平成 26 年度「職員による政策研究」 研究報告書(概要版) グループ NO.7 「浅間山麓地域の連携による活性化に向けて」 ~「浅間山麓」の美しい自然や景観を活用した活性化策の検討~ 佐久地方事務所地域政策課 高見澤 春男 小諸市 商工観光課 井出 翔太郎 税務課 平尾 有里恵 軽井沢町 観光経済課 西垣 忍 建築課 中村 文哉 御代田町 産業経済課 内堀 宏行 財産活用課 庁舎管理係 岡村 悠平 1.観光における地域の現状(課題) 4.提案施策 (1)観光客数が減少傾向 (2)観光客の周遊が限定的 (3)日帰り客の増加 ⇔ 宿泊客の減少 〇施策の要件 観光消費増加に寄与するもの 山麓地域全体の活性化をもたらすもの 2.観光における浅間山麓地域の強み 浅間山の風景・イメージを生かすもの (1)認知度の高い浅間山と登山客の増加 ・H22:5 万 2 千人→H25:7 万 5 千人 (2)軽井沢を訪れる観光客数 ・H25:790 万人、県内有数の観光地 (3)特色・魅力ある観光資源 目標を実現するための施策として 野外フェスの誘致・開催を提案します。 ・懐古園、高峰高原(浅間山) 、 高原野菜、テーマ別観光イベントなど 3.目標 5.野外フェス誘致・開催の提案理由 ①観光客の小諸・御代田エリアへの周遊促進 1.ロケーションを生かせる ②宿泊する観光客の増加 ・百名山風景・高地の気候・高い晴天率 2.食・特産品をPRできる ・音楽の祭典には飲食販売が欠かせない 3.生産・消費への波及効果が大きい 浅間山麓地域全体の観光収入の増加 ・数万人規模のフェスの経済効果は 数億円以上とも言われている 6.施策実施(野外フェス誘致・開催)の方向性 〇事業主体「浅間山麓野外フェス実行委員会」 ・野外フェス開催に向け、レコード会社、イベント会社への誘致活動を行う。実行委員会 の構成員は、地域の商工会、観光協会、生産者団体、民間企業及び行政機関である。 〇開催予定場所 ・小諸市または御代田町内のイベントを開催できる場所(野球場・スキー場・公園等) 〇開催目的(ねらい) ・野外フェスを開催することにより、 野外フェス企画概要(案) (研究成果報告会資料より抜粋) 観光客の周遊・宿泊傾向の向上、そし て浅間山麓地域全体の観光客数・地域 消費の増加を実現したい。 ・イベント自体は一過性のものである が、イベントを通じて地域が注目を集 めることにより、認知度が高まり、観 光客の増加に繋がると考えられる。野 外フェスが開催されるとなれば、全国 約 134 万人以上の野外フェスファンに、 浅間山麓地域の魅力をプロモーション でき、イベントへの参加を通じて、地 域の魅力を生で感じて貰う事ができる。 ・更に、地域を訪れることにより食、まち・自然、スポーツ活動といった、当初の目的以 外の活動にも興味を持って貰うことを通じて、リピーター需要の獲得、そしてオールシー ズンにおいて、継続的に浅間山麓地域全体の観光客数及び観光収入の増加が実現できると 考える。 〇コスト(県負担) ・誘致・企画費用 1,000 千円 ・開催時の負担金 1,000 千円 7.課題 ・開催場所の選定を行い、地域の理解・協力を得ることが事業実施の前提条件である。 ・地域団体、音楽活動を行う有志など協力者と共に地域の音楽イベント開催に向けた気運 の醸成を行政としてもサポートしていくことが必要である。
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