平成２７年２月１０日午前９時１０分大垣共立為替相場速報１．前日の海外市場と今朝の東京市場の相場動向ＵＳドル／円ユ－ロ／円ユ－ロ／ドル前日の東京市場 17:00 １１８．９６－９８１３４．９６１．１３４４前日の海外市場レンジ１１８．３３～１１８．９８１３３．６８～１３４．９８１．１２７０～１．１３５９本日の東京市場 9:00 １１８．５８－６０１３４．３０１．１３２５【主な材料】（海外）独 12 月貿易収支 191 億ユーロ（前回 179 億ユーロ）【コメント】昨日の東京時間のドル／円は 119 円台前半でオープン。米雇用統計後の利益確定売りに上値を抑えられた。海外時間に入り、ティプラス・ギリシャ首相が週末に行った議会演説にて 2 月末に期限切れとなる支援策について「延長を頼みはしない」との考えを示したことなどを背景にユーロが主要通貨に対して弱含んだ。ユーロ／円の下落につれ、ドル／円も 118 円台後半で上値重く推移。 NY 時間には主だった指標発表が無かったものの、 OPEC が発表した月報にて需要見通しを前月から上方修正したことなどから、原油先物価格が上昇。米金利の上昇には繋がったが、利上げ観測の前倒しが意識され株式市場が下落する動きにドル／円は 118 円台前半まで下押しし、その後は小幅に戻してこの日の取引を終えている。２．本日の東京市場から海外市場にかけてのＵＳドル／円予想レンジ本日の予想レンジ（単位：円）１１８．００－１１９．００【主な材料】（海外）中国 1 月消費者物価指数英 12 月鉱工業生産、製造業生産【コメント】ギリシャ情勢の不透明感は混迷を極めており、今後もリスク回避の材料とされるだろう。かかる状況下で見られた昨日の米金利上昇は、明らかに利上げ時期の前倒しを織り込み直している動向であった。加えて、原油価格の上昇も見られており、米国において利上げ時期が後退するような新規材料がなければ、米金利は今後もじりじりと上昇していくと考えられる。一方で、株式市場も利上げを意識して下落しつつあることから、ドル／円においては強弱材料が入り混じり、再度レンジ感が強まりそうだ。 (AU) このレポートは、外国為替相場に関する情報の提供を目的としたものです。また、このレポートの予測はあくまで参考に記載させて頂いているものです。従いまして、本レポート記載内容および予測結果に対しましては、当行は一切責任を負うものではありません。このレポートのいかなる部分も一切の権利は大垣共立銀行に帰属しており、無断での複製・転載を行わないようにお願いいたします。また、本レポートの内容に基づいて当行がお客様に何らかの勧誘を行うこともありません。電子メールで配信をご希望の方は、当行担当者までお申し出下さい。