6年生の姿をめざそう

亀ケ崎小学校
校長通信「子どもを見つめて」21号
平成27年10月1日
校長大谷智之
6年生の姿をめざそう
運動会が終わってから、まだ少ししか経っていません。でも、その少しの間に、4
年生は鶴岡のプラネタリウム見学、6年生は高齢者疑似体験、5年生は琴尺八体験、2
年生は加茂水族館までバスやJRを乗り継いで行き、5年生は稲刈、3年生は自然
教室で1泊2日金峰と、様々な行事(体験活動)が行われています。
これでもれこれでもかと続く行事ですが、この様々な行事(体験活動)が子
どもたちを育て、確かな力をつける-つとなっているように思えるのです。
様々な行事(体験)を通して学んだことが学習したことと結びつき、学びを確
かにしている、様々な行事を通して話し合い考えたことが子どもたちの脳をフル
回転させているように思えるのです。
先日、6年生の学力テストの結果をお知らせした通り、亀ケ崎小学校の6年生の
結果はすばらしく良かったのです。その良い結果を生み出した-つに、亀ケ崎小
学校の様々な行事(体験)があるのではないかと思っています。
様々な行事(体験)の他にも、様々な要因があるはずです。今の6年生の姿を
見れば、どうして学力テストの結果が良かったのか分かります。
一つは、話の聴き方が良いのです。授業時間に、6年生の教室をのぞいてみると、
いつでも真剣に話を聞いています。ふざけている人、鉛筆で遊んでいる人、誰も
いません。学ぼうという意欲があふれています。
二つ目は、本をよく読んでいるということです。給食を食べ終わった後の少し
の時間を見つけては、本を取り出して読んでいます。しかも、小さな字の本です。
ミッケや迷路の本ではありません。
三つ目は、よく話し合い、自分たちの生活を良くしようとしていることです。
先日も、6年生の各クラスでトイレの使い方について話し合い、自分たちの生活を
良くしようとしていました。話し合うことで、頭をフル回転させています。
そして、何よりも担任の先生方の指導、その指導に「素直に」応えようとした6
年生一人ひとりの心がまえが、みんなを向上ざせ今回の結果につながったと思い
ます。2学期の始業式の話でマラソンの高橋尚子選手を取り上げながら「素直さ」
が大切だという話をしました。どんな取り組みや指導があっても、それを素直に
聞き入れる心がなければ成長できない、という話をしました。
6年生の素直な心が、今回の学力テストの結果につながったともいえるでしょう。
6年生はすばらしい子どもたちです。運動会の6年生の姿からもそれは充分に感
じ取れたと思います。1年生から5年生のみなさんは、ぜひ、良い手本として学び、6
年生の姿をめざして下さい。