山形県橋梁長寿命化総合マニュアルの主な改訂点 H27.2 道路保全課 1.改訂理由 5.小規模橋梁の更新についての記載を追加 道路法施行規則の改正(H26年6月)に伴う改訂 小規模橋梁の維持管理の簡素化を目的として、10m 未満程度の橋梁をボックスカルバートへの 構造変更(更新)を図ってきた。 2.点検方法の変更 … 全径間5年に一度の近接目視が義務付けられる。 (山形県橋梁長寿命化におけるボックスカルバートの取扱いに関するガイドライン H24.3) 対象:道路法上の道路…橋長 2.0m 以上の橋、高架の道路等 →ボックスカルバートも全て対象 (詳細は山形県橋梁点検要領 平成26年7月版を参照) 3.健全性の診断 今後、小規模橋梁の補修が本格化することが見込まれることから、総合マニュアル内に 含めることとした 6.構成の見直し 診断の判定区分を「Ⅰ~Ⅳ」の4段階で行うことが国交省より示される。 山形県ではこれまでの5段階による判定をそのまま踏襲。 ←国判定区分のⅠを県では「Ⅰa(旧 OK),Ⅰb(旧Ⅲ)」の2段階に分割することで 総合マニュアルは山形県の橋梁の長寿命化に係る考え方をまとめたもの。 主要な考え方のみをマニュアルの本文とし、詳細や事例については付録に移動。(スリム化) ・中長期長寿命化計画策定に係る計算手法等については、付録に移動 これまでの判定との整合性を図る。 7.付録-1 対策区分の評価基準のレイアウト変更 旧区分 OK,Ⅲ,Ⅱ,Ⅱ+,Ⅰ 新区分 Ⅰa,Ⅰb,Ⅱ,Ⅲ,Ⅳ (県管理区分:診断書) Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ,Ⅳ ・“道路橋定期点検要領(自治体向け) (国提出区分:別紙3) 平成26年6月 国土交通省道路局”の 「付録2判定の手引き」に示された各損傷の判定区分例(写真・コメント)を新たに引用 ・各損傷について、比較しやすいよう見開き2ページ内にⅡ~Ⅳの損傷例を配置 ・山形県の点検調書(結果)についても、新たに損傷例として追加した。 (参考) 旧判定 区分 損傷 評価 区分 区分 基本的な考え方(対策区分) (別紙3) 点検表 記録様式 診断書 OK A B Ⅱ+ Ⅰa 監視や対策を行う必要のない状態 Ⅰb 当面監視や対策を行う必要はないが、状況に応じて対策を行う場合もある状 態(概ね10年以内) 各判定の損傷状態の写真を明示 + 各損傷状態のコメントも追加 Ⅰ Ⅲ Ⅱ →各損傷(鋼腐食、床版ひびわれ等)について、 Ⅱ 状況に応じて、監視や対策を行うことが望ましい状態(概ね5年以内) Ⅲ 早期に監視や対策を行う必要がある状態(概ね2年以内) Ⅳ 緊急に対策を行う必要がある状態 例)鋼部材の損傷 腐食 判定区分Ⅲ(早期措置段階) C Ⅰ 4.管理区分フローの修正 ボックスカルバートも長寿命化計画マニュアル内に明確に含める。 →管理区分内にボックスカルバートも追加 損傷状態のコメントを追加 広がりのある顕著な腐食 局部的に明確な板厚減少
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