経営品質>> 環境経営 Quality Management QM5-09 管理標準作成支援 Background 省エネ法の改正(第5条 告示第66号)により、2009(平成21)年4月以降、エネルギー使用量の算定 単位が工場、事業場から事業者全体に変更になり、該当事業者が拡大されました。 同法は、エネルギーを合理的に使用するための「判断基準」を規定しています。該当事業者は「判断基 準」に基づいた管理標準(※注1)を作成・運用し、毎年の定期報告書の中で管理標準の運用状況を報告 することが求められています。報告義務は該当事業者のみですが、作成・運用はエネルギーを使用する 全ての事業者が対象となっています。 また、同法は行政による工場現地調査で順守状況を評価し、必要があれば所要の法的措置を講じます。 しかし、現実的には「管理標準の作成がなかなか進まない」「運用が徹底できない」「作成したが省エ ネに役に立っていない」など、作成・運用に悩んでいる事業者も少なくないようです。 ※注1:「管理標準」とは、エネルギーを合理的に使用するために「判断基準」に基づいて設備や機器の効率的な運転方法を企業 が定めた標準書の中のひとつです。 Viewpoint 管理標準には法令で決まった様式、表記方法はありません。したがって、各社が作業標準を前提として 実状を加味して作成することになりますが、上記のように実際に活用される効果的な作業標準を持つ組 織は少ないようです。 せっかく作る管理標準ですから、効果的なものであることは当たり前として、分かり易く、効率的で、 維持・改善などにも配慮した管理標準が求められます。 JMACでは、法制度に準拠しつつ、省エネ効果を狙い、設備保全のノウハウを織り込んで効果的で効率 的な、管理標準の作成から運用までのご支援を行っています。 JMACの管理標準作成コンセプト 省エネに直結 法令順守 分かりやすい 文書 効率的な運用 法令の要件:燃料の燃焼、加熱・冷却、熱変換等の合理化について、管理項目を設定し、 その管理項目に基づいた「計測・記録」「保守及び点検」を実施 省エネに直結 ◆ありがちな例◆ ・計測、点検の基準値は経験と勘により、とりあえず設定してしまう ・基準値の許容範囲が大雑把で最大効果が得られない ◆望ましい姿◆ ・客観的に検証したデータを基に、基準値及び許容範囲を設定 効率的な運用 ◆ありがちな例◆ ・忙しい → 管理標準を作成する工数がない ・作成後に更新されない → 内容が実態と乖離し、使われなくなった ・標準書の種類が増加 → 最新版の管理工数が増加した ◆望ましい姿◆ ・現場関係者に対して、省エネ活動に必要なスキルを身につけさせる教育、勉強会を開催 → オペレータ自らが主役として活動を推進することで、標準類の見直し・運用が徹底される ・標準書の見直し → 故障・機能低下・不良などの問題を解消(故障、不良の対応工数減) ・既存の標準書を有効活用 → 余分な文書は増やさない ・現場、現物中心の点検 → 「ぐるり点検」「困難個所対策」などの改善による効率的な運用 C 2013 経営品質>> 環境経営 Quality Management QM5-09 管理標準作成支援 わかりやすい文書 ◆ありがちな例◆ ・文字が多い → 理解するのに労力が必要、途中で読むのを止めてしまう ・あいまいな表現 → 読み手によって受け取り方が違う ・ポイントがぼやけている → ポイントを見落としてしまう ◆望ましい姿◆ ・「素早く、共通理解が得られる」(視覚面) 文書全体を簡潔にすることで、ポイントを明確にし、読みやすくする → 文字を強調(下線、色付け)、絵・写真・図・余白の活用 等 ・「論理的かつ具体的な表現」(記述面) 文書を構造化し、具体的に表現することで、納得感を出す → 目的、理由を順序立てる、関係を図表化する、発生場面を想定する 等 ※本支援活動は、設備保全部門と現場担当者を巻き込んだ全員参加型の活動を基本としますが、 貴社の実状に応じて、JMACが標準類の作成をご支援することも可能です。また、オプションで 点検作業を効率的に行うための現場改善もご支援します。 Service Menu 「管理標準作成支援」の他、エネルギー使用量削減のための「エネルギーデータマネジメント(EDM)」 や「エネルギーリダクションプログラム(ERP21)」も別途ご用意しています。是非、ご利用ください。 管理標準作成支援 (本支援活動) エネルギーデータ マネジメント(EDM) エネルギーリダクション プログラム(ERP21) エネルギー使用量算出及びエネ ルギーマネジメントに必要なデー タを集計・分析・評価・報告まで、 効率的で効果的な仕組みを構築、 定着させる 生産プロセスをはじめ、全ての エネルギーを対象に、エネル ギーロスを明らかにして効果的 な改善を支援 Consulting Step ※期間はご相談のうえ決定します ステップ 実施内容 1 事前確認事項 ・JMAC支援内容、対象設備の決定 ・推進体制、推進スケジュールの決定 ・既存標準類のリストアップ、内容確認及び作成方針の決定 2 導入教育 ・省エネ法における管理標準の位置づけ ・管理標準の必要性 ・管理標準作成方法説明 3 管理標準作成 ・「保有設備」と「判断基準」の関連づけ ・作成の分担、スケジュール化 ・管理標準作成及び内容のレビュー ・管理標準に則った帳票の見直し、整備(保守・点検手順書、記録帳票) 4 フォローアップ ・困難個所対策 ・運用状況の確認、課題の明確化 ・課題解決のための改善案検討・実施 株式会社日本能率協会コンサルティング TEL.03-3434-0982 http://www.jmac.co.jp mail :[email protected]
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