福島県中間貯蔵施設問題、政府「5 条件」に回答、県は近く最終判断へ

福島県中間貯蔵施設問題、政府「5 条件」に回答、県は近く最終判断へ
朝日新聞によれば、東京電力福島第一原発事故による福島県内の除染土などを保管する
中間貯蔵施設について、望月義夫環境相と竹下亘復興相は8日、同県の内堀雅雄知事を訪
ね、地元から求められた搬入前に満たすべき5条件への取り組み状況を説明し、搬入の受
け入れを要請した。内堀知事は「十分に精査し、地元意向を踏まえた上で回答する」と述
べた。
地元紙「福島民報」
(2015 年 2 月 10 日)は、内堀県知事は 9 日の定例記者会見で「県は
建設予定地の大熊、双葉両町など関係市町村と協議した上で廃棄物の搬入受け入れを最終
判断する」と述べたと伝えている。
建設予定地では、企業所有地で一部建設が始まっているが、大半の町民所有地の買収は
これからであり、難航も予想される。また搬入ルートの維持管理と周辺対策、施設と輸送
の安全性などについて、大熊、双葉両町との協議がすすむのかどうかも注目される。
5 条件に対する政府回答のポイントなどは、福島民報(PDF)を参照されたい。
<資料>
福島民報(2015 年 2 月 10 日)PDF