23区初!感染症・災害医療情報システムを導入(PDF:382KB)

平成 27 年度 主要事業
資料 34
新規・臨時(新規・継続)
・レベルアップ
事 業 名
23区初!感染症・災害医療情報システムを導入
9,072 千円
予 算 額
港区は、エボラ出血熱、デング熱、新型インフルエンザ等の新たな感染症や新興・再
興感染症 *の発生や災害発生などの健康危機発生時に、迅速かつ正確に病院や薬局等
の医療資源状況等を区民の皆さんなどに対して発信する情報共有ネットワークを区
内に構築します。本システムを、みなと保健所ほか区内医療機関や学校などに導入す
ることにより、平時はもとより、災害発生などの緊急時においても区民の健康被害や
不安を縮減し、区民の健康を守ります。
概
要
システム導入の効果
保健所や医療機関、学校は、区内における感染症発生状況を本システムからリアルタ
イムで把握することができ、迅速で的確な感染対策を講じることが可能となります。
【把握する情報】
:疾患別、年齢・学年別、疾患別推移グラフ、学校等の学級閉鎖、
感染症の区内分布マップ等。
区民の皆さんはこれらの情報のうち、みなと保健所が公開とする情報を港区ホームペ
ージや港区が発信している「安心・安全メール」から入手でき、区内のどこの地域で
インフルエンザなどの感染症が流行しているか知ることができます。これにより、港
区内では区民自らが感染症のまん延を未然に防止することが可能となり、特に高齢者
や乳幼児の健康や生命を守ることができると港区は期待しています。
システムの機能
① リアルタイムサーベーランス機能
みなと保健所は、医療機関等の協力のもと感染症発生時や災害発生時の医療機関等の稼働状況等を把握
し、リアルタイムな情報を区民の皆さんや関係機関に発信します(平時は季節性のインフルエンザ発生
情報などを発信します)
。
② 情報共有機能
感染症の流行状況や病原体情報などを医療機関や学校(保育園など)と共有し、広域集団発生事例を早
期に探知して、迅速な感染症対策を講じるとともに、災害時の医療情報も集約し、関係者に提供します。
③ 情報配信機能
国や東京都からの感染症や災害医療状況の最新情報、通知などを本システムを活用し、メールなどによ
って医療機関や学校(保育園など)へ一斉配信して、複数の情報による風評被害や混乱を防止します。
*新興感染症・再興感染症(世界保健機関 (WHO) の定義による)
新興感染症は「かつては知られていなかった、この 20 年間に新しく認識された感染症で、局地的に、あるいは国際的に公衆衛生上の
問題となる感染症」とされている。この定義は 1990 年に初めて発表されたものであり、1970 年以降に発生したものが新興感染症とし
て扱われている。エイズ、SARS、ラッサ熱など。
再興感染症は「かつて存在した感染症で公衆衛生上ほとんど問題とならないようになっていたが、近年再び増加してきたもの、ある
いは将来的に再び問題となる可能性がある感染症」とされている。この定義は 1990 年に初めて発表された。結核、マラリア、デング
熱、狂犬病など。
ここがポイント!
医療機関・関係機関のみならず区民等への情報発信機能を持つシステムの導入は23
区初です。
生活衛生課 保健政策調整担当
問 合 せ
= minato
課 長
☎
田代 喜司郎
03-3455-4425(直通)
担当者
☎
矢澤 高明
03-6400-0088(直通)
city hall press
memo = 2015.02.03