サイエンス・アカデミーチラシ(応用編)

とっとり県民カレッジ連携講座
鳥取大学サイエンス・アカデミー
生命現象に関わる様々な現象を研究する代表的な分野に生物学があります。生物学は生き物のかたち、仕組み、生
まれ方や育ち方、進化の仕方、どこにいるのか、どのくらいいるのかなど、扱う範囲がとても広い学問です。さら
に近年では生き物のかたちや機能を医療や工学に応用する生物模倣(バイオミメティクス)と呼ばれる研究も盛ん
に行われています。今回のシリーズでは、生物学やそれに関わる研究をしている研究者が生物学の基礎から応用ま
で幅広くお話しします。本シリーズの前半 4 回を《基礎編》、後半 3 回を《応用編》とする全 7 回でお送りします。
会場/
対象/
時間/
共催/
鳥取県立図書館 2階 大研修室(鳥取市尚徳町101)
どなたでもご参加いただけます(事前の申込みは不要です)
主催/ 鳥取大学
10:30~12:00
鳥取県立図書館・米子市立図書館・倉吉市立図書館・琴浦町図書館・日野町図書館
・大山町立図書館(本館)・南部町立法勝寺図書館・智頭町総合センター
※上記図書館(鳥取県立図書館除く)にてライブ中継による聴講ができます。
大山町立図書館・日野町図書館・南部町立法勝寺図書館については第 4 土曜日
(6/25)のみ開催となっておりますのでご注意下さい。
第 416 回 6 月 11 日(土) 『海洋生物に学ぶ先端技術開発』
講師/産学・地域連携推進機構 准教授
清水 克彦
第 417 回 6 月 25 日(土) 『細菌(バクテリア)の泳ぎ
-個体の運動、集団の運動-』
講師/工学研究科
教授
後藤 知伸
第 418 回 7 月 9 日(土) 『世の中に役立つ微生物たち』
講師/工学研究科
教授
大城 隆
講演内容の詳細は裏面へ
お問い合わせ先
鳥取大学
産学・地域連携推進機構(社会貢献課)
TEL
0857-31-6777
FAX
0857-31-6708
E-Mail
[email protected]
HP
http://www2.cjrd.tottori-u.ac.jp/
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テーマ・概要
第416回 6月11日(土)
『海洋生物に学ぶ先端技術開発』
• 講師/産学・地域連携推進機構 准教授
清水 克彦
•地球表面の7割を占める海洋には約23万種の生物(微生物を除く)が見つ
かっています。種の数の多さもさることながら、驚かされるのは海洋生物
の姿かたちの多様性です。種ごとに異なる姿かたちは、きわめて理にかな
った構造や機能を有し、生き延びるための独自の戦略に深く関わっていま
す。私たちは、海洋生物の姿かたち、構造や機能を研究し、新しい技術を
開発するためのヒントにしようと考えています。
第417回 6月25日(土)
『細菌(バクテリア)の泳ぎ -個体の運動、集団の運動-』
• 講師/工学研究科 教授
後藤 知伸
•細菌は1/1000mm程の大きさの非常に小さい生物ですが、生存や増殖に
適した環境に移動する機能を備えています。液体中では、べん毛と呼ばれ
る螺旋形の細い繊維を、船のスクリューのように回転させて泳ぎ、その運
動能力は他の大きな生物に引けを取りません。他の大きな生物と比べなが
ら、細菌の運動を、形や力など力学的な視点から眺めてみましょう。
第418回 7月9日(土)
『世の中に役立つ微生物たち』
• 講師/工学研究科 教授
大城 隆
•微生物は、ヒトに対する利害という観点から、抗生物質や発酵食品の生産
に利用される有用微生物と、食中毒から伝染病まで様々な病気の原因とな
る病原微生物に大別できます。その一方、数多くの微生物が炭素や窒素の
循環に関わり、地球上の生物界を支えています。微生物とヒトは切っても
切れない縁で結ばれており、事実、腸内細菌群は欠かすことができない存
在です。本講座では、我々を取り巻く多種多様な微生物について紹介しま
す。