美術科の分析と改善策 1年 ①結果分析 項 目 関心・意欲・態度 発想や構想の能力 分 析 ・アンケートの結果から、90%以上の生徒が、授業に集中し、意欲的に取り 組んでいると答えている。しかし、「授業に興味のある内容があった」82%、 「授業の目標を考えて意欲的に取り組んでいる」79%の生徒が「そう思う」 「ややそう思う」と答えており、美術の授業で学ぶ意義や興味については、 授業への意欲や態度と比べるとやや劣ることがわかった。 ・アンケートの結果から、「授業の内容を理解できている」「じっくりと考え る時間がある」が 90%以上の生徒が「そう思う」「ややそう思う」と答え ている。2 時間続きの授業の中で、単元の課題を理解しながら、構想を練る ことができた。2 学期からは、1 時間の授業になるので、短時間の中で効率 的に内容を理解し、生徒の考える時間を確保することが課題である。 創造的な技能 ・アンケートの結果から「1 時間の進む早さはちょうど良い」と感じている生 徒が 95%いるが、基本的な表現技能についての定着はまだ不十分な生徒が いる。基礎基本の定着を図りつつ、創造性を高めることが、課題である。 観賞の能力 ・アンケートの結果から、「鑑賞の授業で興味のある内容があった」に 82% の生徒が「そう思う」 「ややそう思う」と答えている。名画などの知ってい る作品の話やだまし絵などに対する興味が高い。 ②具体的な改善策及び生徒の活動や発表力を身に付けさせるための工夫と、評価(検証)方法 【具体的な改善策】 ・ 授業の目的意識を高めるために、毎回授業の目標を板書する。なぜこの課題を行うのか、導入 の部分で丁寧に意義を説明する。 ・ 実技テストで技能の定着を図る。 ・ きめ細かい個別指導の時間を十分に確保する。 ・ 鑑賞においては、名画など知っている作品を取り上げ、生徒の興味関心を高め、作品に対して 深い理解につなげるようにしていく。 【評価(検証)方法】 ・授業評価アンケート・定期考査 ・授業観察 ・作品等の提出物 美術科の分析と改善策 2年 ①結果分析 項 目 分 析 関心・意欲・態度 ・アンケートの結果から、90%以上の生徒が、授業に集中し、意欲的に 取り組んでいると答えている。しかし、「授業の目標を考えて意欲的 に取り組んでいる」では 75%の生徒が「そう思う」 「ややそう思う」 と答えており、美術を学ぶ意義は、授業への意欲や態度と比べるとや や劣ることがわかった。 発想や構想の能力 ・アンケートの結果から、 「授業の内容を理解できている」93%、 「じっ くりと考える時間がある」87%以上の生徒が「そう思う」「ややそう 思う」と答えている。1 時間の授業の中で、単元の課題を理解しなが ら、構想を練ることができた。 創造的な技能 ・アンケートの結果から「1 時間の進む早さはちょうど良い」と感じて いる生徒が 91%いるが、構想したことを基に表現する基本的な技能に ついては身に付いているが、更に創意工夫させていく必要があると感 じている。 観賞の能力 ・アンケートの結果から、「鑑賞の授業で興味のある内容があった」に 75%の生徒が「そう思う」「ややそう思う」と答えている。生徒は概 ね興味を持って授業に臨んでいるが、更に興味を持つような作品選び や発問の工夫などをする必要がある。 ②具体的な改善策及び生徒の活動や発表力を身に付けさせるための工夫と、評価(検証)方法 【具体的な改善策】 ・ ・ ・ ・ ・ 作品制作への見通しをもたせ、毎時間の目標を板書し、作業に取り組むようにする。 学ばせたいポイントを絞り、短時間の中で集中し、発想を練ることができるようにする。 説明のポイントを更に絞り、作業の時間を多く設定する。 作業時間が足りない生徒に対して、補習などを行う。 鑑賞では、テーマを絞り、グループ活動やクイズ形式など鑑賞形態の改善をする。 【評価(検証)方法】 ・授業評価アンケート・定期考査 ・授業観察 ・作品等の提出物 美術科の分析と改善策 3年 ①結果分析 項 目 関心・意欲・態度 分 析 ・アンケートの結果から、95%以上の生徒が、授業に集中し、意欲的に 取り組んでいると答えている。しかし、「授業の目標を考えて意欲的 に取り組んでいる」では 79%の生徒が「そう思う」 「ややそう思う」 と答えており、美術を学ぶ意義は、授業への意欲や態度と比べるとや や劣ることがわかった。 発想や構想の能力 ・アンケートの結果から、 「授業の内容を理解できている」96%、 「じっ くりと考える時間がある」が 97%以上の生徒が「そう思う」「ややそ う思う」と答えている。1 時間の授業の中で、単元の課題を理解しな がら、構想を練ることができた。 創造的な技能 ・アンケートの結果から「1 時間の進む早さはちょうど良い」と感じて いる生徒が 95%いるが、構想したことを基に表現する基本的な技能に ついては身に付いているが、更に創意工夫させていく必要があると感 じている。 観賞の能力 ・アンケートの結果から、「鑑賞の授業で興味のある内容があった」に 81%の生徒が「そう思う」「ややそう思う」と答えている。生徒は、 身近な作品や今後役に立つ(修学旅行で見学するなど)内容の方が興 味を持ちやすいが、生徒の関心が低い傾向にある内容でも興味が持て るような発問や提示の工夫が必要である。 ②具体的な改善策及び生徒の活動や発表力を身に付けさせるための工夫と、評価(検証)方法 【具体的な改善策】 ・作品制作への見通しをもたせ、毎時間の目標を板書し、作業に取り組むようにする。 ・生徒の興味関心が低い内容でも、それを学ぶ意義を伝えるようにする。 ・発想については、宿題も含め、アイデアを練る時間的な余裕をつくる。 ・生徒への個別指導をきめ細やかに行い、創造性の向上を図る。 ・作業時間が足りない生徒に対して、放課後などの補習を行う。 ・鑑賞では、内容によって生徒の関心が低いものも、視点の変化や授業形態の工夫によって、 興味をもたせるとともに、批評し合う事の楽しさや大切さを感じさせる。 【評価(検証)方法】 ・授業評価アンケート・定期考査 ・授業観察 ・作品等の提出物
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