兵庫県神戸市に拠点を置く吉岡建築は、地場の住宅 を中心に社寺建築・一般建築・リフォーム等を手掛け る工務店であり、施主の要望にきめ細かく応える真摯 な姿勢と優れた技術で厚い信頼を寄せられている。 このほど、同社の吉岡道雄棟梁が新居を構えるに当 たり、平山左官工芸・代表の平山真也さんが左官工事 を手掛けた。平山さんは、細部までこだわる吉岡棟梁 の要望を聞きながら、土壁からイタリア磨きまでその ノウハウを注ぎ込み、多彩な左官仕上げの魅力に富ん だ日本建築が完成した。 本稿では、各部の左官仕上げを写真で紹介すると共 に、平山さんによる施工工程のレポートを掲載する。 ▲このほど完成した吉岡邸。外壁は土佐漆喰半田の撫で切り仕上げ。 (編集部) ▲ワンポイントのレリーフが華を添える。 ▲一階トイレ。土佐漆喰半田の掻き落とし仕上げ。 12 No.462 2015 年 2 月号 ▲廊下階段周りの壁。淡路の土に氷上の土をブレンドし、 みじん苆、 中塗り苆を入れ、中塗り仕上げとした。
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