第10号

平成27年1月 23 日
横浜市立左近山中学校
ひろ
ぶち
てつ
し
校長 廣 渕 徹 志
同校 学校だより担当
新 年 を 迎 え て
校長 廣 渕 徹 志
あたら
と し
はじ
はつはる
新 しき 年の始めの 初春の
き ょ う ふ
ゆき
し
よ ご と
今日降る雪や いや重
いや重け吉事
大伴家持
明けましておめでとうございます。
きのとひつじ
なつ
昨年を懐かしく思い、 乙 未 の年がスタートしました。新年は元日から白い
まん
雪が舞い、寒いながらも風情を感じることができました。その時、ふと『万
ようしゅう
おおとものやかもち
葉 集 』の大 伴 家 持 の和歌、「新しき年の始めの初春の 今日降る雪や い
し
よごと
や重け吉事」(年の初めの初春の今日降る雪が、ますます降り積もるように、
よ
よいことよ、ますます重なってくれ)が頭を過ぎりました。今年一年間、左
つね
近山中学校や生徒皆さん、常に見守ってくれている地域の方々にとっても、
よき
吉 ことが重なるよう願っております。
1月7日(水)、「新年を迎える会」で全校生徒に次の二つの話をしました。
・「乙未」について、歴史的によい方向で考えると・・・。
しものせき こ う わ じょうやく
ていけつ
りっけん
明治以降の 120 年前、日清戦争の 下 関 講和 条 約 が締結し、日本が立憲国家として強国化し
じんむ
つつある明治の影の部分が見られ、60 年前の 1955 年(昭和 30 年)には戦後、神武景気と
こうきょう
あらわ
呼ばれた 好 況 が姿を 現 し始めた年です。120 年前と 60 年前の「乙未」年には、いずれも
新しい時代の始まりが感じられます。
よ し だ しょういん
・吉田 松 陰 (NHK 大河ドラマ「花燃ゆ」)から・・・。
かくげん
松陰の考えや格言 は多くの人に影響を及ぼした。
『夢なき者に理想なし 理想なき者に計画なし 計画なき者に実行なし
実行なき者に成功なし
故に 夢なき者に成功なし』
『志を立ててもって 万事の源となす』
ひつじ
「~優しさ
思いやりを柱に~
く
未来( 未 が来る)を創る力」を蓄えている生徒の皆さん、新
たな気持ちで、夢や希望を持ってスタートしてもらいたいと思います。そして、幸せな未来を創る
ために、一歩一歩着実に生きる力を身につけていきましょう。
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1
—
~
乙未(きのとひつじ)
ひつじどし
~
今年の干支(えと)は、「きのとひつじ」ですね。
干支は、十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)を「甲子(きのえね)、
乙丑(きのとうし)、丙寅(ひのえとら)、丁卯(ひのとう)、・・・」と順番に組み合わ
せた60通りを言います。
年・月・日や時刻を表すのに古来から使われているものです。61番目にもとの干支に戻
り、この年を「還暦(かんれき)」と言います。
60 年前の 1955 年(昭和 30 年)が今年の干支と同じ「乙未」でした。神武景気と呼ばれた
好況が始まり、戦後飛躍的に経済が復興してゆくことになります。また、『第 1 回原水爆禁
止世界大会』が広島で開かれ、さらにインドネシアのバンドンで『アジア・アフリカ会議』
(AA会議)が初めて開かれました。
新年を迎える会 生徒会長の挨拶
2 学年男子生徒
皆さん、明けましておめでとうございます。
後期も残すところ、3 ヶ月となりました。
皆さんの今年の目標は何でしょうか? 昨年できなかったこと、やり残したことなどを今年、
できるようになるために、新たに気を引き締めて取り組んでいきたいですね。
1・2年生は進級、3 年生は卒業が近づいてきています。時間を大切に使って充実した日々
を過ごしましょう。また、1 年生はスキー教室、2 年生は職場体験学習といろいろな行事があり
ます。それぞれ事前学習で忙しくなりますが、自分たちにとってよい体験になるように力を合
わせて素晴らしいものにしていきましょう。
生徒会としては、これから「3 年生を送る会」と「新入生を迎える会」の準備を始めます。
企画や運営の際に、皆さんご協力をお願いします。
~
新生徒会役員 紹介 ~
生徒会長 2 学年
副 会 長 2 学年
書
記 2 学年
会
計 2 学年
男子生徒
女子生徒
女子生徒
女子生徒
1 学年 男子生徒
1 学年 女子生徒
1 学年 女子生徒
新生徒会役員中心に「いじめ
防止対策」の一貫として、“朝
のあいさつ運動”など、何事に
もチャレンジ精神で積極的な
活動を行っていきます。
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2
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4回
Asahi Charicon
音
楽
部
あさひ
1月11日(日)に本校音楽部が 旭 公会堂で開催された横浜旭ロータ
しんさい し え ん
リークラブ主催の『第4回東日本震災支援チャリティーコンサート』に
はっせい
出演しました。2011 年3月 11 日に発生した東日本大震災の翌年1月か
かぞ
ら始まったチャリティーコンサートも今年で4回を数えます。県立・私
けいおんがくぶ
しんりょうじょ
立高等学校7校の軽音楽部と左近山中央診 療 所 の福村先生をリーダーと
ふく
するバンドを含む大人の2団体の中、中学校では本校のみです。
は っき
さ んか
日頃の部活動の成果を発揮し、地域の方々に楽しんでいただくこと、チャリティーコンサートに参加
やしな
することにより、地域へのボランティアの心を 養 うことなどを目的に第1回から4年連続で参加して
ひか
います。3年生は受験を控えていることから、1・2年生での演奏でしたが、中学生の演奏としては素
おと
晴らしく、特に部長の 2 学年生徒のドラム演奏は高校生に負けず劣らずとてもリズミカルかつパワフル
でした。
はんしん あ わ じ
むか
ひ さい
今年で、発生から 20 年の「阪神淡路大震災」、5年を迎えようとしている「東日本大震災」。被災さ
よ
ぎ
れた方々は、まだまだ不自由な生活を余儀なくされています。今年の全日本高等学校女子サッカー選手
み
ぞ
う
権大会に福島県代表として出場した『福島県立富岡高校』は、未曾有の地震と津波のみならず、原発事
おそ
故という参加が小さな町と、そこに住む人々を襲い、立派な人工芝グラウンドを始めとする県内有数の
ほこ
施設は学校の誇りでもありましたが、今は誰も使う者がいません。県内3つの高校と県外1つの高校に
ぶんさん
お
く なん
分散して通学している状況です。全国大会1回戦で惜しくも敗退しましたが、様々な苦難を乗り越え、
ひ
けんめい
必死にボールを追いかける姿に未来を信じたいと思いました。未だ悲しみを心に秘めながらも、懸命に
ふ うか
生きている方々を思うと風化させることなくこれからも少しでも支援できれば・・・と生徒達と考えて
いきたいと思います
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チャリティーコンサートに参加して —
音楽部部長 2 学年女子生徒
今年も『旭チャリティーコンサート』に参加しました。このチャリティーコンサートは東日
本大震災への支援が目的で、毎年開催されています。東日本の被災地の方々を少しでも音楽の
力で元気づけられるようにと催されています。
私は2回目の参加となりました。初めて参加した1年生の時にドラムを担当していて、音が
小さすぎてマイクに全然入らなかったことが苦い思い出で、反省点でした。
今回は出演校も多く、ステージ構成や選曲など勉強することが多くありました。リハーサル
の時、あまり時間がなく、切羽詰まった中でドラムが馴染まず、上手くいきませんでした。そ
の後、みんなギターやベースを持ってロビーでひたすら練習することとなりました。そして、
本番が近づき、みんな舞台袖に移動し、待機しました。いよいよ私たちの演奏が始まり、私は
とにかく緊張をほぐそうと頑張りました。いざ、ドラムを叩くと今までの不安が嘘のように全
力で演奏することができました。みんな、練習の成果を出し切りました。
演奏後、みんな達成感で溢れかえっていました。部活動と
しても、一人ひとりとしても良い点や反省すべき点を見つけ
られる良い機会でした。プロの音響さんや照明さんに補助し
てもらい、充実した機材で演奏できたことがとても良い経験
となりました。今後も印象に残る音楽を演奏できるように頑
張っていきたいと思います。
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3
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校内書き初め展
新春を迎え、全校生徒による『校内書き初め展』が行われ、各クラスの金賞作品・有志作品が職員室前の
廊下に掲示されています。次の生徒が横浜市書写展出展者と金賞受賞者です。
横浜市書写展出展者
《
金賞受賞者
3学年
女子生徒
》
1学年 男子生徒
1学年 女子生徒
1学年 男子生徒
2学年 女子生徒
2学年 女子生徒 女子生徒
3学年 女子生徒 女子生徒
3学年 女子生徒
3学年 男子生徒
第 57 回 横 浜 市
合
同
個別支援学級
学
特別支援学校
芸
会
1月 20 日(火)、西公会堂ホールにおいて、
スローガン「パワー全開!みんなのステージ」の
もとで、『第 57 回
級・特別支援学校
横浜市立中学校
個別支援学
合同学芸会』が開催され、本
校の4組がトーンチャイムとピアノによる「オー
バーザレインボー」や「星に願い」等の曲を演奏
発表しました。岡田教育長もみんなの演奏をご覧
になり、感心していました。また、合同学芸会の
プログラムには、本校3年生の男子生徒 2 名と、
2年生の男子生徒 1 名の素晴らしいカットが
採用され、載っています。
お 知 ら せ
1.新入生保護者説明会 2月6日(金)15:30~16:15 本校視聴覚室
2.平成 26 年度 第 43 回卒業証書授与式 3月 13 日(金) 本校体育館
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