ニホンヒキガエルについて

標準和名 ニホンヒキガエル(ヒキガエル科)
C ランク(兵庫県内において存続基盤が脆弱な種:兵庫県版レッド
デ-タブック 2003)
西日本、四国、九州に分布し、海岸近くの雑木林から高山まで広い範囲に生
息します。褐色の体色をしており、体長 12cm 程度になる大型のカエルです。
昆虫や小動物など口に入るものは何でもたべます。ジャンプがあまり得意では
なく、のそのそと歩きます。2 月から 4 月頃のまだ寒い時期に浅い水場に集まり
産卵します。繁殖時に集団で絡み合う様子は「カエル合戦」とも呼ばれます。
6,000~14,000 個ほどの卵の入ったヒモのような 20m にもなる長いゼリー状の
卵のうを産みます。
一般にガマガエルとも呼ばれ「ガマの油」は傷薬として利用されていました。
また、置物や焼き物のモデルや、歌舞伎や童話に登場するなど人々に親しまれ
ています。
ビオト-プで産卵中のペア
卵