(質問)現状情報(記録的)短時間大雨情報は 90 ミリ/h で発表されるが、防災対策としては活用でき ない情報だと思う。発表基準を激しい雨である 30 ミリ程度にすれば、ナウキャストを見るな どして防災対応ができやすいのではないか。まさに現在の情報ではなく、防災情報にすべきで は。ゲリラ(豪雨)対応にも繋がるのでは? (回答) 「記録的短時間大雨情報」は、数年に一度程度しか発生しないような短時間の大雨を、観測(地 上の雨量計による観測)したり、解析(気象レーダーと地上の雨量計を組み合わせた分析)した ときに、府県気象情報の一種として発表します。その基準は、1 時間雨量歴代 1 位または 2 位 の記録を参考に、概ね府県予報区ごとに決めています。 この情報は、大雨警報発表時に、現在の降雨がその地域にとって災害の発生につながるような、 稀にしか観測しない雨量であることをお知らせするために発表するものです。お住まいの地域、 あるいは隣接地域を名指ししてこの情報が発表されたときは、お住まいの地域で、あるいは、 近くで災害の発生につながる事態が生じていることを意味しています。 詳細は、気象庁ホームページの知識・解説「記録的短時間大雨情報」をご覧願います。 http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/kirokuame.html 急な大雨(ゲリラ豪雨)や雷・竜巻から身を守るためには、外出する際はテレビ、ラジオ、イン ターネット等で事前に天気予報と雷注意報を確認してください。 「雷を伴う」 「大気の状態が不 安定」 「竜巻などの激しい突風」などの言葉が使われていたら、 天気の急変に備える必要があ ります。 気象庁では、降水、雷、竜巻の状況を1時間先まで予測した分布図(ナウキャスト)を発表し ています。5分または 10 分毎に最新の情報に更新されますので、屋外で行動する場合は、こ まめにチェックし、天気の急変などの場合には速やかに安全を確保することが大切です。 災害は「まさか」ではなく「いつかは」起きるものであり、油断してはなりません。 人には、 「たぶん大丈夫」 「自分は大丈夫」と自分に都合良く考えてしまう傾向(正常化の偏見) があります。いざという時はこのような考えは捨てて、安全第一の対応をお願いします。 詳細は、気象庁ホームページの災害から身を守ろう「天気の急変から身を守るために」をご覧 願います。 http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/tenki_chuui/tenki_chuui_p1.html (質問)危険な場所には住みたくないが、金銭的に転居できない。避難警報対策だけではなく、対象者 に補助金支給の充実をお願いしたい。 (綾川町回答)現在、香川県が調査を行い、土砂災害警戒区域、特別警戒区域の指定を行っています。 もし、特別警戒区域に指定され、著しく危害が生じる恐れのある場合については、独立行政法 人住宅金融支援機構の融資や、住宅・建築物耐震改修等事業による補助といった制度がありま す。しかし、あくまで特別警戒区域での指定となりますので、警戒区域内では適用されません。 町としても、住民の皆様の安全・安心を確保したく思いますが、通常に転居される方との公平 さの観点から、今後検討していかなければならないと考えます。
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