訪日経験者のあるタイ人に聞いた、日本旅行

報道関係者各位
平成 27 年 2 月 27 日
株式会社やまとごころ
タイ人の旅行者は、訪日前にとことん調べる!
~訪日経験者のあるタイ人に聞いた、日本旅行に関する個別インタビュー結果~
日本最大のインバウンド(訪日外国人観光)業界向け B to B ポータルサイト「やまとごころ.jp」を運営する株式会社
やまとごころ (代表取締役:村山 慶輔、本社:東京都新宿区) と、海外ユーザーに今すぐ消費者インタビューが
できる「GATHER」を運営する株式会社エスノグラフ(代表:下田幸祐、本社:東京都目黒区)は、訪日経験のある
タイ人へインタビューした結果を発表いたしました。
3 月から 4 月はソンクランもあり、タイ人の訪日数が一番伸びる時期です。インタビューは 2015 年 2 月、訪日経験の
ある 20 代のタイ人女性 3 人に 12 の質問を行い、回答を得ました。タイ人訪日客向けの対策には何が必要かの考察
も加えております。ソンクランの休暇を利用して来日するタイ人への対応の参考にお役立てください。
※ソンクラン:タイの旧正月。4 月 13 日(月)~15 日(水)。水かけ祭りで有名。出典:日本政府観光局(JNTO)
◆目的
・タイ人が訪日時に食べたいものや、行きたいところ、買いたいものなどのニーズを探る
・タイ人が来訪した際に、飲食店やお店、ツアー会社が気を付けるべきことを探る
◆回答者
氏名:スシダ
女性 / 20 代 / 公務員 / 未婚
所得(月間)額:60,000THB〜
訪日した日、期間:2013 年 4 月 12 日〜25 日(14 日間)
ムティナ
女性 / 20 代 / 会社員 / 未婚
所得(月間)額:60,000THB〜
訪日した日、期間:2013 年 4 月 11 日〜16 日(6 日間)
ワサワサ
女性 / 20 代 / 会社員 / 未婚
所得(月間)額:25,000~49,999 THB
訪日した日、期間:2013 年 4 月 11 日〜17 日(7 日間)
(※1B=3.67 円 2 月 26 日現在)
<質問項目>
・どの場所が一番感動しましたか?またそれはなぜですか?
・どの食べ物が一番でしたか?またそれはなぜですか?
・どんなお土産を購入しましたか? あなたのベスト3を教えてください。
・日本のどのお店が好きでしたか? 日本のお店でベスト3を教えてください。
・日本に旅行に行く前、日本に何を期待したり、日本に対してどんなイメージを持っていましたか?
・日本に行ったことで、あなたの日本に対する気持ちやイメージはどう変化しましたか?
・日本で旅行中にがっかりした体験を教えてください。
・訪日旅行中のレストランやお店で、不快に思った体験があれば教えてください。
・訪日旅行中に、困ったことや面倒だなと思ったことがあれば教えてください。
・今度、日本に行ったら買ってみたいものを、できるだけ多く教えてください。
・日本に行ったら食べていたいものや、行きたいレストランをできるだけ多く教えてください。
・日本で、「これは食べるのが難しいな」と思った食べ物があれば教えてください。
<まとめ>
◆マツモトキヨシなどのドラッグストア、ロフトや 100 円ショップ、ドン・キホーテなどの雑貨店が人気
ツアー会社が注意すべき点
・
タイ人の多くにマツモトキヨシ、ドン・キホーテ等は認知されていて、ここに行きたいといわれる可能性がある。
事前にマップを用意しておくなどの配慮が重要。
・
タイでは売っていない、日本ならではのコスメ(盛田屋のマスク、日焼け止め)やお菓子(ご当地系)が人気だ。
お店が注意すべき点
・
キットカットやポッキー等、よく認知されている商品は十分な在庫の確保が重要。
・
タイの女性も“日本ならではの”スキンケア商品やリップケア商品に興味があるため、お試し利用や、成分・効果
英語かタイ語で用意しておくなどの対策が必要。
◆ 食べたいものとして鮨や海鮮は人気。矢場とんや NANDA など、ご当地の有名グルメもよく知られている
飲食店が注意すべき点
・
若い世代は生ものに抵抗がないが、年齢層が高めの場合は、敬遠される可能性がある。
・
どのメニューが火が通っていて、通っていないのかわかりやすくしておくなどの対策が必要。
・
焼肉、ラーメン、お好み焼き、焼きそばなどのいわゆるB級グルメは人気。
安全パイのメニューとして用意しておくと良い。
・
一方、納豆巻きなどの日本では定番のものも、タイ人には受けない可能性がある。
日本のことは Pantip や TripAdvisor でよく研究されている。これらのレビューサイトに掲載してもらう取り組み(その場で
アップしてもらって割引するなど)が、認知を拡大するためには必要である。
▼それぞれの質問に関する 3 名からの回答はこちら
http://www.yamatogokoro.jp/research/2015/02/post-4.html
【本件の問い合わせ】
▼株式会社やまとごころ
E-mail: [email protected]
TEL:03-5312-8314
▼株式会社エスノグラフ
E-mail: [email protected]
TEL:03-6661-2449 (担当:下田)