第3章 敷地分析

第3章
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敷地分析
現況
つくも水郷公園には、野球場やカーリング場などのスポーツ施設のほか、観賞池が上
流部から下流へと徐々に幅が広くなるよう配置されているとともに、ゴーカート場や遊
戯施設、サイクリングターミナルなど建築施設が配置されています。また、これらの施
設に連絡できるように園路が配置されています。公園中央園路は歩行者とともに、一般
車両が通行しています。
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道路
つくも水郷公園外周には、5路線の道路が配置されています。公園へは一般道道旭士
別線から市道水郷仲通りを通る経路が主要なアクセス路です。このほかに、市道水郷通
り、市道北大通りや水郷公園前通りからもアクセスすることができます。
周辺道路の状況図
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上水道
つくも水郷公園内の給水施設については、市道北大通りと市道水郷公園前通りの給水
管から観賞池を経由し、公園中央園路の給水管に接続しており、サイクリングターミナ
ルや水飲み台、水洗トイレに水道水を供給しています。
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下水道
つくも水郷公園内の汚水は、一般道道旭士別線と市道水郷仲通りに埋設している公共
下水道本管から公園中央園路を経由し、市道水郷通りに埋設している圧送管を経て処理
しています。
一方、雨水は自然勾配で観賞池へ排水しています。
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現況把握及び敷地分析のまとめ
現況把握及び現況分析から、以下の視点に立ち、整備の可能性をまとめました。
(1)魅力ある再整備のシンボル検討
① 総合公園のシンボルとなる施設の創出
② 水に親しめる施設整備の検討
③ 公園のメインアプローチとなる空間の検討
④ 子どもからお年寄りまで楽しめる公園施設の検討
(2)周辺から見た公園づくりの可能性
① 市街地の緑の拠点となる水と緑を活かした公園の検討
② 小中高校に近接した地理的条件を活かした魅力ある公園施設の検討
③ 周辺施設の状況を踏まえた総合公園としての機能の検討
(3)本来の公園としてのあり方を再発見する公園づくりとしての可能性
① 屋根があり、ゆったりくつろげる休憩施設の検討
② 安全で安心な公園とするため、園路への一般車両通行のあり方の検討
③ 豊かな緑を活かした緑の中を通り抜けられる園路等の検討
④ 子どもにとって魅力のある遊戯広場のあり方と遊具の検討
⑤ 緑豊かな空間としてのキャンプ場やパークゴルフ場の検討
⑥ 既存園路を活かした動線の検討
(4)その他配慮すべき事項
① 再整備する全ての施設は、
「士別市高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に係
る特定公園施設の設置に関する基準を定める条例」をはじめ、関係法令に基づき、幅
員、勾配等を設定。
② 公園利用者の利便性が高まるようサイクリングターミナルなど、既存施設の活用
を検討。
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