中期ビジョン中間報告ダイジェスト(後編) 先月号から引き続きまして中期ビジョン(中間報告)のダイジェスト版を掲載いたします. 全文は学会 HP にございますので,ぜひご覧いただけますようお願いいたします.3 月 15 日までご意見を募集いたします.会員皆様からの幅広いご意見を最終版に盛り込む予定で す.どうぞよろしくお願いいたします. 学術活動 学術学会として学術の振興は最も重要であり,学術雑誌,学術大会,専門部会の活性化を 図るべきである.学術雑誌の活性化として査読期間短縮,特集号の推進,解説記事,巡検 案内,電子ジャーナル化などを検討し,他学協会への積極的な宣伝を実施する.学術大会 と巡検の活性化として,他学協会との共催や積極的宣伝,セッションと巡検と組み合わせ た現地討論会,要旨の電子化,教員や技術者向けなどの巡検,ミニスクールとしての巡検 企画などを検討する.専門部会の活性化として,関係学協会との連携,運営陣の世代交代 推進,部会加入数の上限撤廃などを実施すべきである. 普及広報 東日本大震災発生以降,地質学に対する関心が一段と高まっており,更なる普及広報活動 が求められる.学会独自の活動のほか,ジオパークや博物館との連携が必要である.ジオ パーク支援としては,学術的助言やパンフの監修等のコンサルタント事業を展開すべきで ある.また,地質巡検や教職免許更新事業の共催を検討すべきである.博物館へは講師派 遣や,大学や研究機関との共同研究の橋渡しなど関係機関との連携促進に貢献すべきであ る.学会独自の活動としては,HP や geo-Flash,ちーともの活性化,そしてジオルジュの 書店販売検討,フォトコンテスト作品の書籍化,グッズ開発などを検討すべきである. 学会運営 専門部会と支部からなる学会組織,そして会員―代議員―理事という運営体制,各種委員 会の活動内容,顕彰制度などの現状を調査し,必要なら見直すべきである.そのほか技術 継承を通じたシニア層と若手層の交流,学術大会における複数専門部会による合同セッシ ョン,情勢に合わせた支部や専門部会の見直し,支部での CPD 講演や巡検企画,ニュース 誌の組織内メディアとしての充実化,フィールド調査研究の顕彰なども検討すべきである. 地球科学界の関連組織との連携としては,海外の地質学関係学会との学術連携の更なる深 化を図り,国内学協会とは学術大会の共催や学術雑誌特集号などを通じた連携を模索し, 日本地球惑星科学連合を通じた AGU や EGU と並ぶ巨大国際大会の実現を目指して欲しい. そのほか教員免許講習を通じた地学教育支援のための公益法人化も検討すべきである.書 籍販売や受託事業など会費以外の収入も増やす方策を図るべきである.
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