GLOVIA smart 人事給与BP 給与基本

人事給与
給与基本 V3
アマノ就業連携設定ガイド
SEマニュアル
はじめに
【本書について】
本書は、GLOVIA smart 人事給与 BP 給与基本(以降、本システムと記します。)とアマノ株式会
社様より販売の就業情報システム(以降、TimePro就業と記します。)をご使用のお客さま向けに、就業情
報システムの月次集計データを本システムに連携するためのシステム設定について説明しています。
【対象製品】
GLOVIA smart 人事給与 BP 給与基本
●Microsoft,Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
●GLOVIA は、富士通株式会社の登録商標です。
●その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
平成21年4月
初
版
お願い
・
本書を無断で他に転載しないようお願いします。
・
本書は予告なしに変更されることがあります。
All Rights Reserved,Copyright © 株式会社富士通九州システムズ 2009-
■ 記号の意味
本書で使用している記号の意味は、次のとおりです。
記
号
用
途
特に注意が必要とすること、又は、必ず行
わなければならないことを記述します。
本文の理解を深めるために、参考となるこ
とがらを記述しています。
本文の詳細説明が記述されている、別の章
・節を示します。
知っておくと便利なことを記述します。
【 】
画 面 上 に 表 示 さ れ る も の( ウ ィ ン ド ウ 、
メ ニ ュ ー 、コ マ ン ド 、ボ タ ン )の 名 称 や 、
キーボードのキーなどを示します。
「
参照してほしいマニュアルの記述を示
します。
」
画面上の入力項目やその値を示しま
す。
目
次
1.概要
1
2.システム構成
1
3.連携データ
2
3.1
3.2
3.3
ファイル名について…………………………………………………………………………
レイアウトについて…………………………………………………………………………
時間の扱いについて…………………………………………………………………………
2
2
3
4.システム設定
4.1
4.2
4.3
4.4
4.5
給与情報一括入力の起動……………………………………………………………………
対象者条件名の変更…………………………………………………………………………
対象項目の設定………………………………………………………………………………
データ入出力条件の登録……………………………………………………………………
TimePro 就業の設定…………………………………………………………………………
3
3
4
5
6
6
5.運用時の注意事項
5.1
5.2
月次集計データの格納先……………………………………………………………………
本システムに取込む前に……………………………………………………………………
7
7
7
1.概要
TimePro就業より作成された、勤怠の月次集計データを本システムに連携を行う為のシステム設定につ
いて説明します。
TimePro就業で作成した月次集計データを本システムの所定フォルダに作成し、【給与情報一括入力】機
能を使用することで、データの連携が可能になります。
なお、【給与情報一括入力】機能については、オンラインマニュアルの「給与情報一括入力ガイド」をご
参照ください。
2.システム構成
本システムとTimePro就業のシステム構成は以下のようになります。なお、ご使用になる製品、ハード
ウェアの組合せ、ネットワーク構成により、システム構成がことなってきます。ここでは、一部のシステ
ム構成を例として記載しております。
【GLOVIA smart BP クライアント・サーバ構成】
GLOVIA smart 人事給与 BP 給与/Tサーバ
TimePro 就業システム
RC-48
GLOVIA smart 人事給与 BP 給与/T
クライアント
※月次集計データを出力するTimePro就業クライアントから本システムの指定フォルダに対して、書込みが
可能な状態になっている必要があります。
1
3.連携データ
3.1 ファイル名について
本システムに連携する月次集計データのファイル名は、“SHUKEI.TXT“となります。
3.2 レイアウトについて
本システムにデータを取込むには、勤怠報告書連絡票インターフェースのファイルレイアウトに
従って、TimePro就業側でデータ出力の設定を行っていただく必要があります。
なお、項目の使用可否については、お客様との事前打合せのが必要です。また、使用する項目、
出力位置をTimePro就業の【外部データ出力】機能にて設定していただく必要があります。(アマノ
株式会社担当SEの設定作業となります)
№ 標準項目名
属性
桁数
項目説明
1 社員番号
数字項目
最大6桁
必須項目
2 支給年
数字項目
最大2桁
必須項目
3 支給月
数字項目
最大2桁
必須項目
4 出勤日数(所定)
符号付数字項目
整数部最大3桁 小数部最大2桁
日数または時間項目
5 出勤日数(休日)
符号付数字項目
整数部最大2桁 小数部最大1桁
日数項目(回数)
6 普通残業時間
符号付数字項目
整数部最大3桁 小数部最大2桁
時間項目
7 深夜残業時間
符号付数字項目
整数部最大3桁 小数部最大2桁
時間項目
8 休日残業時間
符号付数字項目
整数部最大3桁 小数部最大2桁
時間項目
9 他1残業時間
符号付数字項目
整数部最大3桁 小数部最大2桁
時間項目
10 他2残業時間
符号付数字項目
整数部最大3桁 小数部最大2桁
時間項目
11 遅・早回数
符号付数字項目
整数部最大2桁 小数部最大1桁
日数項目(回数)
12 遅・早時間
符号付数字項目
整数部最大3桁 小数部最大2桁
時間項目
13 年次有給休暇日数
符号付数字項目
整数部最大2桁 小数部最大1桁
日数項目(回数)
14 代休休暇日数
符号付数字項目
整数部最大2桁 小数部最大1桁
日数項目(回数)
15 生理休暇日数
符号付数字項目
整数部最大2桁 小数部最大1桁
日数項目(回数)
16 特別休暇日数
符号付数字項目
整数部最大2桁 小数部最大1桁
日数項目(回数)
17 その他休暇日数
符号付数字項目
整数部最大2桁 小数部最大1桁
日数項目(回数)
18 事故欠勤
符号付数字項目
整数部最大2桁 小数部最大1桁
日数項目(回数)
19 病気欠勤
符号付数字項目
整数部最大2桁 小数部最大1桁
日数項目(回数)
20 その他欠勤
符号付数字項目
整数部最大2桁 小数部最大1桁
日数項目(回数)
21 交替回数A
符号付数字項目
整数部最大2桁 小数部最大1桁
日数項目(回数)
22 交替回数B
符号付数字項目
整数部最大2桁 小数部最大1桁
日数項目(回数)
23 交替回数C
符号付数字項目
整数部最大2桁 小数部最大1桁
日数項目(回数)
24 日直回数
符号付数字項目
整数部最大2桁 小数部最大1桁
日数項目(回数)
25 宿直回数
符号付数字項目
整数部最大2桁 小数部最大1桁
日数項目(回数)
26 その他1控除時間
符号付数字項目
整数部最大3桁 小数部最大2桁
時間項目
27 その他2控除時間
符号付数字項目
整数部最大3桁 小数部最大2桁
時間項目
・ №1∼3は、必須項目です。
・ №4∼№27は、お客様の内容に合わせて必要な項目を使用します。
・ 出勤日数(所定)は、給与区分が時給者の場合にのみ時間項目となります。
勤怠報告書インターフェースについては、オンラインマニュアルの給与情報一括入力ガイドをご参
照ください。
2
3.3 時間の扱いについて
„
時間項目
残業時間等の時間項目については、TimePro就業の【外部データ出力】機能で変換する時間
単位と本システムの単位を合わせる必要があります。
GLOVIA smart 人事給与 BP 給与
TimePro就業
単位
扱い
小数部2桁の許可値
例)1h30m
出力型
1分
1分を0.01
00∼59
1.30
時分変換60進
6分
6分を0.1
00,10,20,30,40,50,60,70,80,90 1.50
時分変換10進
10分
10分を0.1
00,10,20,30,40,50
1.30
時分変換60進
15分
15分を0.25 00,25,50,75
1.50
時分変換100進
30分
30分を0.5
00,50
1.50
時分変換10進
本システムの時間単位の設定は、給与業務メニューの【運用条件】−【給与条件1】の【時
間の扱い設定】より行ってください。
„
出勤日数(所定)
本システムでは、時給者の出勤日数(所定)を時間として扱います。従って、TimePro就業
で出力するデータは、時給者の場合には時間を、その他は日数を出力するように設定してくだ
さい。
4.システム設定
本システムとTimePro就業の月次集計データを連携する場合、本システムの給与情報一括入力機能を使
用して月次集計データを本システムに取り込みます。以下に、連携を行うための本システムでの設定と
TimePro就業での設定について説明します。なお、給与情報一括入力の機能および操作等については、オ
ンラインマニュアルの「給与情報一括入力ガイド」を参照してください。
4.1
給与情報一括入力の起動
本システムの給与計算業務メニューから【給与情報入力】を選択します。
3
給与情報入力メニューから【勤怠/変動情報一括入力】ボタンをクリックすると下図の画面が表示
されます。
画面内の“入力票の種類”から“勤怠報告書”を、“処理内容”から“データ入出力条件設定”
を選択後、【適用】ボタンをクリックします。続いて、【対象者条件選択】画面が表示されます。
【対象者条件選択】画面の“対象者条件1∼9”の中から、未使用の条件を1つ選択し、
【実行】
ボタンをクリックします。ここでは、“対象者条件1”を例にして説明します。
4.2
対象者条件名の変更
“対象者条件名”、“入力ファイル見出し”に、下図と同じ内容を入力後、【対象項目設定】ボタ
ンをクリックします。
4
4.3
対象項目の設定
TimePro就業から本システムに取り込む対象の項目を選択します。対象の項目には、“使用する”
を選択し、対象外の項目には“使用しない”を選択してください。
設定後、【確認】ボタンをクリックします。
次に、対象とする項目の入力順(データの並び)を設定し、【確認】、【適用】の順にボタンをク
リックします。
5
4.4
データ入出力条件の登録
対象項目の設定を完了すると、【データ入出力条件設定】画面に戻りますので、【確認】、【適用】
の順にボタンをクリックし、各設定を登録します。
4.5
TimePro就業の設定
本システムとTimePro就業との連携を行う場合に、本システムとTimePro就業との仕様の違いや制
限により、アマノ株式会社担当SE殿へ以下の作業を行っていただく必要があります。
・
・
・
・
・
・
本システムでは、時給者の出勤日数(所定)を時間で扱います。その為、月次集計データを出力
する際に、時給者は時間を、その他は日数を出力するように設定してください。
残業時間等の時間項目について、本システムの時間単位とTimePro就業の時間単位を合わせる必
要があります。
月次集計データに給与の支給年月(支給年は和暦2桁)が格納されている必要があります。その
為、TimePro就業の集計区分設定の処理月毎項目に支払年、支払月の項目を作成し、支払年(和
暦2桁)、支払月を、集計区分毎、月毎に登録(1年分)してください。
就業台帳項目に支払年、支払月の項目を作成してください。
集計計算で上記集計区分設定の値を就業台帳項目にセットするよう設定してください。
就業台帳項目にセットされた値を支払年月として出力するよう設定してください。
6
5.運用時の注意事項
本システムとTimePro就業のデータ連携を行うにあたって、運用時に注意する事項および作業等を説明
します。
5.1
月次集計データの格納先
【給与情報一括入力】機能で取込む月次集計データ(SHUKEI.TXT)は、ターミナルサーバの以
下のフォルダに格納されている必要があります。
例)D:¥BPRO¥JOYK¥CSV¥INPUT¥ログインユーザ名
↑
ターミナルサービスクライアントからターミナルサーバにログオンするユーザ
TimePro就業の【外部データ出力】機能で上記フォルダに月次集計データを直接出力する場合に
は、上記フォルダに対して書込みが可能な状態になっている必要があります。
5.2
本システムに取込む前に
【給与情報一括入力】機能にて、月次集計データを本システムに取込む前に、必ず【給与支給年
月日入力】にて、当月の支給年月日の入力を行ってください。
7