大山駅東地区 地区計画(素案)説明会の主な質疑応答 1.地区計画(素案)について ●目標・方針について 質問 誰もが来たくなる、歩きたくなる、住みたくなるという目標を元に、今後、どの ような取り組みを検討しているのか。 回答 この地区計画は、現在の良好な住環境や商店街の街並みの予期せぬ変化を事前に 防ぐため、地区にふさわしい建替えルールを定めたもので、これからのまちづく りのベースとなる大切な取り組みと考えております。目標の実現に向けては、こ れまで大山駅東地区まちづくりの会の活動やアンケート調査などを通じて、様々 なご意見・ご提案をいただいているため、今後、みなさんと協力しながら具体的 な進め方を継続的に検討していきたいと考えています。 ●「建物の用途のルール」について 質問 遊座大山商店街地区では、1階部分の店舗誘導を目的としたルールが提案されて いる。全国的に商店街の空き店舗化が問題となっている中で、ルールの趣旨は理 解できるが、ルールを決めすぎず柔軟に対応していく考え方もあると思う。 回答 地区計画では、商店街のにぎわいが停滞することを防ぐため、1 階部分への住宅 や車庨の建設を禁止するルールとしています。これは最低限のルールと考えてい ます。ご指摘の通り、地区計画だけでは問題解決は難しいため、商店街や地域の 関係者の皆様が協力して、商店街のにぎわいづくりの具体策を考え・取り組むこ とが不可欠と考えています。 質問 遊座大山商店街地区のルールにおいて、1 階部分に住宅の出入口は作ってよいと あるが、これは例えば2階以上に住宅をつくる場合などを考えてのことか。 回答 ご質問の通りです。 質問 住宅地区①・②では、マージャンなど風俗用途を制限しているが、例えば、マン ションの一室等につくられてしまうケースなどには対応できるのか。 回答 地区計画は、建替え等を行う際に届け出をしていただき、ルールに適合してい るかをチェックする仕組みとなっています。よって、建築後に届け出がない用 途変更等については、地区計画の効力が発揮できないのが現実です。この問題 は、地区にふさわしい建物づくりを地区の皆様が主体的に協力する意識や仕組 みをまちづくりの中で実現していくことが必要と考えています。 ●「垣、さくの構造」のルールについて 質問 道路に面して生け垣等を設けるルールは、良いルールであるが、生け垣が道路へ はみ出すと道路が狭く感じられる可能性もあるため不安がある。 回答 ご指摘の通り、生け垣をきちんと維持管理することも大切な取り組みであり、ま ちづくりの1つの課題として承ります。 ●地区計画のルール適用について 質問 リフォームなど、建築確認申請が不要な建物に対しては、地区計画の効力が発揮 されないのではないか。 回答 地区計画は、建築確認申請とあわせてルール適合を求める仕組みとなっているた め、ご指摘の通りです。地区にふさわしい建物づくりは、地区計画だけで実現す ることは難しいため、地区の皆様の主体的なご協力が不可欠と考えています。 1 2.大山駅東地区の今後のまちづくりについて ●大山駅周辺のまちづくりについて 質問 駅前周辺地区に住んでいるが、駅周辺の具体的な整備内容はすでに決まっている のか。 回答 「大山まちづくり総合計画」において、タクシープールやバスの停留所などを備 えた駅前広場の整備を検討していくことが示されていますが、具体的な整備内容 はまだ決まっていません。これから検討していくこととなります。 質問 駅前周辺地区では、建物の共同化※が計画されていると聞いたことがあるが、現 在はどのような計画となっているのか。 ※建物の共同化とは、複数の土地を1つにまとめ、1つの建物に建替える手法です。 回答 区では、建物の共同化を計画していません。もしみなさんからご要望があれば検 討したいと考えています。 ●みちづくりについて 質問 建替えにあわせて、前面道路の幅員が 4m となるように、建物がセットバック しているが、塀などが道路上に残っているケースがあり、改善が必要である。 回答 板橋区には「細街路整備事業」という助成制度があり、道路上の工作物の除却 などへの助成を行っています。今後も制度を活用していただけるように周知に 努めたいと思います。 質問 道路沿いの万年塀など、災害時に倒壊の危険性があるものは積極的に改修する ように呼びかけられないか。 回答 板橋区には「接道部緑化助成」という助成制度があり、道路脇を植栽にする工 事や、それに伴いブロック塀等を撤去する工事に対して、助成を行っています。 今後も、広報などを活用し、周知に努めたいと思います。 質問 補助 26 号線の歩道について、植え込みへのごみのポイ捨てや放置自転車が多 くあるため、管理を強化してほしい。また、自転車通行ゾーンを整備するよう な方法もあるのではないかと考えている。 回答 ご意見として承ります。 ●まちづくりの進め方について 質問 何らかの方法で、まちづくりに対して、若い人たちからの意見をいただく機会を 設けられるとよい。 回答 大山駅東地区まちづくりの会では、まちづくり作戦マップの作成段階で、子育て 世代の方々への聞き取り調査を実施した経緯もあります。今後も、若い世代の 方々のまちづくりへの参加はとても大切であると考えておりますので、ぜひ、 色々なアイデアをいただければと思います。 2
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