陸昊・省長による「2015年黒龍江省政府活動報告」 1 2014 年の活動の

陸昊・省長による「2015年黒龍江省政府活動報告」
1 2014 年の活動の回顧
2014 年の省 GDP は前年比 5.6%増。そのうち、第一次産業は 5.6%増、全国平均より 1.5
ポイントプラス。第二次産業は 2.8%増、全国平均より 4.5 ポイントのマイナス。第三次産
業は 9%増、全国平均より 0.9 ポイントプラス。インフレ率は 1.5 パーセント上昇。都市部
登録失業率は 4.47%、都市住民一人当たり可処分所得は 8.4%増、農民一人当たり可処分
所得は 11.6%増、単位 GDP 当たりのエネルギー消費は 4%削減。
(1)改革の推進
ア 「二大平原(当館注:松嫩平原、三江平原を指す)
」近代農業総合改革が進展。農業生
産関係の調整・改善を通じ生産力の向上を促し、農民の収入を増加。
イ 行政許認可制度の改革を推進。
ウ 資源配置の市場化改革を実施し、公開入札を全面的に推進。
エ 国有資産・国有企業改革を深化。
(2)近代農業の発展
水利、農機、科学技術によって農業の総合生産能力を強化。食糧は再び大豊作となり、
総生産量 1352 億斤(6760 万トン)と予測され、全国第 1 位を維持。
(3)産業プロジェクト建設の推進
ア
十分に準備された政府と企業のマッチング活動を行い、協力の糸口を作り出し、外部
からの投資を誘致。
イ 既存の 30 の工業・産業チェーンを深く整理し、
「双百プロジェクト」(注)を引き続き
実施し、253 億元の投資を達成。
(注)投資額 1 億元以上の新興産業建設、既存産業の改造・グレードアップをそれぞれ 100
プロジェクト実施するもの
ウ 科学技術の成果の産業化を促進。
(4)サービス業の発展
観光業は夏期のエコ、冬季の氷雪などの独特な優位性を突出させ、全国ベスト 100 旅行
社との協力を強化した。
(5)新型都市化とインフラ建設の進展
全省新型都市化計画を制定し、大、中、小都市と小さな町で合理的に仕事を分担し、機
能を相互補完し、共に発展するよう導いた。
(6)対ロシア交流・協力を重点に対外開放を拡大
ロシア極東開発戦略とのリンクを強化し、ロシアとの交流・協力を全方位に転換するこ
とを推進し、経済・貿易協力のレベルを高めた。対ロシア輸出入総額は 232.8 億米ドルで
4.1%増となり、全国の 24.4%を占めている。対露投資総額は 10 億米ドルで 20%増となり
全国の 30%以上を占めている。
(7)民生を保障し改善する事業の強化
34 件の民生事業のうち 33 件を既に完成させ、残りの 1 件も春節前に完成する。新しく
75.7 万人の雇用を創出した。企業退職者の基本年金を毎月 224 元アップした。
(8)公共資源の節約
税金未納の清算、会計検査の強化、厳格な徴収・管理などの方法で国税・地税の税収が
85.4 億元増加。
2 産業構造を調整し経済の安定的かつ健全発展を推進する
(1)不利な要素
ア 大慶油田は今年から毎年 150 万トンに減産となり、石油・天然ガス採掘業は今後数年
マイナス成長となる。
イ 全国の生産力過剰の影響を受け、4 つの炭鉱都市(当館注:鶏西、七台河、双鴨山、鶴
崗を指す)の石炭産業は依然として困難に直面している。
ウ
国有林は商業的伐採を全面的に停止し、森林工業総局、伊春市、大興安嶺地区の営業
収入は 20 億元以上減少した。
エ 全国経済の下振れ圧力が引き続き増大する状況下で、一般的な投資意欲は更に弱まり、
産業プロジェクト建設にかかる競争はより激しくなる。
(2)発展の優位性、潜在力とチャンス
ア 全国一の食糧大省としての重要な地位。
イ 豊富な自然資源がエコ化における優位性を形成。
ウ 資源開発及びその加工面で潜在力が大きい。
エ 対ロシア協力において重要な優位性を持つ。
オ イノベーションの推進においても科学技術に関係する人材が多く、潜在力が大きい。
カ 公共資源の配置の市場化改革に潜在力がある。
キ 管理の強化に潜在力がある。
ク
国が出した東北振興を支援する政策措置を助けに、生産力の配置、歴史が遺した問題
の解決、インフラ建設の強化、対外開放の拡大などの面で国の政策による支援を勝ち取っ
ていくことにチャンスと潜在力がある。
(3)総合的に考慮して今年の省 GDP は約 6%増と予測され、インフレ率は 3%前後、都市
登録失業率は 4.5%以内に抑える。都市住民一人当たり可処分所得は 9%以上増、農村住民
一人当たり可処分所得は 10%以上増、単位 GDP 当たりエネルギー消費は 2.5%下がること
を見込んでいる。
(ア)近代農業を発展させる
ア 「二大平原」の近代農業総合改革を際立たせる。
イ 良質で効率の高い、持続可能な農業を発展させる。
ウ 牧畜業を発展させる。
エ 緑色食品(当館注:安全・良質な食品)産業を発展させる。
(イ)増加分の拡大で工業の構造調整を促す
ア 生産要素の導入を増加させる。
イ ストックの拡大に向けて増加させる。
ウ ハイテク技術の成果の産業化を増やす。
エ 資源開発と加工を増やす。
(ウ)他分野、多角的にサービス業の発展を推進
(エ)全面的な改革の深化に向けての力を発展させる
ア 行政許認可制度の改革を引き続き推進する。
イ 国有資産・国有企業の改革を分類した上で推進する。
ウ
積極的に市場チャンスを掘り起こし、発展環境を最適化し、参入許可分野を開放し、
公共プロジェクトの競争に公平に参加させることを通じ、中・小・ミクロ企業を育成・サ
ポートし、大きく発展させ、全省の民営経済が速く発展するよう促す。
エ 公共資源の配置の市場化改革を深化させる。
(オ)ロシアとの全方位の交流・協力を深化させ、対外開放を促す
国の「一帯一路」戦略計画を貫徹し、「中国-モンゴル-ロシア経済回廊」における黒龍
江省陸海シルクロード経済ベルトの建設を速めることを契機として、ロシアとの全方位の
交流・協力を強化する。
(カ)重大なインフラの建設を引き続き強化する
(キ)新型都市化建設の推進を速める
ア 黒龍江省の新型都市化計画を実施。
イ 都市公共インフラの建設を推進。
ウ 体制・メカニズムのイノベーションを模索。
3 民生を適切に保障・改善する
(1)都市・農村住民の収入を引き続き増加させる。
(2)雇用の安定を維持する。
(3)社会保障システムを改善する。
(4)居住環境と生態環境の建設を強化する。
(5)教育の公平な発展を推進する。
(6)人々の健康水準を向上させる。
(7)文化・スポーツ事業を積極的に発展させる。
(8)社会のガバナンスを強化する。
4 法による行政を堅持し、法治(省)政府の建設を強化する
(1)法によって(省)政府の権限を規定する。
(2)法に基づいた政策決定メカニズムを整備する。
(3)厳格なルール・公明正大な法の執行を堅持する。
(4)
(省)政府に対する制約と監督を自覚的に受け入れる。