区民環境委員会資料 平 成 27 年 2 月 17 日 資源環境部環境課 平成 26 年度板橋区立エコポリスセンタ―指定管理者の 管理運営業務にかかる評価報告 1 指定管理者 ⑴ 指定管理者名称 ⑵ 代表者所在地 ⑶ 指定期間 施設 ⑴ 所在地 ⑵ 開設 ⑶ 設置目的 「環境立区いたばし」応援プロジェクト 代表者 ㈱ 学研教育出版 東京都品川区西五反田 2-11-8 平成 24 年 4 月 1 日~平成 29 年 3 月 31 日 2 東京都板橋区前野町 4-6-1 平成 7 年 4 月 だれもが快適に暮らせる社会を目指して、地域環境から地球的規模 の環境にまで配慮した生活様式を普及促進することにより、人と環境 の共生する都市の形成に寄与し、もって、区民の生活環境の向上に資 することを目的とする。 ⑷ 建物概要 ① 敷地面積 1846.60 ㎡ ② 延べ床面積 3712.43 ㎡ (エコポリスセンタ―3100.87 ㎡、前野いこいの家 233.68 ㎡、前野地域センター 377.88 ㎡) ③ 環境工作室、視聴覚ホール、環境学習室、環境実験室 3 事業内容 ⑴ 身近な環境から地球環境に至る幅広い情報の収集及び提供に関すること。 ⑵ 環境教育及び環境学習に関すること。 ⑶ 地球温暖化防止及び資源の循環に関する知識の普及、意識の啓発及び活 動の促進に関すること。 ⑷ 前3号に掲げる事業に関する人材及び団体の育成支援に関すること。 ⑸ 施設の利用に関すること。 ⑹ 前各号に掲げるもののほか、区長が必要と認める事業 4 評価 ⑴ 目的 板橋区立エコポリスセンタ―の管理を行う指定管理者の業務に関し、効率的な運 営やサービス水準の維持・向上、利用者の安全対策など、指定管理者制度導入目的 等に則り適切に運営されているかモニタリングし、客観的に検証・評価を行い、そ の結果を施設の管理運営に反映させていくため実施した。 ⑵ 評価者 板橋区立エコポリスセンタ―指定管理者評価委員会 ⑶ 評価委員会の構成 5 名(外部委員 2 名、内部委員 3 名) ① 東京家政大学教授 ② 区民代表(学識経験者) ③ 資源環境部長 ④ 資源環境部参事 ⑤ 資源環境部環境戦略担当課長 ⑷ 指定管理者評価委員会の開催 平成 26 年 12 月 12 日(金)14 時から 於:板橋区立エコポリスセンタ― 現地調査及び指定管理者ヒアリング ⑸ 財務状況及び労働条件点検 指定管理者法人の財務状況及び施設従業員の労働条件点検については、外部専門 家に委託し実施した。 ① 指定管理者法人の財務状況点検 ・ 委託先 東京税理士会板橋支部 ・ 実施日 平成 26 年 8 月 15 日から 9 月 17 日 ・ 実施内容 過去 3 年間の法人決算書等の計算書類による点検・評価 ② 施設従業員の労働状況点検 ・ 委託先 東京都社会保険労務士会板橋支部 ・ 実施日 平成 26 年 9 月 29 日 於:板橋区立エコポリスセンタ― ・ 実施内容 書類審査・指定管理者ヒアリング及び従業員面接 ⑹ 評価項目 ① サービス提供に関わること ② 事業運営に関わること ③ 施設管理に関わること ④ 費用効果に関わること ⑤ 指定管理者の継続性・安定性に関わること ⑺ 評価方法 事業報告書及び利用者アンケート調査結果の内容審査、財務状況点検結果、労働 状況点検結果、指定管理者による自己評価、現地調査及び指定管理者に対するヒア リングを基に、評価要領にて決定した評価シートにより各委員が点検項目ごとに 5 段階で採点・評価を行い、各委員の採点の合計により総合評価を決定した。 なお、総合評価基準は次のとおり ⑴ 評価項目ごとの個別評価の目安 指定管理者評価シートの項目ごと達成度を検証し、5段階(1~5点)で採点す る。 5点 ・・・ 特に優れている 4点 ・・・ 優れている 3点 ・・・ 適正である 2点 ・・・ さらに努力が必要である(改善努力の要請) 1点 ・・・ 改善すべき点がある(必要な措置) ※エコポリスセンタ―指定管理者シートにおける「危機管理体制」については、不 適正もしくは適正について評価を行い、不適正は 0 点、適正は5点とする。 ⑵ 総合評価 ① 評価項目ごとの評価委員全員の採点を合計した「A~E」の5段階で判定す る。 A ・・・ 特に優れている 合計点480点以上(合計点の80%以上) B ・・・ 優れている 合計点420点以上(合計点の70%以上) C ・・・ 適正である 合計点300点以上(合計点の50%以上) D ・・・ さらに努力が必要である(改善努力の要請) E 5 合計点240点以上(合計点の40%以上) ・・・ 改善すべき点がある(必要な措置) 合計点239点以下(合計点の40%未満) 評価結果 ⑴ 総合評価 B ⑵ 評価結果シート 別紙のとおり 別紙 評価項目 評価点/満点 1 サービスの提供に関わること (1) 施設設置目的との整合性 20/25 点(2) 平等な利用の確保 19/25 点(3) 利用を促す管理運営 23/25 点(4) 利用者本位の管理運 135点/175点 営 19/25 点(5) ノーマライゼーション 21/25 点 (7) モニタリング 15/25 点(6) 安全対策 18/25 点 2 事業運営に関わること (1) 職員の配置体制 19/25 点(2) 職員の専門性 21/25 点 (3) 職員の雇用形態 19/25 点(4) 職員の労働条件 54/75 点 (①勤務 体制 17/25 点 ②給与体系 18/25 点 ③福利厚生 19/25 点) (5) 職 員の研修体制 19/25 点(6) 地域貢献 198点/250点 19/25 点 (7) 危機管理体制 25/25 点(8) 情報管理 22/25 点 3 施設管理に関わること (1) 設備の保守点検 (3) 環境対策 21/25 点(2) 再委託業務の妥当性 18/25 点 60点/75点 21/25 点 4 費用効果に関わること (1) 経済性・効率性 19/25 点(2) 適正な執行・妥当性 19/25 点 5 指定管理者の継続性・安定性に関わること 38点/50点 45点/50点 (1) 理念・方針 20/25 点(2)経営基盤 25/25 点 評価点合計 総合評価 B 476点/600点 =優れている 【所見評価】 1 サービスの提供に関すること 環境教育・環境情報の提供など、施設本来の行うとともに、環境に関する若い人材の 確保に努め、大学や専門学校と協定を結ぶなど評価できる。また、インターンシップの 活用、エコライフサポーター制度(より運営に近い登録制のボランティア制度)の採用 など参加者や来館者の向上に努力されており評価できる。 2 事業運営に関すること 事業について常設展示が無い中で、関係団体の協力により、誰でも参加できる遊び・ 体験を取り入れた展示を工夫している。来館者が平成 24 年度と比較し平成 25 年度は約 1万人増加している。また、安全対策を監視カメラ、監視ミラーを使い職員が確認する ことで安全対策を取っている。なお、監視カメラについては増設が行われていた事が評 価できる。 3 施設管理に関すること 年間計画に基づき保守点検を行うなど適切な点検を行っている。また、エネルギー使 用量の目標値(環境マネジメントシステム)は既に達成しているが、さらに、使用エ ネルギー毎年1%削減を目標として取り組んでいることが評価できる。 4 費用効果に関すること 費用が効果的に抑えられた事業展開として、NPO・団体・企業との連携・タイアップ 等により、互いに有益な事業が行われている。また、所管課の承認を受けた年間の事業 計画に基づき事業が実施され、区に対して適正に申請・報告が行われている。 5 指定管理者の継続性・安定性に関すること 職員全員が施設の理念を理解し、常に意識しながら業務に従事していると評価した。 また、セルフモニタリングや館内アンケート、事業毎のアンケートにより利用者の意 見が確認されている。 ㈱学研教育出版・㈱東急コミュニティーとも東京税理士会板橋支部の経営状況分析・ 評価は最適合であり評価できる。
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