報告記事 - (社)全国鑿井協会

公共投資を削らない
少しずつでも戻すことで民間投資も戻る
好循環になる年に
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中央支部
賀詞交歓会
盛会裏に終了
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(一社)全国さく井協会中央支部(会長 脇雅史参議院議員、知久明支部長)は 1 月 14 日(水)、
東京八丁堀の東京建設会館で『平成 27 年 新春賀詞交歓会』を開いた。
冒頭、挨拶された脇雅史会長は「今日平成 27 年度政府予算案が閣議決定された。公共事
業関係費は、前年度比 26 億円増でマイナスではないが、この金額では減らしすぎたと思っ
ている。しかし(増であるということは)計画的、安定的に少しでも増やしていこうという
方針が明確にされたということで、この方向
性は評価したい。増やした方がいいのだが、
消費税増税を先送りした中で、他を切って上
積みするのもなかなか難しいのが事実だ。公
共事業費を安定的に確保し、仕事した人がき
ちんとした利潤を確保し、景気を回復させ、
税収を上げ予算を増やし、デフレ脱却を一番
として、経済再生に進まねばならない。昨年
は入札、契約制度面で大きな進展があった。
今年は更に良い方向に向かって皆さんと共に
頑張っていきたい」と決意を述べた。
脇雅史会長
来賓として出席した国土交通省の塚原浩一水管
理・国土保全局河川計画課長は「昨年は水循環基本
法が成立し、政府は現在基本計画づくりを進めて
いる。地下水の保全や持続的利用が水循環の健全
性確保に大変重要だ。一方、地下水のことは分か
らないことも多い。調査研究を更に進める必要が
ある。(そのためには、井戸を掘らねばならず)協
会会員の技術力と協力が不可欠だ」と述べ、激励
した。
挨拶される塚原浩一河川計画課長
来賓として出席した佐藤信秋参議院議員は脇雅
史会長の挨拶を補足する形で「建設業は量と質が
大事だが、公共事業費の中の建設投資はこれ以上
削らせない。少しずつ戻していく循環が大事だ。
公共工事設計労務単価もまだ 15 年前の 70%程度
である。国が検討中の見直し措置などによって、2
月、3 月には上がっているだろう。今年も皆さん
の役に立つよう全力を挙げていきたい」と最新の
情勢を交えて挨拶された。
佐藤信秋議員
知久明支部長は「昨年は 40 周年だった。
今年は次の 10 年へのスタートであり、良い
年にしたい。会員一致団結して協会発展に
つなげていきたい」と述べ、会員の結束を
呼びかけ、乾杯の音頭をとった。
乾杯の音頭をとる知久明支部長
懇親会は 81 名の参加で、
参加された方の明る
さも昨年より増しており、会場は大いに盛り上
がった。 締めは、杉野正治副支部長の音頭で
1 本締で締めて、お開きとなった。
杉野正治副支部長の 1 本締めでお開きに
年明け後ご多忙中、また今年は寒さも厳しい中、ご参加くださった皆様ありがとうござ
いました。
明るく賑やかな懇親会