笠間市下水道事業の地方公営企業法適用について Ⅰ、現状の課題と国の動向等 笠間市の下水道事業は、「浄化センターともべ」が、供用開始後20年を経過し、また、「浄化 センターいわま」についても14年が経過しており、その他ポンプ場3か所と総延長289kmの 管渠を有しており、今後は、地方債の元利償還とともに、施設の更新費用、管渠の老朽化に伴う 布設替費用などが大きな問題となっており、維持管理の時代へ入ってまいりました。 このことは、全国的な問題でもあり、総務省より平成26年3月「地方公営企業法の適用に関 する研究会・報告書」が出され、さらに、平成26年8月29目付総務省自冶財政局公営企業課 長・総務省自冶財政局公営企業経営室長・総務省自冶財政局準公営企業室長連名で「公営企業の 経営にあたっての留意事項について」の通知が出され、資産の規模が大きく、また、住民生活に 密着したサービスを提供する下水道事業については、下水道資産の総額を含めた財政状況や、処 理場・管梁の原価償却費の把握、更新費用等の将来負担などについて把握できる公営企業会計導 入の必要性が特に高く、基本的に公営企業会計を導入することが必要である旨の通知がなされて おります。 また、同時期に「公営企業会計の適応拡大に向けたロードマップ」が平成26年8月に示され、 平成27年度から平成31年度を集中取り組み期間と定め、人口3万人以上の団体の下水道事業 については、期間内に公営企業会計へ移行することとされております。 Ⅱ、地方公営企業法適用のメリット ◎ 経営戦略が立てられ、独立採算制が図られる。 ◎ 経営成績・経営状況の明確化が図られる ◎ 受益者負担金賦課業務の民間委託が可能となる。 ◎ 下水道事業に対し、民間能力の活用等が図れる。 Ⅲ、特別会計と企業会計の違い 1、経理方式 (1)予算区分 管理運営に係る収支を「収益的収支」、建設(投資的)に係る収支を「資本的収支」に 区分します。 (2)経理方法 官公庁会計が、現金主義による単式簿記(現金の出し入れのみの記載)に対し、企 業会計では発生主義による複式簿記となります。 (3)資産把握 官公庁会計では、その資産の数量のみを管理しますが、企業会計では、固定資産台 帳を整理し、毎年減価償却管理を行っていきます。 1 官公庁会計と企 業会計の違い 予算区分 経理方式 資産把握 特別会計 企業会計 説 明 歳入・歳出 収益的収支と資本的 運営的収支と投資的収支 収支に区分 に区分 現金主義によ 発生主義による複式 損益計算書・貸借対照表等 る単式簿記 簿記 資産、負債、資本(純資産) 財産台帳 固定資産台帳 (減価償却費) 資産管理が必要 出納整理期間 翌年4/1∼ 5/31 な し 3/31で決算 ◎ 収益的収支とは‥・企業活動に伴い、年度内に発生すると見込まれるすべての収益とそ れに対応するすべての費用(減価償却費のように現金支出を伴わない支出も含む) ◎ 資本的収支とは・・・施設の整備や企業債の償還元金等の支出、これに要する資金として の企業債収入も含まれます。 叩、企業会計化のスケジュール(案) 業 務 区 分 1.法適化基本方針の検討 l法適化計画の策定 平成27年度 平成28年度 平成29年度 く=======:> 2.固定資産調査・評価 調査基本方針の策定 資産調査 <==く> く======く:>・ 資産整理及び調査 く〇====三> 3.システム構築 運用方針の検討 システム構築 <==> <=コ:=====こ:> システム運用 4.法適化に伴う事務手続き 関係部署との調整 条例・規則等の制定・改定 ≒======ミニヨー 予算・決算関係 職員研修 くさ===:> 公営企業会計の適用拡大に向けたロードマップ 0公営企業会計の適用拡大 畔4 畔8 日27・1頃 岬・4 矧 融 ﹂ I中旭胴 (脚年か槻年よ) に公営企業会計へ折(H32.4まで)。 下水道鞘は、班下城・舶下相、 について、州内に桁することとし、l 葉脈・台脚化柑こついても摩る最り 折細こ含帆 ノ ●人口3万人如帥こついても、噂 るlり折。 ※その他の事射:ついては、銅の鮒 に応じて折を推進。 0折軽凱:対する地方柑捨置 く具体的な楯はH2時庚申に決定) I r鮎水道事‡下水道柏に乱で贈金手会計の適用を促進する】 統一陥鉾による 針的な基準の榊、 摘暮糾捌相 摘暮類等のマニュアル棚等  ̄▲ ̄、.▲ ̄ ̄ 1  ̄ 浦行朋は批沌間 (やむを恥い理由がある柑:削削離職 ※ せモ捗・を■踏ま;凡て法輌“化を検討 AE計基塞丁 漉人本鞘度 地方公営企業法のー■−用拡⊥人 t人口3万人以上の帥こついて、桐内
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