2015年3月分を掲載しました。

支部だより
親鴨会関西支部
2015 年(平成 27 年)3 月
支部だより
今年は阪神淡路大震災20周年の年となりますが、堂島事業所ビルの夜間コール
センターで勤務中に震災を体験しました。すぐに東京コールセンターに連絡しました
が、その直後から、お客様からの電話が鳴りやまず、その対応に忙殺したことが思い
出されます。全国から集まった大勢のサポートチームがお客様のコンピュータの復旧
に日夜を厭わず全力で当たり、全社一丸となってお客様の迅速な業務再開に貢献した
IBM の底力に感動したものでした。
東日本大震災の時も日経新聞の3月26日号に、日本 IBM は発生4分後に遠隔会
議を開き、1時間以内に状況把握し、即座にお客様サポートに着手したとあります。
異常な事態が起こった時にこそ、本当の意味での個人や企業の力が発揮されるのでは
と思います。
私事ではありますが、先日、後期高齢者の運転講習を受けに行ってきましたが、
75歳以上になると講習予備検査も受けることになります。これは、いわゆる認知症
の簡易検査で、自分の認識力、判断力、記憶力の状態を知るための検査です。検査内
容は「検査時の年月日、曜日及び時間を記述する」や「16 種類の絵を記憶し、何が
描かれていたかを回答する」、
「時計の文字盤を描き、指定された時刻を表す針を描く」
などを行います。事前に先輩諸氏から話は聞いていましたが、山歩きをしていて高山
植物などの花の名前を教えてもらっても3歩も歩けば忘れてしまっている小生にと
り、絵を記憶して、その後、なにか違う問題をした後、どんな絵が描かれていたかを
記述すると言うのは大変憂鬱になる事態でした。
年初の新聞に、2025 年には 65 歳以上の約 700 万人が認知症になり、割合では 5
人に 1 人が認知症になるとの記事がありました。高齢化社会の到来とともに、認知症
の急増、老老介護、孤独死の増加などの話題が尽きませんが、誰にも迷惑をかけず、
いわゆる PPK(ピンピンコロリ)で旅立ちたいと誰もが思うことではないでしょう
か。
親鴨会員で、カウントリ音楽ではご兄弟で有名になられている「尾崎ブラザーズ」
の尾崎 恭さんは、以前 BS 日テレの番組に出られた時に、司会者から「若さを保つ
秘訣は何ですか」と聞かれ、即座に「大きな声を出して沢山な人と会うこと」とおっ
しゃっていましたが、お元気なご兄弟を拝見し納得している次第です。沢山な人と交
流を深めて、いろんな話題で盛り上がるというのは、頭の活性化や健康にとっていい
事ではないでしょうか。
関西支部の会員数は昨年末で304名となり、昨年度15回の行事を企画し述べ
300名以上の方が参加されました。これからも多くの方が参加し、お互いに交流を
深めてより充実した生活を送って頂くべく、多種多様な行事を企画していこうと月に
一度の幹事会で幹事一同知恵を出し合っております。
今年も各地区で年次総会が予定されていますが、関西支部では、今年で 25 回目の
記念の総会となりますので、かって関西で活躍されていた方々にも参加頂いて、思い
出に残る総会にしたいと準備しております。総会後の懇親会では懐かし方々との再会
に思い出話に花を咲かせて頂きたいと同窓会的な場を準備して行う予定でおります。
ご家族や親鴨会員以外の友人、知人の方々もお誘いの上、多くの方の参加をお待
ちしております。
関西支部長
西野信夫