平 成 27 年 2 月 23 日 関経済産業大臣政務官がメキシコ合衆国に出張しました 関経済産業大臣政務官は、2 月 18 日(水)から 20 日(金)まで、メキシコ合衆国を訪問 しました。 メキシコシティーにおいて「太平洋同盟インフラセミナー」に出席するとともに、ローゼ ンウェイグ経済省副大臣、ラシー環境天然資源省副大臣、エルナンデス・エネルギー 省電力担当副大臣、メルガール・エネルギー省炭化水素担当副大臣と会談を行いま した。また、在メキシコ日系人を代表する日墨協会の戸田眞会長はじめ関係者と面談 し、現地日系人社会の状況を伺うと共に、日本政府として日系人社会と連帯していく ことを表明しました。 1.「太平洋同盟インフラセミナー」への日本 代表としての出席 メキシコも加盟している太平洋同盟は、巨大 市場として注目される一方で、インフラが未 整備のため経済的結びつきが弱いと指摘さ れています。経済産業省は平成25年度、 「太平洋同盟インフラマスタープラン」を策定 し、同地域のインフラ改善に貢献しようとして います。この内容について紹介するために開 催された「太平洋同盟インフラセミナー」にお いて、関政務官は、高い技術力を有する日 本の官民が、メキシコのインフラ整備において貢献することへの期待を表明しました。 2. 二国間会談 ① ローゼンウェイグ経済省副大臣との会談 ローゼンウェイグ経済省副大臣との会談では、本 年、発効から 10 周年を迎える日メキシコ経済連 携協定を基礎として、日本からの活発な投資が続 くなど、二国間の経済関係が極めて良好に発展し ていることを歓迎しました。このような良好な関係 を今後ますます発展させていくことを確認するとと 1 もに、石油天然ガス分野における両国の一層の関係強化や、両国間の貿易投資のさ らなる拡大のために、日メキシコ両国がこれまで以上に緊密に協力していくことを確 認しました。 ② ラシー環境天然資源省副大臣との会談 ラシー環境天然資源省副大臣との会談では、昨 年の安倍総理のメキシコ訪問時に構築された日 メキシコ二国間クレジット制度について、早期の 運用開始を目指すことで一致しました。また、二 国間クレジット制度の第1回合同委員会の開催 にあたり、同制度が、日本の優れた低炭素技術 の移転を通じ、メキシコの温室効果ガス削減に 貢献しうることを改めて表明しました。 ③ エルナンデス・エネルギー省電力担当副大 臣との会談 エルナンデス・エネルギー省電力担当副大臣と の会談では、現在、メキシコで進められている電 力改革によりビジネス機会が拡大している中で、 日本企業の有する優れた発電・変電技術や資金 力、IPP の運営能力が、メキシコの電力改革推 進や電力コスト削減に貢献し得るとの認識を共 有しました。 ④ メルガール・エネルギー省炭化水素担当副大 臣との会談 メルガール・エネルギー省炭化水素担当副大臣と の会談では、関政務官より、現在進行しているメキ シコのエネルギー改革が憲法改正を伴う歴史的な 改革であるとともに、メキシコのエネルギー資源は、 日本のエネルギー供給の多角化にとって極めて重 要であると表明しました。その上で、日本の有する 2 資金やプラント技術等、日本企業の有する知見や高度な技術力が、この歴史的な改 革を進める上で重要な貢献をなし得るとの認識で 一致しました。 3. 現地日系人代表との懇談 現地日系人を代表する日墨協会の戸田眞会長ほ かとの会談では、関政務官より、日系人としての誇 りをもって活躍されていることに敬意を表明しまし た。また、日系人及び日系人社会には、今後とも日 メキシコ間の架け橋として、良好な二国間関係の 更なる発展に貢献していただきたいと述べました。 戸田会長は、関政務官の訪墨を歓迎するとともに、日墨関係強化に向けて引き続き 努力していく意向を表明しました。 (本発表資料のお問い合わせ先) 通商政策局 中南米室長 渡部 担当者:宮本、是枝 電話:03-3501-1511(内線 2996) 03-3501-2817(直通) 3
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