とっとり県民カレッジ連携講座 鳥取大学サイエンス・アカデミー シリーズテーマ 大学発ベンチャー ~大学の知を社会へ~ 大学の研究成果や人材を活用したベンチャー企業はイノベーションを実現するために重要である といわれています。鳥取大学でも大学発ベンチャーの育成を支援しており、これまでに11社の ベンチャー企業が設立されました。今回は、その中から 3 社の鳥大発ベンチャーをご紹介します。 第392回 演題/ 鳥取の地に潜む有益なバクテリアとその可能性 講師/ 農学部 准教授 有馬 二朗(アリマ ジロウ) 日時/ 平成27年3月14日(土) 10:30~12:00 会場/ 鳥取県立図書館 2階 大研修室(鳥取市尚徳町101) 図書館連携により、米子市立図書館、琴浦町図書館、日野町図書館(第4土曜日のみ) でもライブ中継による聴講ができます。 対象/ どなたでもご参加いただけます。 事前の申込みは不要です。 主催/ 鳥取大学 共催/ 鳥取県立図書館 講演要旨 私 たちの周囲をミクロの目で観察してみると、そこに潜む多くの バクテリアに皆さんは驚かれるかもしれません。その中には、 有害なバクテリアもいますが、一方で環境や産業に有益なものも存在し ています。特に、鳥取は温泉や水産資源が豊富でそれに関係する特徴的 なバクテリアが数多くいると予想されています。本講演では、鳥取の地 に潜むバクテリアの一例とそこから得られる酵素、そして、それらが持 つ大きな可能性についてご紹介します。 お問い合わせ先 鳥取大学 産学・地域連携推進機構(社会貢献課) TEL 0857-31-6777 FAX 0857-31-6708 E-Mail [email protected] 講義テーマは裏面です。 Tottori University Science Academy 第1回 平成27年2月14日(土) 演題:ヒット現象の数理モデルによる社会の動きの解析 講師:工学研究科 教授 石井 晃(イシイ アキラ) 物質は原子と原子の相互作用のバランスで出来ていますが、同じ考えで社会が人と人の 相互作用で出来ていると考えるのが社会物理学です。物理学の手法でかなり社会を分析で きるのが驚きです。 私が提案したヒット現象の数理モデルもそんな社会物理学の理論の1つで、なんと AKB 選抜総選挙上位を2年続けて当てました。映画のヒットやドラマ視聴率、社会現象分析な ど多くの応用例があり、この理論を事業化する会社を昨年東京に設立しました。 第2回 平成27年3月14日(土) 演題:鳥取の地に潜む有益なバクテリアとその可能性 講師:農学部 准教授 有馬 二朗(アリマ ジロウ) 私たちの周囲をミクロの目で観察してみると、そこに潜む多くのバクテリアに皆さんは 驚かれるかもしれません。その中には、有害なバクテリアもいますが、一方で環境や産業 に有益なものも存在しています。特に、鳥取は温泉や水産資源が豊富でそれに関係する特 徴的なバクテリアが数多くいると予想されています。 本講演では、鳥取の地に潜むバクテリアの一例とそこから得られる酵素、そして、それ らが持つ大きな可能性についてご紹介します。 第3回 平成27年3月28日(土) 演題:路線バス利用の利便性向上を目指したバスネットプロジェクト 講師:工学研究科 教授 菅原 一孔(スガハラ カズノリ) 過疎高齢化が進む地域にとって、その地域を維持してゆくためのインフラの維持は大き な問題といえます。公共二次交通(空港や鉄道の駅から観光目的地までの交通)もこのよ うなインフラのひとつであり、その維持には多大な努力が払われてきました。 今回は路線バスの利用上、利便性を高めるシステム(バスネット)についてご紹介しま す。このシステムには経路探索機能や運行中のバスの現在位置の表示機能などが含まれて います。このシステムの維持管理運営を目的として大学発ベンチャー企業を立ち上げ、ひ と月あたり6万件以上の利用を得ています。
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