製図 - 新潟県立新潟工業高等学校

学番
平成26年度
教科(科目)
使用教科書
副教材等
履修単位(時間)
8
新 潟 県 立新 潟 工 業 高 等 学 校
製図
工業(製図)
学科(コース)・学年
機械製図(実教出版)
プリント
3単位(105時間)
履修条件
機械科・3学年
選択 B
1.学習目標
1.支援ツールを積極的に利用した課題と位置づけて、ものづくりに取り組む基本的な姿勢・態度
を学ぶ。JISやISOの基礎的な知識を利用出来るようにする。
2.平歯車減速機を設計(強度計算、デザイン)し、製作図・組立図を作成する。これらを通して、
機械製図に習熟するとともに、他の専門科目との関係を確立する。
2.指導の重点
1.機械設計等の教科書、機械系学科標準問題集を使用して、設計製図に関する基礎知識を習得せ
る。
2.平歯車減速機を設計するにあたり、各機械要素の形状・寸法を強度計算により決定し、規格に
適した材料の選択、コスト面での判定をし、ものづくりのありかたを学習する。
3.CADソフトを使用し、部品図・組立図を作成し、図面を通して設計者の意図を明確に伝達・
表現できるようになることを目標とする。
3.学習の計画
学期
学習内容
学習のねらい
学習活動(評価方法)
1学期 ・ 設 計 製 図 の メ カ ニ ズ ・ 設 計 製 図 に 関 す る 基 礎 ・機械設計1・2、製図の教科書並び
ムについて説明
知識を習得する。
機械系学科標準問題集を使用し、設計
製図に関する基礎知識を学習する。
・平歯車減速機の基本
歯車についての学習
歯数の計算
軸と軸受の設計
歯車の設計
・動力・入力回転数・減
速比を与え、所要トル
クを算出し、軸径を決
定する。
・各段の歯数比を配分し
軸間距離から歯数を算
定る。
・大小歯車の強度を計算
する。モジュールを決
める。
・金属加工法から一体型
と組合型を選択する。
・部品の形を決める。
・作業手順を知る。
・歯車仕様・軸仕様につ
いて
・機械設計1・2の教科書並びに製図
教科書をもとに、強度計算式をピック
アップする。
・各段のトルクを求め軸径を求める。
・モジュールを仮決定する。
・曲げ・面圧などから強度を確かめ
る。
・軸に関する要素設計
・仮組立図から、加工を考慮して部品
を取出して部品図を作成する。
(作図準備)
・大体の大きさを把握(ボックス型・
フレーム型のどちらかを選択)。
CADの学習
・ソフトウェアの使用方
法を学習する。
・新しいCADのソフトウェアの使用
方法を習得させる。
学番
8
新 潟 県 立新 潟 工 業 高 等 学 校
2学期
・ 設 計 製 図 の メ カ ニ ズ ・ 設 計 製 図 に 関 す る 基 礎 ・機械設計1・2、製図の教科書並び
ムについて説明
知識を習得する。
機械系学科標準問題集を使用し、設計
製図に関する基礎知識を学習する。
・ 作図作業
・ 入 力 軸 ・ 出 力 軸 ・ 中 間 ・図面管理、工程管理等の知識を身に
3学期 ( 図 面 内 の 書 き 込 み 、
軸
身につける。
部品欄・照合番等、
合 理 的 な 作 図 を 身 に ・大歯車の作図
つけさせる。)
4.評価規準と評価方法
関心・意欲・態度
思考・判断
技能・表現
知識・理解
・ 作 図 、 読 図 な ど の 取 ・ C A D に 関 す る 諸 問 ・ 実 際 の 仕 事 を 合 理 的 ・基礎的な情報の取り込
り組み姿勢を見る。
題の解決を目指して
に計画し、適切に処
み方や必要な情報の検
自ら思考を深め、創
理するとともに、そ
索など、教師用の
意工夫する能力を身
の成果を的確に表現
center commputer との
に付け、実行できる。 できる。
やり取りなどを通して
身につける。
具体的な評価の対象
設計作業への理解度、作成図面の完成度、出席状況、授業態度を総合的に評価する。
5.その他(留意すべき点・担当者からの一言)
1,授業時間内に完成することを目標とする。
2,製作図面等の提出期限の厳守は、設計者として最も基本的な資質である。
3,関連知識の習得。
担当者ばかりでなく、製図を担当する教師集団として多くの目で判断する。