仕様書(PDF:22KB)

企画提案書作成のための仕様書
「 平 成 2 7 年 度 宮 崎 県 子 ど も・若 者 総 合 相 談 セ ン タ ー 運 営 業 務 」の 実 施 を 希 望 す る 者 が
企画提案書を作成する際には、本仕様書に基づくものとする。
1
事業の趣旨
ニート、ひきこもり、不登校等、社会生活を円滑に営む上で困難を抱える子ども・若
者を総合的に支援するため、本人及び家族等からの相談を受け付ける総合相談窓口を運
営するほか、これらの子ども・若者及び家族等を支援するためのネットワークづくりを
行う。
また、子ども・若者をめぐる環境及び支援について、広く県民の意識啓発を図るもの
とする。
2
業務内容
(1)
事業実施対象地域
宮崎県内全域
(2)
業務内容
①
子ども・若者に関する相談業務(総合相談窓口の運営)
相談業務にかかる主な内容は、以下に示すものとする。
ア
相談窓口の運営
ニート、ひきこもり、不登校等、社会生活を円滑に営む上で困難を抱える子
ども・若者(0歳から概ね30歳代を対象とする。)及びその家族等からの相
談全般を受け付け、必要に応じてこれらの者に対して支援を実施している各関
係機関(以下「関係支援機関」という。)への誘導等を行う相談窓口「宮崎県
子 ど も ・若 者 総 合 相 談 セ ン タ ー 」( 以 下「 本 セ ン タ ー 」と い う 。)を 運 営 す る 。
なお、実施場所は県庁10号館1階(宮崎市宮田町13−16)とする。
企画提案にあたっては、相談受付日及び時間について提案すること。
ただし、相談受付日及び時間は、少なくとも土曜日又は日曜日を含めて週5
日は受け付けるものとする。祝日及び年末年始は休業して差し支えない。
イ
出張相談会の開催
遠隔の市町村に在住する相談者のために宮崎市以外の市町村で出張相談会を
開催すること。
ウ
本センターの利用促進のための広報・周知
下 記 エ の ホ ー ム ペ ー ジ 及 び リ ー フ レ ッ ト 等 に よ り 、社 会 生 活 を 円 滑 に 営 む 上 で
困 難 を 抱 え る 子 ど も・若 者 及 び そ の 家 族 等 に 対 し 、本 セ ン タ ー の 利 用 に つ い て 周
知を図るほか、社会全体への普及啓発を行う。
エ
ホームページの運営
本 セ ン タ ー の ホ ー ム ペ ー ジ に よ り 、子 ど も・若 者 の 支 援 に 関 す る 様 々 な 情 報 を
提供するものとする。特に、社会資源等の情報を要支援者に対して効果的に周
知するため、社会資源の把握及び整理を行い、関係支援機関のリンク集を整備
すること。なお、ホームページの運営は、受託者において行い、その経費につ
いても受託者が負担するものとする。
②
関係支援機関に係る情報収集と連携体制の構築
業務の実施にあたっては、関係支援機関との連携を図るものとする。県内の関係
支援機関に関する情報を収集するとともに、連携体制の構築に努めること。
③
講演会の開催
子ども・若者の置かれた環境への適切な理解や支援に向けた気運を醸成するため
の県民や支援者等を対象とした講演会を開催すること。
④
相談・支援にかかる会議への出席
宮崎県が開催する「宮崎県子ども・若者支援地域協議会」及びその他の関係会議
に出席すること。
⑤
県への報告等
上記①から③までに掲げる業務の実施状況については、別に定める方法により定
期的に県へ報告するほか、必要に応じて県から随時求められるデータの提供に対応
すること。
(3)
人員体制
上 記 (2)に 示 す 業 務 を 遂 行 で き る 体 制 と し て 、少 な く と も 3 名 の ス タ ッ フ を 本 セ ン
ターに配置し、うち常時1名は、電話相談業務に対応できる体制をとること。
また、スタッフのうち少なくとも2名は、次のいずれかに該当する者を配置する
こと。
①
臨床心理士、精神保健福祉士、社会福祉士、産業カウンセラー等の専門的資格
保持者
②
内閣府主催の子ども・若者支援に関する研修会の修了者
③
ニート、ひきこもり、不登校等困難を抱える子ども・若者に関する相談業務の
経験を概ね3年以上有する者
3
企画提案書に記載する事項
企画提案書は、下記様式に従い、事業の全体像が分かるよう工夫すること。(用紙は
様式を守れば、配布した用紙以外のものを使用してもよい。)
(1) 応 募 書
(様式1)
(2) 企 画 提 案 書
(様式2)
(3) 団 体 等 に 関 す る 調 書
(様式3)
(4) 見 積 書 ( 事 業 経 費 内 訳 書 )
(様式4)
(5) 欠 格 条 項 等 に 該 当 し な い 旨 の 誓 約 書
(様式5)
(6) 定 款 、 規 約 等
(7) 団 体 の 概 要 が 分 か る 資 料
(8) 直 近 の 事 業 年 度 の 実 績 報 告 書 及 び 収 支 決 算 書
(9) 類 似 業 務 の 請 負 実 績 が あ る 場 合 は 、 そ の 実 績 が 分 か る 資 料
※ 本事業において必要と考えられる主な経費は下記のとおりである。
ア 雇用に係る人件費、社会保険料等
イ
上記職員の活動に要する旅費等の経費
ウ
相 談 業 務 に 要 す る 経 費( 出 張 相 談 会 の 実 施 、ホ ー ム ペ ー ジ の 運 営 に 要 す る 経 費 等
を含む。)
エ
関 係 支 援 機 関 に 係 る 情 報 収 集 と 連 携 体 制 の 構 築 、相 談・支 援 に か か る 会 議 へ の 出
席に要する経費
オ
講演会の開催に係る経費(会場使用料、講師謝金・旅費等)
カ
業 務 に 要 す る 通 信 運 搬 費( ネ ッ ト プ ロ バ イ ダ ー 料 等 を 含 む 。)及 び リ ー ス 料( FAX、
パソコン、コピー機、プリンター)
キ
その他業務の履行に要する経費
※ 本 セ ン タ ー に お い て 使 用 す る 備 品 等 で 、県 で 提 供 す る も の は 、別 紙「 備 品 等 台 帳 」の
とおり。
4
経費積算に係る留意
(1)
事業に係る人件費等の経費については、労働条件、市場実勢等をふまえ、適切な
水準を設定すること。
(2) 本 セ ン タ ー が 入 居 す る 建 物 の 賃 借 料 及 び 水 道 光 熱 費 に つ い て は 、 受 託 者 が 負 担 す
る必要はない。
(3) 相 談 の 費 用 は 、 相 談 者 か ら は 徴 収 し な い 。
5
企画提案書作成上の留意点
企画提案書等はA4版で作成のうえ、正本1部及び副本4部を平成27年3月4日
(水)午後5時(必着)までに提出すること。原則として、用紙は縦置き横書きとする
が、添付資料、図表その他の資料でこれによることができない場合は、この限りではな
い。なお、用紙は、左端を仮綴じし、すべての書類の通し番号でページを付すものとす
る。
6
その他留意事項
(1)
ひきこもり相談センターの業務について
ひ き こ も り に 関 す る 第 1 次 相 談 窓 口 と し て 、ひ き こ も り 状 態 に あ る 本 人 及 び そ の 家
族 等 か ら の 相 談 に 応 じ る と と も に 、必 要 に 応 じ て 各 関 係 機 関 へ の 橋 渡 し を 行 う「 ひ き
こもり相談センター」を運営する。
ひきこもり相談センターの業務を遂行できる体制として、上記2(3)の人員体
制に加えて常時1名をひきこもり状態にある本人やその家族からの相談に応じる専
任の相談員(精神保健福祉士、社会福祉士等の有資格者)を配置すること。
また、本センターについては、祝日・年末年始を除き、週6日午後7時まで開所
し、土曜日及び日曜日は必ず開所すること。
なお、ひきこもり相談センターにかかる業務については、本業務の委託契約額の
上限額には含まれない。
本業務とは別に改めて委託業務契約を締結する。
(2)
本業務の全部又は一部を第三者に委託することは禁止する。ただし、あらかじめ
県 に 対 し て 、別 途 契 約 書 で 定 め る 方 法 に よ り 協 議 し 、承 認 を 得 た 場 合 に は 、委 託 業 務
の一部を第三者に委託することができる。
(3)
個 人 情 報 の 収 集 や 利 用 、 管 理 に つ い て は 宮 崎 県 個 人 情 報 保 護 条 例 ( 平 成 14年 宮 崎
県 条 例 第 41号 )の 趣 旨 を 踏 ま え 、そ の 取 扱 い に 十 分 留 意 す る と と も に 、別 紙「 個 人 情
報取扱特記事項」を遵守すること。
(4)
業務実施にあたっては、県と十分に協議しながら進めるとともに、関係支援機関
との連携に努めること。
(5)
本業務により作成された資料及びホームページ等に係る著作権は、県に帰属する
も の と す る 。ま た 、受 託 者 が 委 託 料 に よ り 購 入 し た 備 品 等 の う ち 、県 が 指 定 す る も の
については、県に帰属するものとする。
(6)
受託者は、本業務に係る契約の終了後、他者に本業務の引継ぎを行う必要が生じ
た 場 合 に は 、相 談 者 の 利 便 性 を 損 な わ な い よ う 必 要 な 措 置 を 講 じ 、円 滑 な 引 継 ぎ に 努
めるものとする。
7
報告及び精算
受託者は、委託業務完了後30日以内に、事業実績書及び収支決算書を提出するもの
とし、交付を受けた委託料に余剰金が生じたときにはこれを返納しなければならない。
(別
紙)
個 人 情 報 取 扱 特 記 事 項
(基本的事項)
第1
受託者(以下「乙」という。)は、個人情報(個人に関する情報であって、特定の
個人を識別することができるもの(他の情報と照合することにより、特定の個人を識別
することができることとなるものを含む。)をいう。以下同じ。)の保護の重要性を認
識し、委託業務の処理に当たっては、個人の権利利益を害することのないよう、個人情
報を適正に取り扱わなければならない。
(秘密等の保持)
第2
乙は、委託業務に関して知り得た個人情報をみだりに他人に知らせてはならない。
この契約が終了し、又は解除された後も同様とする。
(収集の制限)
第3
乙は、委託業務を処理するために個人情報を収集するときは、その利用目的を特定
し、利用目的を達成するために必要な範囲内で、適法かつ適正な方法により収集しなけ
ればならない。
2
乙は、委託業務を処理するために個人情報を収集するときは、本人から収集し、本人
以外のものから収集するときは、本人の同意を得た上で収集しなければならない。ただ
し、あらかじめ宮崎県(以下「甲」という。)の承認を得たときは、この限りでない。
(目的外利用及び提供の禁止)
第4
乙は、委託業務の処理に関して知り得た個人情報を当該事務の利用目的以外の目的
のために利用し、又は第三者に提供してはならない。ただし、甲の指示があるとき、又
はあらかじめ甲の承認を得たときは、この限りでない。
(適正管理)
第5
乙は、委託業務の処理に関して知り得た個人情報について、漏えい、滅失又はき損
の防止その他の個人情報の適切な管理のために必要な措置を講じなければならない。
(複写又は複製の禁止)
第6
乙は、委託業務を処理するために甲から提供を受けた個人情報が記録された資料等
を複写し、又は複製してはならない。ただし、あらかじめ甲の承認を得たときは、この
限りでない。
(再委託の禁止)
第7
乙は、この契約による個人情報を取り扱う業務を第三者に再委託してはならない。
(資料の返還等)
第8
乙は、委託業務を処理するために甲から提供を受け、又は乙自らが収集し、若しく
は作成した個人情報が記録された資料等は、この契約の終了後直ちに甲に返還し、引き
渡し、又は廃棄するものとする。また、当該個人情報を電磁的に記録した機器等は、確
実に当該個人情報を消去するものとする。ただし、甲が別に指示したときは、その指示
に従うものとする。
(従事者への周知)
第9
乙は、委託業務に従事する者及び従事した者に対して、在職中及び退職後において
も当該業務に関して知り得た個人情報をみだりに他人に知らせ、又は不当な目的に利用
し て は な ら な い こ と 等 、個 人 情 報 の 保 護 に 関 し 必 要 な 事 項 を 周 知 さ せ な け れ ば な ら な い 。
(実地調査等)
第10
甲は、必要があると認めるときは、乙が処理する委託業務に係る個人情報の取扱
状況について報告を求め、又は実地に調査することができる。
(事故報告)
第11
乙は、この特記事項に違反する事態が発生し、又は生じるおそれのあることを知
ったときは、速やかに甲に報告し、甲の指示に従うものとする。