1月 - 全国健康保険協会

発行:
宮里 博史
全国健康保険協会 沖縄支部
明けましておめでとうございます。
「福寿うちな~運動」参加の皆さまにおかれましては、ご家族
そろって清々しい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
旧年中は、協会けんぽの業務運営に格別なるご理解とご協力を賜
り厚く御礼申し上げます。
沖縄県民の平均寿命都道府県別ランキングで、かつてはトップ
だったものが近年男女ともその順位が低下し「330ショック」と
呼ばれていることはご承知の通りです。
沖縄県では、健康長寿日本一復活を目指して関係機関、団体と連
携して県民の健康づくりに取り組むことになりました。
協会けんぽとしましても、企業の発展のためには従業員の健康維
持が重要であるとの認識の下、これまで以上に加入者の皆さまの健
康維持・増進に向けて諸事業を展開していく所存であります。
その一環として、本年も「福寿うちな~運動」をさらに推進し、
参加企業、参加者数を拡大して加入者の皆さまの健康づくりに取り
組んでまいります。
この一年が、皆様に幸多い年となりますよう祈念申し上げ新年の
ご挨拶といたします。
今 回 の テ ー マ は 「 冷 え 性 」 に つ い て で す 。
寒い季節になると、手先や足先の冷えが気になりませんか。冷えによる肩
こりや腰痛、便秘や肌あれ、抵抗力の低下などといった症状が多数存在しま
す。まさに「冷えは万病の元」と言えます。冷え性は女性に多い症状と思わ
れていましたが、最近では、男性の方も増えてきているようです。貧血や血
行の悪さ、自律神経の乱れなどもその症状を引き起こすといわれています。
冷え性の症状の多くは、大きく体調を崩すものではないために甘く見てしま
いがちです。しかしながら、まれに貧血や低血圧など血管系の疾患などの病
気が隠れていることもありますので、症状が気になる場合は一度医師にご相
談されることをおすすめします。
◎冷え性チェック!!
□トイレが近い
□身体の節々が痛い
□不整脈や動悸がある
□生理痛、生理不順がしばしば起こる
□ゲップ・おならが多い
□暑いのに汗をかかない
□手足や顔、頭ばかりに汗をかく
□手足が冷える
●上記項目が一つでも当てはまれば、冷え性の可能性があります。
~
裏
面
へ
つ
づ
く
~
食習慣・生活習慣から考える冷え性改善法
◎体を温める食べ物を摂る・・・体を温める食べ物には、「物理的に温かい」・「塩気、
苦味、渋みがある」・「寒い地方で取れる」という共通点があります。逆に体を冷やす食
べ物には、「物理的に冷たい」・「砂糖(糖質)を多く含んでいる」・「温暖な地方で取
れるもの」という共通点があります。つまり、生野菜より火を通した野菜、冷たいジュー
スより温かいお茶、冷酒より熱燗の方が、当然体が温まります。また刺激のあるものは体
を温めるので、たまねぎ、ねぎ、しょうが、ハーブ、唐辛子などをうまく利用しましょう。
◎自律神経を整える生活習慣
睡眠・・・十分に睡眠をとって心身を休ませることが大事です。睡眠は人間の体を一定に
あああああ保つのに重要なので、できるだけ規則正しい睡眠を心がけるようにしましょう。
運動・・・歩く習慣やストレッチなど、日常に適度な運動をとりいれることにより、血行
あああああ促進や筋肉量のアップにもつながります。
◎心臓から一番遠い足を温める・・・足は心臓から一番遠いところにある上に、うっ血し
て冷えやすくなります。足湯をしたり、足の指が動く五本指ソックスを履く、寝るときに
湯たんぽを入れたりと足を冷やさないようにしましょう。また、むくむと冷えが悪化しま
すので、こまめに足を上げたり足首を動かしたりするようにしましょう。
◎ワンポイントアドバイス・・・あったかアイテムを上手に取り入れ
よう。腹巻・肌着など肌にフィットするものを、1枚着るだけで体感
温度が約1度上がります。冷え性対策をしっかり行って、寒い時期を
元気に乗り切りましょう。