6 小康期

第2章
6
発生段階別の対応
6
小康期
小康期
● 小康期(国:小康期、県:小康期)
・新型インフルエンザ等の患者の発生が減少し、低い水準でとどまっている状態
・大流行は一旦終息している状況
<目的>
市民生活・市民経済の回復及び流行の第二波への体制整備
<対策の考え方>
1
第二波の流行に備えるため、第一波に関する対策の評価を行うとともに、資器材、
医 薬 品 の 調 達 等 、第 一 波 に よ る 医 療 体 制 及 び 社 会・経 済 活 動 へ の 影 響 か ら 早 急 に 回 復
を図る。
2
第 一 波 の 終 息 及 び 第 二 波 発 生 の 可 能 性 や そ れ に 備 え る 必 要 性 に つ い て 、市 民 に 情 報
提供する。
3
情報収集の継続により、第二波の発生の早期探知に努める。
4
第二波の流行による影響を軽減するため、住民接種を進める。
(1)
実施体制
対
ア
策
小康期の判断【総括班】
市 は 、国 や 県 が 小 康 期 の 対 策 等 を 決 定 し た 判 断 に 基 づ き 、市 対 策 本 部 に お い て 市 の
対策等を決定する。
イ
対策本部の廃止【総括班】
市 は 、 政 府 対 策 本 部 や 県 対 策 本 部 が 廃 止 さ れ た と き 、 ま た は 特 措 法 第 32条 第 5項 の
規定による新型インフルエンザ等緊急事態解宣言の公示がされたとき※に、速やかに
市対策本部を廃止する。
※緊急事態解除宣言の公示がされたときとは
「政府対策本が緊急事態措置を実施する必要がなくなったと認めるとき」であり、
国 内 外 の 流 行 状 況 、国 民 生 活・国 民 経 済 の 状 況 等 を 総 合 的 に 勘 案 し 、基 本 的 対 処 方
針等諮問委員会の意見を聴いて、政府対策本部長が速やかに決定する。
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第2章
(2)
発生段階別の対応
6
小康期
サ ーベ イラ ンス・ 情報 収集
対
策
市 は 、県 等 の 要 請 に 応 じ て 、県 の 行 う サ ー ベ イ ラ ン ス・情 報 収 集 に つ い て の 取 組 み
に 適 宜 協 力 す る 。 【 総 括 班 /関 係 各 課 】
(3)
情 報提 供 ・ 共有
対
ア
策
情 報 提 供 【 総 括 班 /医 療 ・ 救 護 班 /広 報 ・ 情 報 収 集 班 /関 係 各 課 】
○ 市 は 、県 等 と 連 携 し て 、利 用 可 能 な あ ら ゆ る 媒 体・機 関 を 活 用 し 、第 一 波 の 終 息 及
び第二波発生の可能性やそれに備える必要性を情報提供する。
○ 市 は 、市 民 か ら 相 談 窓 口 等 に 寄 せ ら れ る 問 合 せ や 関 係 機 関 等 か ら 寄 せ ら れ る 情 報 の
内 容 等 を と り ま と め 、必 要 に 応 じ て 県 等 と 連 携 し 、国 や 県 に 提 供 す る こ と で 、共 有 化
を図る。
イ
情 報 共 有 【 総 括 班 /医 療 ・ 救 護 班 /広 報 ・ 情 報 収 集 班 /関 係 各 課 】
市 は 、県 等 と 連 携 し 、県 等 関 係 機 関 と の イ ン タ ー ネ ッ ト を 活 用 し た 情 報 共 有 を 維 持
し、第二波に備えた体制の再整備に関する対策の方針を把握する。
ウ
相 談 窓 口 等 の 体 制 の 縮 小 【 医 療 ・ 救 護 班 /市 民 ボ ラ ン テ ィ ア 班 /調 査 班 】
市は、県等からの要請に応じ、相談窓口体制を縮小する。
(4)
予 防・ まん 延防止
対
策
予防接種【医療・救護班】
市 は 流 行 の 第 二 波 に 備 え 、 予 防 接 種 法 第 6条 第 3項 に 基 づ く 新 臨 時 予 防 接 種 を 進 め
る。
参考【県が緊急事態宣言された場合の措置】
本 県 を 区 域 と し て 緊 急 事 態 宣 言 が さ れ て い る と き は 、基 本 的 対 処 方 針 に 基 づ き 、
上記の対策に加え、必要に応じ、市町村は、国及び県と連携し、流行の第二波に
備 え 、 特 措 法 第 46条 に 基 づ き 、 予 防 接 種 法 第 6条 第 1項 に 規 定 す る 臨 時 の 予 防 接 種
を進める。
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第2章
(5)
発生段階別の対応
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小康期
医療
対
策
県では、医療に関して次のとおり対策を行う。市は県等と連携してこれらの情報を
積 極 的 に 収 集 す る と と も に 、国 及 び 県 等 か ら の 要 請 に 応 じ 、そ の 取 組 み 等 に 適 宜 協 力 す
る 。 【 総 括 班 /医 療 ・ 救 護 班 】
参考:県の医療
ア
医療体制
県及び保健所設置市は、国と連携し、新型インフルエンザ等発生前の通常の
医療体制に戻す。
イ
抗インフルエンザウイルス薬等
○国が国内外で得られた新型インフルエンザ等についての知見を整理し、適正
な抗インフルエンザウイルス薬の使用を含めた治療指針を作成した場合は、医
療機関に対し周知する。
○県は、流行の第二波に備え、必要に応じ、不足している医薬品その他の物資
及び資材を確保するとともに、抗インフルエンザウイルス薬の備蓄を行う。
この場合、特措法第11条の規定により災害対策用に備蓄する物資及び資材
は、兼ねることができるものとする。
参考【県が緊急事態宣言された場合の措置】
県及び保健所設置市は、必要に応じ、県内発生早期または、県内感染拡大期に
講じた措置を適宜縮小・中止する。
(6) 市民 生活 及び 市民経 済の 安定 の確 保
対
ア
策
市民・事業者への呼び掛け【関係各課】
市 は 、県 等 と 連 携 し 、市 民 に 対 し 、食 料 品 、生 活 必 需 品 等 の 購 入 に 当 た っ て の 消 費
者 と し て の 適 切 な 行 動 に つ い て 呼 び か け る と と も に 、事 業 者 に 対 し て も 食 料 品 や 生 活
関 連 物 資 等 の 価 格 が 高 騰 し な い よ う 、ま た 、買 占 め 及 び 売 惜 し み が 生 じ な い よ う に 要
請する。
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第2章
発生段階別の対応
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小康期
参考【県が緊急事態宣言された場合の措置】
ア
業務の再開
①県は、事業者に対し、各地域の感染動向を踏まえつつ、事業継続に不可欠
な重要業務への重点化のために縮小・中止していた業務を再開しても差し支
えない旨周知する。
②県は、指定地方公共機関及び登録事業者に対し、これまでの被害状況等の
確認を要請するとともに、流行の第二波に備え、事業を継続していくことが
できるよう、必要な支援を行う。
イ
緊急事態措置の縮小・中止
県は、市町村、指定地方公共機関等とともに、国と連携し、県内の状況等を
踏まえ、対策の合理性が認められなくなった場合には、緊急事態措置を縮小・
中止する。
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