「斜面動態モニタリングに基づく斜面安定性評価」研究委員会の委員公募 公益社団法人 地盤工学会関西支部 関西支部では、以下の趣旨に基づき委員の公募を行います. 1. 委員会名称: 「斜面動態モニタリングに基づく斜面安定性評価」研究委員会 2.委員会設立趣旨: 近年極端気象としての降雨強度の強い豪雨に起因する斜面崩壊による災害が多発し,大 きな社会問題となっている。現在、各地の自治体は斜面崩壊に対する警戒避難のために, 土壌雨量指数や降雨強度など、主として降雨データに依存する情報に基づいて土砂災害発 生危険度を判断する土砂災害警戒情報を住民へ提供している。このような主に降雨データ に基づく情報は,市町村単位などの「ある地域」を対象にした大まかな判断には有用であ るが, 「自分の家の裏山は崩れないか」という個別斜面の危険性の判断のためには,斜面に 関する情報をほとんど考慮しない点において十分ではない。一方、土砂災害防止法に基づ き指定される土砂災害警戒区域においては,土砂災害に対する警戒避難体制の整備が義務 づけられるが、対象区域は一般に「斜面単位」に近い広さである。したがって、上記と同 様に、降雨情報のみならず斜面の情報をも加味した斜面崩壊発生予測手法に立脚した警戒 避難体制を整備することが期待される。 「斜面単位」の斜面安定性評価・土砂災害発生予測 のためには,実際に斜面内の降雨浸透過程やそれに伴う斜面変形などの動態をモニタリン グし,それと解析を組み合わせて斜面安定性評価を行うことが望ましい。以上のような斜 面動態モニタリングに基づく斜面安定性評価手法を確立するために,本研究委員会では以 下の検討を行うが、具体的検討は基本的には委員会メンバーが各自で行った斜面動態モニ タリングの結果を活用して行うこととする。 3.活動内容: 上記の斜面動態モニタリングに基づく斜面安定性評価手法および斜面崩壊発生予測手法 の確立を目的とし、本研究委員会では以下の研究部会を立ち上げ、検討を行う。なお、検 討は基本的には委員会メンバーが各自で行った斜面動態モニタリングの結果を活用して行 うこととする。また、研究成果は講演会などで発信する。 部会 1:斜面変状の測定・通信手法の検討 部会 2:モニタリング結果の分析 部会 3:モニタリング結果の活用方法の検討 4.構成員:委員は原則として公募とする。なお、委員長は,深川良一(立命館大学)を予 定している。 5.活動期間:3 年間を目途とする。 6.申し込み方法: 参加希望の方は、平成 27 年 3 月 31 日までに,1) 氏名,2) 所属と職名,3) 連絡先住所, 4) 電話番号,Fax 番号,e-mail アドレス,5) 当委員会で取り組みたい事項の要約(A4 用紙 1 ページ以内,様式自由)を添えて,お申し込みください.なお,産学官のバランスに配慮 して委員を選定する場合もありますのでご理解ください. 問い合わせ・申し込み先:公益社団法人地盤工学会関西支部事務局 郵便番号 540-0012 大阪市中央区谷町1-5-7 ストークスビル天満橋 801 Tel: 06-6946-0393,Fax: 06-6946-0383 e-mail: [email protected]
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