アクティブ音楽専門コース~吹奏楽・合唱~設置について 本校は、普通科らしい普通科として「入ってよかった学校」づくりを行ってきました。その成果も 出て、行事や部活動も盛んで、生徒、保護者の皆様の満足度の高い学校になっています。 昨年度、本校は「第一志望の進路実現」を重点課題の一つに掲げ、進路指導の体系化等キャリア教 育の充実を図ってまいりました。また、学力向上を図るべく、教員の授業力向上に向けての取組を行 い、生徒の皆さんが主体的に将来の目標を持ち、自学自習する力を育んでいます。そして、これらの 取組をさらに進めるための方策として、コースを設置しました。 本コースでは、生徒の得意分野や興味・関心の深いエリアをさらに支援し伸ばすことによって、自 信や意欲を支える自尊感情や自己肯定感を高め、自己実現をめざす志を育み、学習面とは違った側面 から学力の向上を図ります。 また、学校行事や部活動だけでなく、何事にも積極的に取り組む姿勢が生まれるとともに、忍耐力、 集中力、協調性、社会性、奉仕の精神など、社会で必要とされる「生きる力」を育むことにも繋がる と考えています。 そのため、学習や芸術、スポーツの総合的な専門コースの設置をめざしていますが、来年度は、ま ず「吹奏楽・合唱」専攻に関わる部活動連携型コースを先行設置いたします。 多くの皆さんに本コースの趣旨をご理解いただき、本コースを希望していただけることを期待して います。 【生徒に身につけさせたい力】 ①自尊感情や自己肯定感を高め、学校行事や部活動だけでなく、日常の学習面など何事にも積極 的に物事に取り組む姿勢を育みます。 ②高い音楽的な文化にふれ、教養を高めるだけでなく、合奏、合唱などの協力作業を通じて、忍 耐力や協調性・社会性を養います。 ③長時間の修練経験や仲間との協力作業、集中力を養う練習・演奏により、学習への意欲や集中 力を養います。 ④多様な外部講師をお招きすることにより、幅広い知識、柔軟な発想力、課題解決力等を学ぶこ とができます。 ⑤地域連携行事などで演奏することにより、音楽を通じて人の役に立つことの経験が社会貢献に 対する意識の向上に繋がります。 【アクティブ音楽専門コース~吹奏楽・合唱~Q&A】 Q1.コースの目的は何ですか。 A1.音楽についての知識・技能を高めるとともに、得意分野を伸ばすことにより自尊感情や自己肯 定感の向上、学習への意欲向上をめざします。 Q2.コースは入学時に決めなければならないのですか。 A2.コースは2年生から選択します。入学後にガイダンスを行い、しっかり時間をかけて考えてい ただきます。 Q3.コースの認定条件はどうなっていますか。 A3.専門科目を 12 単位修得する必要があります。専門科目は 2年生で6~8単位(放課後2時間、土曜日4時間。部活動連携型) 3年生で4~6単位 を開講しています。 Q4.コースを選択するためには吹奏楽部や合唱部に入部しなければならないのですか。 A4.部活動連携型コースなので、できるだけ吹奏楽部や合唱部に入部している方が良いですが、必 ずしも入部しなければならないということではありません。 Q5.途中でコースを変更することはできるのですか。 A5.2年生から3年生に進級するときにコースの変更はできます。 Q6.コース選択後、吹奏楽部や合唱部を退部してもコースを続けることはできますか。 A6.可能です。ただしA4で述べたとおり、部活動連携科目は継続して選択することになります。 Q7.専門科目にはどのようなものがありますか。 A7.2年生では「音楽理論」 「器楽」 「演奏研究・発表」 、3年生では「ソルフェージュ」 「楽曲研究」 「合奏・合唱」 「音楽総合演習」を学びます。ただし「音楽理論」と「音楽総合演習」について は、どちらか1科目の選択でも可とします。 Q8.コースを選択すると放課後や土曜日も授業があるのですか。 A8.放課後や土曜日はどの部も活動しています。放課後・土曜に設定されているコースの授業は部 活動連携型なので、感覚的には通常の部活動に参加しているのと変わりないです。 Q9.コースを選択すると、選択していない生徒より多くの授業を受けることになりますが、進級や 卒業に不利になることはありませんか。 A9.コースを選択していない生徒に比べ、放課後・土曜日に実施される専門科目を修得すれば増単 位修得となります。仮に修得できなかったとしても進級・卒業に不利になることはありません。 【問い合わせ先】 ◎音楽科指導教諭 田中隆文 吹奏楽部・合唱部顧問 までお電話でお問い合わせください。 大阪府立香里丘高等学校(代表)072-832-3421
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