営農ウィークリー 最新号

JA京都中央
平成 27 年 2 月 17 日 №229
JA京都中央と京都府農林水産技術センターが、昨年6月より
共同で発生調査を実施している「ミナミアオカメムシ」について、
越冬調査を行いました。
平成22年に京都府で初確認された
「ミナミアオカメムシ」は近年、温暖化
などの環境変化による影響で生息地域
が拡大しております。
JA管内では発生確認以降、京都市
伏見区を中心に水稲への被害が拡大し
ており、品質を低下させる最大の要因となっています。
今回の調査では、水稲の収穫が終了した後、春までの間、どこ
で越冬するのか場所の特定と生態を把握することを目的に行いました。
茶園に越冬している情報が寄せられていたことから、伏見区の水田に隣接する茶園を調
査致しました。当日は、遮光幕のすき間など、越冬している成虫のほか、死亡したものも
確認できました。水田圃場に隣接する茶園では遮光幕のすき間はやはり、越冬場所の一つ
と考えられます。今年は、元旦に京都市内でも積雪があったことなどから、寒さにより越
冬虫は、少ないと推測されますが、引き続き、防除対策を強化する必要があります。
―TAC information―
))
2 月 14 日(土)キンシ正宗(株)で、酒造好適米「祝」
を使用した、日本酒仕込み体験が行われました。この「祝」
は、ジェイアール京都伊勢丹・キンシ正宗(株)とのコラ
ボイベント(田植え・稲刈り)が行われた圃場で栽培され
たものです。今回仕込みが行われたものは、3 月下旬には
仕上がり商品化される予定です。