入園にあたって４月から、いよいよお子さんが巣立ちに向けて歩みだします。初めての幼稚園生活を楽しみにしたり、ちょっぴり不安がったり、保護者の皆様も複雑な気持ちを抱いていらっしゃることと思いますが、ご家族そろって入園を楽しみにしながら、お子さんとかかわっていきましょう。さて、基本的な生活習慣の形成は、本県の課題でもあります。人間として生きる基礎・基本が育つ幼児期にこそ、家庭におけるしつけや「早寝・早起き・朝ごはん等」を習慣化させることが大切です。あいさつ、歯みがき、排泄、食事等の日常生活を自分から進んでしようとする意欲づけを保護者がいっしょにやってあげることだと思います。本園では、今年度、食育にも力を入れました。自分達でトマト、オクラ、ゴーヤー、ジャガイモ植えて育てましたが、ジャガイモ以外は台風でだめになりました。失敗することも大事な体験です。ジャガイモは、育ちがいいので収穫が楽しみです。収穫したジャガイモで２４日に地域の人を招いてカレーパーティーを予定しています。幼稚園と小学校、保育園、老人会との交流も盛んに行っています。交流を通して、多くの人との関わりの中からいろいろなことを学んでいます。また、縄跳び、竹馬、フラフープ等、幼稚園で取り組んだことを小学校にもつないでいます。そこで、自分からしたときには、できる、できないはその次にして、挑戦したことを認め、やる気につなげてもらいたいものです。そうすることで、できるようになり、できる喜びを感じさせたり、褒めたり励ましたりしながら、生活に必要なことを徐々に身につけさせていきましょう。幼稚園は、何をするところかというと「体験活動を充実させるところ」です。子どもたちは、一人一人自分で成長しようとする力を持っています。個人差はありますが、自分から周りに働きかけながら、様々なことを学んでいきます。そのためには、体験活動が今、最も重要視されています。成功体験、失敗体験等の経験を通して、成長していきます。そこで、自分のことを温かく見守り、受け止めてくれる大人が必要です。子育てには、ご家族のかけがえのない愛情が何よりです。あせらずに長い目で見てあげましょう。入園まで何か気になることがありましたら、いつでも幼稚園にお越しください。また、入園してから登園を渋ることがあったとき、園での様子を知りたいとき、しつけのことで戸惑う時など、お気軽にご相談ください。また、ご家庭でのお子さんの様子を職員にもいろいろ教えてください。お子さんの成長を共に喜び、いっしょに子育てを楽しみましょう。私たちは、皆様の大切なお子さんを責任もって預かり、よりよい幼稚園教育を通して、保護者の皆様に安心していただけるよう、子どもたちが大きく成長していけるように取り組んでいきたいと思います。職員一同、お子さんの入園を心よりお待ちしております。平成２７年２月１８日宜野湾市立普天間幼稚園園長城間健二