雪対策について 発注者 新庄河川事務所 施工者 株式会社 新庄・鈴木・柴田組 工事名 最上川中流皿島地区揚水機場改築工事 発表者 現場代理人 秋保 勝 監理技術者 秋保 勝 1、はじめに 本工事は、最上郡戸沢村大字蔵岡地内に於いて堤防工事の一環で提内に既存の揚水機場を解体し堤 外に移設する工事です。 工事期間が冬季期間になるので揚水機場本体が掘削した所に施工するために、揚水機場本体と掘削 した空間に雪が積もり除雪が大変になることから空間にいかに、雪を入れないか工夫したことについ て述べます。 2、工事概要 河川土工 1式 揚水機場本体 1式 護岸工基礎工 21m 吸水管保護工 16m 法覆護岸工(連接ブロック張)272 ㎡ 擁壁護岸工 現場打 (パラペット工)L≒24.0m 付属物設置 防止柵工 44.5m 仮設工 1 式 階段工 3 基 プレキャスト(L 型擁壁)L=22.7m 舗装工 635 ㎡ 築堤工(盛土)1 式 植生工 1 式 揚水機場上屋 1 式 側溝工 1 式 揚水機設備 1 式 完成イメージ 構造物解体 1 式 3、空間対策 揚水機場本体底盤部生コンクリート打設後の 養生状況です。通常の足場を利用したシート 空間が有る状態 養生です。養生自体は良いのですが、掘削した 地山と足場の間の空間に、雪が積もり埋戻し時に 機械等で除雪出来ない様な箇所もあるので何らかの 対策を取らなければ、全部人力による除雪になり 人件費と時間を取られ工期に間に合わなくなる 事態になると思い対策を取りました。 空間部 空間を無くする為の考えがあまり浮かばず 空間を無くした状態 作業員や仲間の技術者に相談しながら左写真の 様な仮設屋根を考えがまとまりました。 地山と足場の間に鋼製の足場を敷き雪が入ら 無い様にしました。 また、もともと有る足場にシートで覆い、今回 足場から地山まで覆ったことで二重の状態で、養生 になりコンクリートの品質の向上に繋がりました。 囲う前に入った雪も養生中の温かみで消えて 少量になり除雪も楽になりました。 4、終わりに 雪国で土木作業をする上で、冬季の作業は 大変なので経験の多い作業員や仲間に雪に対する 対応を受け継ぎ、また新しい技術を開発し、より 楽に安全な雪対策を考え工事を完成させて 行きたいです。 空間無 断面マンガ図
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