2 月 17 日 早稲田大学(文学部)日本史 ※赤数字 赤数字が合否を分ける問題、青数字 青数字は難問(できなくても合格できる) 、色がない問題は「基礎~標準レベル」 赤数字 青数字 で絶対に落としてはならない問題です。 【解答・配点例】 ※下線が各 2 点、他は各 1 点 計 50 点 マーク式 28 問(選択 9 問・正誤 19 問)・記述式 18 問 合格目安= /50 点(正答率 正答率 74% %) 合格目安=37/ 合否を分ける問題= 難問は 合否を分ける問題=10/46 問(難問 難問は 4 問) 〔Ⅰ〕小国の分立~古墳文化 小国の分立~古墳文化 <易> 7 点満点 1 帥升 2 イ 6 ウ 7 エ 3 1 たどころ 2 ア 7 大名 8 新猿楽記 合否を分ける問題= 合否を分ける問題=0 問 イ 4 〔Ⅱ〕古代の土地制度 古代の土地制度 <易> 8 点満点 イ 6 惣掟(村掟・村法) 2 藤原泰衡 エ 5 親魏倭王 5 エ 合否を分ける問題= 合否を分ける問題=1 問 3 イ 4 〔Ⅲ〕中世の政争・争乱 中世の政争・争乱 <やや易> 7 点満点 1 3 イ 7 ウ 4 1 イ 2 留守居 3 堂島 6 エ 7 柳沢吉保 8 イ 乗田 オ 5 5 2 内国勧業博覧会 3 ウ 4 オ 6 イ・エ 7 原敬 8 日比谷 9 ア・オ 蔦屋 3 オ 合否を分ける問題= 合否を分ける問題=1 問 解なし 2 ウ 空米 1 エ オ 合否を分ける問題= 合否を分ける問題=3 問 4 〔Ⅴ〕近現代の「公園」 近現代の「公園」 <標準> 12 点満点 〔Ⅵ〕浮世絵の歴史 浮世絵の歴史 <やや難> 8 点満点 6 合否を分ける問題= 合否を分ける問題=3 問 〔Ⅳ〕近世の政治・経済・文化 近世の政治・経済・文化 <やや難> <やや難> 8 点満点 1 計 46 問 5 イ 10 ウ 合否を分ける問題= 合否を分ける問題=2 問 イ・オ 4 1 ア 5 日本橋 6 エ 【解説】 [Ⅰ]は例年、原始時代 原始時代から出題され、難解な選択肢が多く、受験生を悩ませていたが、今年度は、[Ⅰ]・ 原始時代 [Ⅱ]・[Ⅲ]・[Ⅴ]は全問正解も十分可能であり、それだけで 34/ /50 点(正答率 68%) %)に達するくらい、 %) 2015 年度の文学部の問題は、教科書・参考書等に記載がない難問が 4 問あるが、正誤判定問題も判断 しやすく、昨年度より難易度は易化 易化したと思われる。もちろん、上智大学の解答速報でも何度もお伝え 易化 したように、過去問演習量により、多くの類似問題が出題 過去問演習量により、多くの類似問題が出題されていたため、正答率 80%以上の受験生は 過去問演習量により、多くの類似問題が出題 多かったのではないだろうか。 〔Ⅰ〕小国の分立~古墳文化 小国の分立~古墳文化 内容分析=すべてが基本問題である。問 6 は文学部の新傾向であり、来年度以降続くかどうかは分から ない。 〔Ⅱ〕古代の土地制度 古代の土地制度 内容分析=すべてが基本問題である。問 8 は新課程版の山川出版の教科書P71 に掲載されている。 本学受験生レベルなら標準問題である。なお、早稲田/法・ 早稲田/法・2003+商・ 商・2008 でも同じ問題が出題され 早稲田/法・ 商・ ている。 〔Ⅲ〕中世の政争・争乱 中世の政争・争乱 内容分析=本学受験生レベルであれば、すべてが基本~標準問題である。問 1 は早稲田大学頻出の「保 保 元の乱」からの出題。早稲田/政経・ 早稲田/政経・2014 でも同じような問題が出題。 元の乱 早稲田/政経・ 〔Ⅳ〕近世の政治・経済・文化 近世の政治・経済・文化 内容分析=難しい問題もあるが、最低でも 3/ /8 点以上は必要である。 点以上 問2 難問。解答できた受験生は、ほぼ皆無と思われる。 「留守居 留守居」は「るすい」と読み、大名の江戸藩 留守居 邸に常駐する役職で、主に幕府や他藩との連絡や交渉を担当した。 問4 難問。新課程版の山川出版の用語集に記載がない解答不能な問題であるため合否には関係がない。 なお、「空米 空米」は「からまい」と読む。 「帳合」でも正解であろう。 空米 問6 蘐園塾は荻生徂徠が開いた私塾。よって、エが誤り。 問7 得点差が出る問題。問題に「徳川綱吉の小姓から出世して、最後には…」とある。このことから、 「綱吉の時代で出てくる人物」 ・ 「綱吉の側近」 ・ 「最後までいる」に当てはまる人物は、側用人であった 「柳沢吉保」と判断できた受験生は多かったであろう。 2 問8 ア=「なく」→「あった」 ウ=「女性」→「男性」(当時は、野郎歌舞伎) エ=「荒事」→「和事」 オ=「寛政の改革」→「天保の改革」 〔Ⅴ〕近現代の「公園」 近現代の「公園」 問4 「小泉純一郎」→「中曽根康弘」に直せば正文となる。 問5 「イ」以外が明らかに正文と判断できるため、「イ」を誤りと判断した受験生は多かったはず。 「東京大学農学部」→「北海道大学」に直せば正文となる。 問10 「オ」の難しい選択肢に惑わされず、基本問題である「ウ」を誤文と判断すること。 「日米安全保障条約締結」→「サンフランシスコ平和条約調印」に直せば正文となる。 〔Ⅵ〕浮世絵の歴史 浮世絵の歴史 内容分析=「直前特別映像授業 直前特別映像授業(戦後史ファイナルチェック 直前特別映像授業 150 問・HP 上で無料)」で、2015 年度 入試では、時事問題として「東海道 東海道」 浮世絵」に関連することが出題されると伝え、見事的中した。入 東海道 「浮世絵 浮世絵 試には「時事的なことが出題される 時事的なことが出題される」 日本史の入試問題は時事問題と無関係に存在している 時事的なことが出題される 。つまり、日本史の入試問題は時事問題と無関係に存在している のではない。 のではない 問1 得点差が生まれる問題。空欄の左に「江戸開府以来の徳川幕府お抱え絵師」とある。この事から、 「寛永文化時の幕府御用絵師は誰か」と出題されていることが分かる。よって、 「エ」の狩野派が正解。 問2 「蔦屋 蔦屋重三郎 蔦屋重三郎」は私立大学では頻出単語であるが、記述となると書けなかった受験生がいたので 重三郎 はないだろうか。 問4 解答できた受験生も多かったかもしれないが、難問である。多くの受験生が使用している山川出 版の教科書には「オ」の「神奈川沖浪裏」が掲載されており、 「ア」の「凱風快晴(がいふうかいせい)」 は掲載されていない。 問5 やや難。ただし、新課程版の山川出版の教科書P221(旧課程版ではP187)に写真が掲載されて いるため解答できた受験生もいたであろう。 問6 消去法も利用できない難問。エの「鏑木清方」は「かぶらぎきよかた」と読む。もちろん、図説 等には、 「ウ」の上村松園(うえむらしょうえん)・「エ」の「鏑木清方」は掲載されているが、 「歌川派 の末流」までは掲載されていない。 (※配点は予想配点です) 解答速報の著作権は増⽥塾に帰属します。許可無く⼀切の転⽤・転載を禁じます。 3
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