タイ:政治情勢の好転から - HSBC Global Asset Management

ご参考資料
タイ:政治情勢の好転から、好調な株式市場
本年中に発足の「ASEAN経済共同体」により、タイ経済は更なる飛躍
HSBC投信株式会社
2015年2月13日
タイ株式市場は直近最安値から約3割上昇
} 足元、タイ株式市場は好調で、SET指数は直近最安
値(2014年1月3日)から3割超上昇しています。また、
2015年初来のパフォーマンスでは、タイ株式市場は
7.7%とロシアに続き好調なリターンとなっています
(図1参照)。
} タイ株式市場は2013年秋以降、反政府デモの拡大
など政治リスクの高まりから下落傾向にありましたが、
2014年に入り反発に転じた後、割安感の強まり、暫
定政権の発足、景気対策などから堅調に推移してい
ます(図2参照)。
図1 SET指数の年初来のパフォーマンス(2015年2月12日)
ロシア
9.0%
タイ
7.7%
インド
4.7%
日本
3.0%
米国
0.8%
ブラジル
-0.9%
中国
-1.9%
-5%
5%
0%
10%
* ロシア:RTS指数、タイ:SET指数、インド:SENSEX指数、日本:日経平均株
価、米国:NYダウ工業株30種平均、ブラジル:ボベスパ指数、中国:上海総合
指数
※SET指数はタイ証券取引所(SET)により算出され、当該指数に関する著作権
はSETに帰属しています。
出所:ブルームバーグのデータをもとにHSBC投信が作成
図2 SET指数の推移(2013/10/2∼2015/2/12)
(ポイント)
1,700
軍事クーデター後、全権を掌握した「国家平和
秩序維持評議会(NCPO)」が行政の正常化への
行程表を発表
1,600
1,500
プラユットNCPO議長が暫定首
相に選出され、暫定政権が発
足
3,645億バーツ(約1兆3,300億
円)の景気対策の発表
軍事クーデター
割安感の強まり
1,400
31.7%の上昇
1,300
(2014年1月3日∼2015年2月12日)
反政府デモの
拡大
1,200
13/10
14/1
14/4
14/7
14/10
15/1
(年/月)
※SET指数はタイ証券取引所(SET)により算出され、当該指数に関する著作権はSETに帰属しています。
出所:ブルームバーグのデータをもとにHSBC投信が作成
インフラ整備拡大、「ASEAN経済共同体」の発足などで魅力高まるタイ株式市場
} タイの暫定政権は、経済成長を下支えするため、鉄
道などのインフラ整備に取り組んでいます。こうした
中、タイのプラユット暫定首相が来日、2月9日には
安倍首相と会談し、両首脳はタイ国内の鉄道整備
について協力していくことで一致しました。現在、タ
イでは、輸送力の増強に向けて、新幹線の導入、
在来線の改良、バンコク都市鉄道の整備などを検
討しています。
} マクロ経済面では、足元の経常収支の黒字維持、
潤沢な外貨準備、インフレ率の低下に伴う利下げ
余地などが株式市場の支援材料になっています。
1
当資料の「留意点」については、巻末をご覧ください。
} 一方、タイをはじめとするインドネシア、マレーシア、
フィリピンなどASEAN10ヶ国による「ASEAN経済共
同体」が2015年末までに発足する予定です。
} 「ASEAN経済共同体」の発足により、中国の人口の
半数に迫る約6億人の巨大市場が誕生するとともに、
様々な分野での規制緩和が進み、ヒト・モノ・カネの
自由な移動が可能になります。こうした中、タイ経済
は一段の飛躍が期待できるとともに、タイ株式市場
も経済拡大の恩恵を十分に享受できると考えます。
留意点
投資信託に係わるリスクについて
投資信託は、主に国内外の株式や公社債等の値動きのある証券を投資対象としており、当該資産の市場に
おける取引価格の変動や為替の変動等により基準価額が変動し損失が生じる可能性があります。従いまして、
投資元本が保証されているものではありません。投資信託は、預金または保険契約ではなく、預金保険機構
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その他費用
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※上記に記載のリスクや費用につきましては、一般的な投資信託を想定しております。
※費用の料率につきましては、HSBC投信株式会社が運用するすべての投資信託のうち、ご負担いただく
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※投資信託に係るリスクや費用はそれぞれの投資信託により異なりますので、ご投資される際には、かならず
「投資信託説明書(交付目論見書)」をご覧ください。
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