⅱ〕江戸時代の文化・外交・経済 江戸時代の文化・外交・経済 <やや易> <やや易> 14 点満点 A B A B [ⅱ]a [ⅲ]c [ⅳ]e [ⅴ]d [ⅵ]b [ⅶ]a [ⅷ]a [ⅸ]荻原重秀 [ⅹ]講 講 [ⅺ]1200(倍) 合否を分ける問題= 合否を分ける問題=1 問 1 え 2 あ 3 う 4 い 5 お 6 う 7 お 8 え (a)内国勧業博覧会 (b)立憲改進党 (c)松方正義 〔Ⅳ〕第一次世界大戦 第一次世界大戦 <やや易> 14 点満点 A B 合否を分ける問題= 合否を分ける問題=1 問 [ⅰ]d 〔Ⅲ〕殖産興業 殖産興業 <やや易> 14 点満点 合否を分ける問題= 合否を分ける問題=2 問 1 は 2 い 3 は・ほ 4 ろ・ほ 5 ろ・に 6 は・ほ ほ 7 に 8 ほ 9 普通選挙 10 幣原喜重郎 11 松岡洋右 〔Ⅴ〕戦後の経済( 戦後の経済(1960~ ~90 年代) <やや難> 戦後の経済( <やや難> 14 点満点 A 1 e B 1 中曽根康弘 2 d 計 50 問 3 1 c 合否を分ける問題= 合否を分ける問題=4 問 4 c 2 <解答例 1> バブル崩壊による資産デフレにより、不良債権を抱えた金融危機の経営が悪化し、平成不況と呼ばれる デフレをもたらした。また、橋本内閣の消費税引き上げにアジア諸国の通貨・金融危機が相まって景気 は再び後退した。(100 字) <解答例 2> 株価や地価の暴落を契機とするバブル崩壊後、不良債権を抱えた金融危機の経営悪化と金融逼迫で平成 不況に陥った。また、橋本内閣の消費税率引き上げとアジア金融危機が重なり、不況は長期化し、デフ レとなった。(98 字) 【解説】 〔Ⅰ〕古代 古代~中世の教育 古代 中世の教育 A 問1 過去問演習量により得点差が生じる。大学の学科と博士の家柄の組み合わせ問題。早稲田/ 早稲田/ 人間・2009 と同じ出題形式である。なお、エの「紀伝道」の別名は「文章道」である。 人間・ 問2 ウの説明は、「国司」の説明である。 問3 オ「陣定」は摂関家のみで構成されていない。 問5 明らかに「オ」が正文と判断できるが、 「エ」の判断が気になるはずである。一山一寧は来日後、 建長寺住持として迎えられた。その後、1302 年、北条貞時は一山一寧を円覚寺住持に就任させて いるため、 「エ」も正文と考えられるが、ここは来日直後のことをいっていると判断して誤文とす る。なお、上記の下線部の知識を持つ受験生はほぼ皆無であるが、多くの受験生は消去法を利用 して正解したであろう。 問7 Bの問3を利用して人物を「ザビエル」と特定する。 〔Ⅱ〕江戸時代の文化・外交・経済 江戸時代の文化・外交・経済 A [ⅰ]a~c は本学受験生レベルならば、著者と著作の違いから誤りと判断できる。e の横井小楠が江戸 時代後期(末期)の人物ということから、残った d が正解と分かる。なお、 『国是三論』 (こくぜ さんろん)は横井小楠の著作である。 [ⅱ]問題文をかみくだくと、「化政文化と関係が最も薄いものを 1 つ選べ」と出題しているにすぎな い。よって、元禄文化の a の「住吉具慶」が正解。 [ⅲ]化政文化の民衆文化からの出題。Bの[ⅹ]と同様、受験生が手薄となる分野であるが、新課程 2 版の山川出版の教科書P247~248 に掲載されているため、教科書レベルである。 [ⅺ]1 両=4 分=16 朱を想起すれば正解に導ける。 〔Ⅲ〕殖産興業 殖産興業 問1 おそらく初見では、え「勧業殖産」が正解かも?というあいまいな認識かもしれない。しかし、 問2の「初代の内務卿としてこの政策を進めた」、問4の「1 の政策により」、問5の「1 で進め られた政策の一つが北海道の開拓」とあることから、え「勧業殖産」が正解だと確信に変わる。 このように、 「未史料はキーワードを探し、既存の知識や他の設問を利用して 未史料はキーワードを探し、既存の知識や他の設問を利用して解く や他の設問を利用して解く」 解く」。これ以外の 解法やうまい話はない。 問3 2014 年夏に世界遺産に登録された「富岡製糸場 富岡製糸場」からの時事的な問題。 富岡製糸場 問7 私立大学では定番の「官営事業の払下げ 官営事業の払下げ」問題。お「深川セメント」は、 「浅野総一郎」への払下 官営事業の払下げ げである。 問8 得点差が生まれる。ヒントは「嚶鳴雑誌」から、政社の 1 つ「嚶鳴社(東京)」の沼間守一 沼間守一。もう 沼間守一 1 つのヒントは「日本初の日刊紙」から「横浜毎日新聞 横浜毎日新聞」 横浜毎日新聞 。この事から、「え」が正解と判断した 受験生もいたであろう。 〔Ⅳ〕第一次世界大戦 第一次世界大戦 A 問1 2014 年が「第一次世界大戦から 第一次世界大戦から 100 周年」という時事的な問題。 周年 問6 過去問演習量により得点差が生まれる。早稲田/社会・ 早稲田/社会・2011 と同じ問題である。 「赤道以北の南 早稲田/社会・ 洋諸島」とは、「マリアナ諸島・マーシャル諸島・パラオ諸島・カロリン諸島 マリアナ諸島・マーシャル諸島・パラオ諸島・カロリン諸島」である。 マリアナ諸島・マーシャル諸島・パラオ諸島・カロリン諸島 問7 ヴェルサイユ条約の「人種差別撤廃案 人種差別撤廃案」 ・2007 人種差別撤廃案 は早稲田大学の頻出単語である。早稲田/法・2012・ 早稲田/法・ +商・2008+政経・ +政経・2003+社会・ +社会・2002 でも類題が出題されている。 +商・ +政経・ +社会・ 問8 「い」と「ほ」の 2 つで迷うはず。本学受験生レベルならば、極東国際軍事裁判 極東国際軍事裁判に関する情報と 極東国際軍事裁判 して「戦後、近衛文麿は、戦犯指名を受けて自殺(逮捕される直前に自殺)」という知識は持っ ているはず。よって、 「ほ」が誤り。不正解だった受験生は、 「い」の「昭和研究会 昭和研究会」は難関私 昭和研究会 立大学では必須用語のため覚えてもらいたい。 3 〔Ⅴ〕戦後の経済( 戦後の経済(1960~ ~90 年代) 戦後の経済( A 問2 「東海道新幹線開業 東海道新幹線開業 50 周年」の時事的な問題。早稲田/文化構想・ 早稲田/文化構想・2013 でも「上越新幹線開業 周年 早稲田/文化構想・ =1982 年」が出題されている。 問4 やや難。史料<4>の 7 行目に「構造改革なくして…」がキーワードとなり、 「小泉純一郎」と判 別できる。 「a」か「c」で迷うはずだが、小泉首相が「郵政民営化法」を制定したことから、c の 「道路公団民営化」を選んだ受験生は多かったはず。 B 2 「消費税 消費税 8% %」 「アベノミクス アベノミクス」の時事的な問題。新課程版の山川出版の教科書P412~413 を参照 アベノミクス すれば、P1 の解答例 1・2 のような解答ができるが、問題文に「年代順 年代順」とあることを忘れてはな 年代順 らない。なお、本学部受験生が併願する慶應義塾/経済・ 慶應義塾/経済・2013 でも類題が出題されている。 慶應義塾/経済・ 以上、 「直前特別映像授業 直前特別映像授業(戦後史ファイナルチェック 150 問・HP 上で無料)でお伝えした時事問 時事問 直前特別映像授業 題からの出題が特に目立った。入試は「時事的なことが出題される 時事的なことが出題される」 日本史の入試問題は 時事的なことが出題される 。つまり、日本史の入試問題は 時事問題と無関係に存在しているのではない。 時事問題と無関係に存在しているのではない (※配点は予想配点です) 解答速報の著作権は増⽥塾に帰属します。許可無く⼀切の転⽤・転載を禁じます。 4
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