ご挨拶 - 全国書画展覧会

ごあいさつ
広島県安芸郡熊野町
町長
三村
裕史
「第30回ふれあい書道展」が、多くの書道愛好家
のご理解とご協力をいただき開催できましたことに対
し、厚くお礼を申し上げます。
広島県熊野町は筆の製造技術をもとに、筆の都とし
て、その伝統と歴史を培い、栄えてまいりました。熊
野町が目指す将来像として、
「ひと
まち 育む
筆の
都熊野」を目標にあらゆる世代が活動に親しむことが
できる環境づくりを進め、新たな熊野の文化を創造・発揮できる町づくり
に取り組んでいます。
また、本町では、平成20年から条例で「春分の日」を「筆の日」と定
め、前後の1週間を筆の日週間として、筆を使った住民参加型のイベント
など、筆を身近に感じてもらえる取り組みを行い、筆の都熊野町として、
書筆を持って書くことを推進しています。
さて、ふれあい書道展は、平成11年から続く全国の書道愛好家の皆様
を対象とした公募展となっています。今回は全国47都道府県の1,47
9団体の1歳から106歳までの幅広い書道愛好家の方々から、15,6
96点の応募をいただいたということは、筆の都熊野町としても感謝すべ
きことで、書に親しみ、筆を持つ喜びを多くの方に味わっていただくこと
で、筆から生まれる文化の振興と交流が深まっていることを実感していま
す。
審査は、書の流派にとらわれず、厳正かつ公正に行われ、賞が決定して
います。書を志す方はもちろんのこと、書道に少しでも興味のある方にも
是非ご参加いただき、書を楽しんでいただきたいと思います。
結びに、この書道展を開催するにあたり、広島県、広島県教育委員会そ
の他関係諸団体の皆様から御支援、御協力をいただきましたことに深く感
謝の意を表し、ご挨拶といたします。
第30回ふれあい書道展について
全国書画展覧会運営委員会
委員長
宗盛
勝則
筆を持つ喜び、書に親しんでいただくことを第一義
に、そして未就学児から高齢者までの幅広い層を対象
に、生涯学習の一環として取り組んでまいりました「ふ
れあい書道展」が第30回を迎えることができました。
毎回、全国の登録団体を中心に募集案内をしており
ますが、今回も多くの力作が47都道府県から1,4
79団体15,696点もの作品が届きました。最年
少は1歳から106歳の最高齢の方まで、本書道展にふさわしい実に幅広
い出品者があり、生涯にわたって書に親しまれている様子を伺うことがで
きました。
本書道展は、いわゆる書の流派などにとらわれない、公平公正な審査も
高く評価いただいており、その審査は、審査長として元文部科学省教科調
査官で東京学芸大学名誉教授の加藤祐司先生、現文部科学省教科調査官で
東京学芸大学教授の加藤泰弘先生にご依頼し、丁寧に選んでいただきまし
た。
「特別賞」・「筆都大賞」及び「ふれあい賞」の作品は、筆の都熊野町の
町民会館ロビーに展示(期間:3月14日(土)~3月22日(日))し、
毎回広島県外からも多くの方々にご来場いただいております。皆様方に感
謝申し上げます。
本書道展は、筆を持つ楽しさを末永く記念にしていただこうと出品者全
員に自分の作品の画像が入った賞状を贈呈し、皆様方からお喜びいただい
ております。
誰でも、いつでも、どこでも、筆を持ち、書に親しみ、書を通じてたく
さんの仲間との出会いと交流が始まることと思います。次回も力作をお寄
せくださいますようお願い申し上げます。