わが国のスクールソーシャルワーカーの 専門性の確保

わが国のスクールソーシャルワー
カーの専門性の確保と体系化に関
する研究
中部学院大学人間福祉学部
宮 嶋 淳
社会福祉士に対するスクールソーシャ
ルワーカー養成研修プログラム
 本学研究紀要第12号(2011年3月)
 文科省がSSWrに期待することは・・・
子どもたちの「学び」の危機への介入
* 適切なアプローチ及び理論
* エコロジカル・アプローチなど
ジェネラリスト・アプローチで十分か?
子どもの「学び」の危機とは
1.
2.
3.
4.
非行行為、暴力
いじめ、不登校、家庭内不和
「子どもの貧困」
大震災による深刻化
1. 震災によって露呈した「沈み」「見えない闇」
2. 「震災孤児」への支援
3. 里親、未成年後見制度の「見えなさ」
日本学校ソーシャルワーク学会(2012.3.)
『いま、東北のスクールソーシャルワーカーはー災害復
興と向き合う中でー』より
 福島県におけるSSWrとしての活動(例)
 ケースに対応していく中では、さまざまな支援をしてくれ
る人に出会い、協働して取り組むことによって一つ一つ
の成果を積み重ねているところです。
 虐待に関する要保護児童対策地域協議会の情報の開
示が少ないため、自治体と連携を深めることを促進して
います。
* いかなるアプローチで、SWが展開されているのか?
今後、必要なこと
 現場の声
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SSWが認識され定着すること
今は出来ないことを認識すること
自分では出来ないことを、助けてもらうこと
どこの現場でもSWの視点をもった人が必要なこと
重層的なシステム
 学会の認識 (2012.4.10.会報第23号)
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学校側の理解
SSWrのスーパービジョン体制
実践者のバックアップ体制
エビデンスの蓄積
「専門研修」のスタンダードづくり
今年度大会テーマ「子どもと生活とソーシャルワーク」
教育と福祉の接点を接面に
教育
子どもの ・・・目標は「共通」
豊な育ち
発達
保健
心
集団
・・・・・・福祉は、教育との接点を面にできるか
福祉
力
個
居場所
家族