製図 - 新潟県立新潟工業高等学校

学番
平成26年度
教科(科目)
使用教科書
副教材等
履修単位(時間)
8
新 潟 県 立新 潟 工 業 高 等 学 校
製図
工業(製図)
学科(コース)・学年
機械製図 (実教出版)
配布プリント
3単位(105時間)
履修条件
機械科・2学年
必修
1 学習目標
1学年の機械製図を発展応用し、CADソフトを使用した製図を行う。これらを通して、構想力お
よび構想したものを図面で表現する能力を養い、機械製図に習熟することを目標とする。
2 指導の重点
1.コンピュータの発達に伴い,自動化していく設計製図の分野に適応すべく自動設計製図(CA
D)の基礎的な活用技術を習得します。
2.ものづくりの原点である設計製図の重要性を理解し,精密な図面の作成に取り組む姿勢と態度
を育成します。
3.基本的な図面の作図方法を習得し,図面を通して設計者の意図をはっきりと伝達・表現できる
ようになることを目標とします。
3
学習の計画
学期
学習内容
学習のねらい
学習活動(評価方法)
1学期 読 図 に 関 す る 知 識 の 習 製 図 に 関 す る J I S 規 格 図面を正しく描くために、JIS規格
得
を 学 習 す る こ と に よ り 、 を理解することは必須である。そこで、
よ り 信 頼 性 の 高 い 図 面 を これまで作図してきた経験を基本に、
作 成 し 、 複 雑 な 図 面 が 読 複雑な図面を正しく読むことができる
めるようにする。
ように、JIS規格を理解させる。
パソコン機器の操作法 パ ソ コ ン や 周 辺 機 器 の 使 CAD室の 使 い 方 、 パ ソコ ンの 起動 方法
用法について理解する。 やソフトの立ち上げ方について学ぶ。
ファイル操作
ハ ー ド デ ィ ス ク ( 保 存 場 データの書き込み、読み出しの方法を
所)の扱い方を理解する。 理解させる。
直線の作図
直線の作図法を理解する。絶対入力、相対入力、極座標入力の違
いを理解させる。
表示、作図補助機能
様 々 な 表 示 法 、 作 図 の 補 ズ ー ム の 方法 、 Oス ナ ップ の 方 法 、
助機能について理解する。四角形や、半径の違う円の書き方を理
解させる。
編集機能
編集機能を理解する。
コピー、移動、鏡像、トリムを使い合
理的な作図方法を理解させる。
簡単な図形の作図
寸 法 記 入 の 方 法 を 理 解 す 簡単な図を例に取り、どのように書い
る。
ていくのか、寸法線の作図法を理解さ
せる。
文字入力
文 字 記 入 の 方 法 を 理 解 す 漢字、ひらがな、カタカナをサイズ、
る。
位置を変えて入力する方法を理解させ
る。
簡単な図面作成の練習 簡単な図面を使い今まで これまで学習してきたことの理解度を
の復習。
深める。
補助線の作図方法を理解 図面を作成するにあたり、どのような
する。
補助線が必要か理解させる。
想像線、角処理、直径寸 三角法の理解を深めると同時に、図面
法、接線等の設定方法を の配置、想像線、角処理の方法、直径
理解する。
寸法、接線の作図方法を理解させる。
学番
2学期
印刷
平歯車の作図
4 評価規準と評価方法
関心・意欲・態度
物を作成する上で図面が
果たす役割がいかに大切
であるかを認識させる。
CADソフトを使うとよ
り速く、より正確に図面
が書ける事を認識させ
る。図面の管理や今後の
利用にも有効である事を
認識させる。
新 潟 県 立新 潟 工 業 高 等 学 校
印刷方法を理解する。
フランジ形たわみ軸継
手の作図
3学期
8
印刷の方法を理解させると共に、印刷
トラブルの対処法を理解させる。
これまで学習してきた知 これまでのものより難しい題材を提供
識でより複雑な図面を作 し、図面の配置から補助線の使い方等
成できるようにする。
を自分自身で作図できるようにする。
またハッチングの作図法など、スムー
ズな操作法の理解を深めせて、設計製
図の基礎にも触れる。
こ れ ま で 学 習 し て き た 知 これまでのものより難しい題材を提供
識 で よ り 複 雑 な 図 面 を 作 し、図面の配置から補助線の使い方等
成できるようにする。
を自分自身で作図できるようにする。
要目表をファイルからコピーして取り
込む方法を理解させる。仕上げ記号、
幾何公差、片矢印の作図方法などを理
解させ、設計製図の基礎にも触れる。
思考・判断
技能・表現
機械製図における基本 CADソフトを適切に
的な決まりを理解する。活 用 す る 技 術 を 身 に 付
CADソフトの適切な け、実際の仕事を合理
活用法を判断し、CA 的に計画し、適切に処
Dに関する諸問題の解 理するとともに、その
決を目指して自ら思考 成果を的確に表現でき
を 深 め 、 創 意 工 夫 す る る。
能力を身に付けている。
知識・理解
社会における情報化
の進展と情報の意義や
役割を理解し、CAD
に関する基礎的な知識
を身に付ける。
複雑な図面を読むこ
とができるようになる。
具体的な評価の対象
課題図面の提出状況、課題テスト、授業への出席状況、授業態度等により総合的に評価します。
5 その他(留意すべき点・担当者からの一言)
1.製作図面等の提出期限の厳守
本科目は主に提出課題を評価するため(定期考査を原則行わない)、提出が義務づけられている
課題を決められた期限内に提出できるよう心掛けてください。
2.関連知識の習得
図面を完成させたときには、作図に関わる事項について、明確に答えられるように関連する知識
も習得しましょう。
6.なるべく欠席しない
本科目における多くの時間において、ドラフターおよびコンピュータを使用します。授業を欠席
すると、図面のつくりかたやCADの操作などの技術が上達しなくなり、課題を完成させることが
難しくなります。積極的に授業に参加し、基本操作を習得してください。