2月号

学校だより
東たぶせ
平成27年2月
東田布施小学校
【今月のめあて】寒さに負けず体をきたえよう~進んで外遊び・履き物揃え・手洗い、うがい~
特別支援教育に思うこと
特別支援教育コーディネーター
森本
幸夫
私は、十数年前から特別支援学級を毎年担任するようになった。その間、様々な児童を受け持
ってきた。しゃべることができない児童、日常生活がうまくできない児童、集団の中になかなか
とけ込めない児童、学習が遅れている児童、様々に苦手なことをかかえる児童である。しかし、
この子たちから学ぶことが多くあったように思う。
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私が特別支援教育に携わるようになって、右のようなかけ算をする児童
×
3
12
がいた。答えは合っているが、途中の計算でなぜ12が出てきたかのかと
21
いうことである。1週間以上考えてやっと解った。私がその児童を的確に
9
理解さえしていたら、その子のやり方がもっと早く解ったのにと、つくづ
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く反省させられた。
最近、先生方の力を借りてありがたいと思うことがよくある。先日も私がパソコンを操作する
ことが苦手ということもあって、ある先生が「打ってあげましょうか。」と声をかけてくださっ
た。『助かった。これでできる。』と安堵したが、「ありがとう。」としか言えなかったことがあ
った。パソコンをもっと若いうちから練習しておけばこんなことにはならなかったのにと、苦手
なことを情けなく思った。
よく考えてみると、私の目の前にいる子にも通じることがある。私の場合は努力すればいくら
でも克服できる。しかし、障害をもっているといくら努力してもなかなか自分ひとりでは克服で
きないことがある。そのためには、その子に適切な「支援」をしてやることだと思う。
山口県学力定着状況調査から
10月29日に、3~6年生を対象に、県内共通のテスト(山口県学力定着状況調査)を
行いました。このテストを通して明らかになったよさをさらに伸ばし、課題を克服できるよ
う指導していきたいと思っています。
〔よさ〕
○漢字や計算など、繰り返し学習することで身につく内容がよくできている。
○ローマ字は、学年が上がるにつれて、正しく読め、書けるようになっている。
○1つの式で解決できる文章問題がよくできるようになっている。
○家庭学習の習慣が身についている児童が多く、正答につながっている。
〔課題〕
◇はがきの宛名や住所などを正しく書くことが不十分である。
◇想像力をはたらかせながら、詩や物語を読むことが不十分である。
◇長さや広さ、かさなどの感覚があまり身についていない。
◇算数で学習したことを実際の生活に生かすことがあまりできていない。
宿題や自主学習などにきちんと取り組み、確実に学習内容を身につけています。学習した
内容を実際の生活に生かすことができるようになると、さらに学力向上につながります。
学校では、学習した内容を具体的な生活場面に生かす学習に取り組んでいきたいと思いま
す。ご家庭では、「必要な量を求めて料理をする」「段取りを考えて掃除や料理などをする」
「読書をする」ことをお勧めします。また、「新聞を読む子は学力調査での得点が高い」と
いう結果も出ています。親子で新聞を読む時間を作られると良いかと思います。
1月の思い出
【始業式・全校】
各学年の代表が全校児童の前
で新年のちかいを発表しまし
た。あいさつ・学習・スポー
ツなど、目標は一人ひとり異
なりますが、目標達成に向け
て、日々の取組を大切に・・。
【どんど焼き・PTA】
【将来の夢を書に・4年】
櫓は、ポンポンと音を立てて
燃え上がりました。どんど焼
きの後は、地域の方々から昔
の遊びやロケットとばし・紙
飛行機づくりを教わり、楽し
いひとときを過ごしました。
二分の一成人式に向けて4年
生が将来の夢を気持ちを込め
て書きました。書き終えた後、
「立腰」の姿勢で力作を眺め
ました。「夢」が実現するよう
に努力してほしいものです。