都市施設生産 課題2 学生証番号 氏名 5.外気温 25℃の時に,同一区画のコンクリートの打重ね時間の間隔を 90 分とした。 回答 〔2-1〕鉄筋材料に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか。 1. 一般に使用される鉄筋は,熱間圧延によるJIS G 3112 鉄筋コンクリート用棒鋼である。 2. 異形棒鋼には表面にコンクリートとの付着を増すためのリブや節が設けられている。 3.納入された JIS 規格品の鉄筋の材料強度試験は,メーカーが発行する鋼材規格証明書(ミルシート)の確認で代 行することが一般的である。 4. JIS 規格品の D25 の異形鉄筋について,圧延マークを確認したところ突起の数が1個であったので,SD295A と判 断した。 5.ねじふし鉄筋は,内部にねじを切った専用のカプラー,ナットを用いた機械式継手で接合することができる。 回答 〔2-6〕レディーミクストコンクリートの試験に関する記述として,最も不適当なものはどれか。 1.スランプ試験において,試料をスランプコーンに詰めるときは,ほぼ等しい量の 3 層に分けて詰めた。 2. 普通コンクリートにおける構造体コンクリートの圧縮強度の検査については,コンクリートの打込み工区ごと, 打込み日ごと,かつ,150m3 ごとに 1 回とした。 3.普通コンクリートにおける構造体コンクリートの圧縮強度の検査については,1 回の試験に用いる供試体につい ては,適当な間隔をあけた任意の 3 台の運搬車から各 1 個ずつ,合計 3 回採取した。 4.支保工の存置期間をコンクリートの圧縮強度により決定する場合,供試体の養生方法については標準養生とし, 圧縮強度の判定基準は調合管理強度以上とした。 回答 〔2-2〕鉄筋の加工・組立てに関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか。 ただし,dは異形鉄筋の呼び名の数値とする。 1. 構造耐力上主要な部分である梁は,上端と下端に配筋する複筋梁とする。 2.異形鉄筋相互のあきは,鉄筋の呼び名の数値の 1.25 倍,粗骨材最大寸法の 1.5 倍,25mm のうち,最も大きい数 値とする。 3. 柱,梁の出隅部分に使用する異形鉄筋には,重ね継手の鉄筋の末端部にフックを付ける。 4. 片持ちスラブ上端筋の先端は,90°曲げ,余長4d以上とする。 5. 壁がダブル配筋の場合の開口補強筋は,壁筋の内側に配筋する。 回答 〔2-7〕レディーミクストコンクリートの試験に関する記述として,最も不適当なものはどれか。 1.軽量コンクリートの場合,構造体コンクリートの強度管理用供試体試料の採取は,輸送管の筒先で行った。 2.スランプ試験において,試料をスランプコーンに詰めるときは,ほぼ等しい量の 3 層に分けて詰めた。 3. 普通コンクリートにおける構造体コンクリートの圧縮強度の検査については,コンクリートの打込み工区ごと, 打込み日ごと,かつ,300m3 ごとに 1 回とした。 4.普通コンクリートにおける構造体コンクリートの圧縮強度の検査については,1 回の試験に用いる供試体につい ては,適当な間隔をあけた任意の 3 台の運搬車から各 1 個ずつ,合計 3 回採取した。 回答 〔2-3〕型枠工事に関する記述として,最も不適当なものはどれか。 1. 型枠設計用のコンクリートの側圧は,打込み速さにかかわらずフレッシュコンクリートのヘッド(打ち込み高さ) で決まる。 2.梁やスラブの型枠・支保工は,鉛直方向の作業荷重や固定荷重,コンクリート打設時の水平荷重等に対して安全 であるように計画する。 3.型枠の組立ては,これらの荷重を受ける下部のコンクリートが有害な影響を受けない材齢に達してから開始する。 4.せき板と最外側鉄筋とのあきについては、所定のかぶり厚さが得られる状態になっていることをスケールまたは 定規により測定し、測定できない部部については所定のスぺ―サーが配置されていることを目視により確認した。 5.監理者による,「せき板と最外側鉄筋とのあき」,「バーサポートとスペーサーの材質及び配置」等の検査につ いては,型枠組立てが終了した段階では困難であるので,型枠組立ての各工程において行う。 回答 [2-8]以下のコンクリート躯体の不具合について、その発生要因と考えるものを2つ挙げ、その防止対策の概要 について簡潔に説明しなさい。 ①階高の高い独立柱の足元における充填不良(豆板、ジャンカ) 発生要因: 防止対策の概要: ②外壁躯体の開口部まわりの斜めひび割れ 発生要因: 〔2-4〕コンクリートに関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか。 1. 調合管理強度は,品質基準強度に構造体強度補正値を加えたもので,施工者がレディーミクストコンクリートを 発注する際に指定する強度である。 2. 調合強度は,調合管理強度に圧縮強度の標準偏差を加味したもので,コンクリートの調合設計にあたり目標とす る圧縮強度である。 3.水和熱および乾燥収縮によるひび割れは,単位セメント量が少ないコンクリートほど発生しにくい。 4. 水セメント比を小さくするほど,コンクリートの中性化速度は早くなる。 回答 防止対策の概要: ③外壁のコールドジョイント 〔2-5〕コンクリート工事に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか。 1.計画供用期間の級が標準供用級において,普通ポルトランドセメントを用いる場合の,普通コンクリートの調合 計画において,水セメント比の最大値を65%とした。 2.普通コンクリートの調合計画において,単位セメント量の最小値を 270 kg/m3とした。 3.単位水量を小さくするため,粗骨材・細骨材の粒度分布を適正にして,空隙を少なくできる実積率の高い骨材を 使用した。 4.コンクリートの打込み日の外気温の最高気温が 30℃と予想されたので,コンクリートの練混ぜから打込み終了ま での時間の限度については 120 分とした。 発生要因: 防止対策の概要: 〔2-9〕鉄骨工事に関する記述として,最も不適当なものはどれか。 1.一般的に鋼材は,火災時の鋼材温度が 350℃を超えないよう,鋼材表面に耐火被覆を施す必要がある。 2.接合部に溶接を用いる場合の鋼材としては,通常,一般構造用圧延鋼材が用いられる。 3.設計図及び仕様書をもとに,架構の概要,現場接合部の仕様,鋼材の種類と数量,鉄骨製作工場に求められるグ レード,加工の難易度を確認する。 4.工場の生産能力,施工実績,品質管理体制,管理技術者や溶接資格者の在籍状況を調査して,鉄骨製作工場を選 定する。 回答 〔2-10〕鉄骨の建方に関する記述として,最も不適当なものはどれか。 1.鉄骨の建方時,通常,鉄骨柱脚部はアンカーボルトにより建物躯体と緊結する。 2.柱の溶接継手のエレクションピースに使用する仮ボルトは,高力ボルトを使用して全数締め付ける。 3.トルシア型高力ボルトの締め付け後の目視検査において,共回りや軸回りの有無についてはピンテールの破断に より判定した。 4.高力ボルトと溶接の併用継手については,高力ボルトを締め付けた後に溶接を行った。 5.完全溶け込み溶接部の内部欠陥の検査方法として、超音波探傷検査を行った。 回答 〔2-11〕防水工事に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか。 1.アスファルト防水工事において,防水層の水はけを良くするため,下地となる平場のコンクリート面を水平に打 設し,防水層を施した後,保護コンクリートで 1/50 の勾配を確保した。 2.アスファルト防水工事において,平場のストレッチルーフィングの張付けの重ね幅については,長手及び幅方向 とも 100mmとした。 3.アスファルト露出防水工事において,立ち上り部の防水層端末部については,押え金物で固定し,ゴムアスファ ルト系シーリング材で末端処理を行った。 4.シート防水工事において,水上側のシートが水下側のシートの上になるように張り重ねた。 5.塗膜防水工事において,防水層の下地の入隅については直角に仕上げ,出隅については丸面に仕上げた。 回答 〔2-12〕建築のシーリング材に関する記述として,最も不適当なものはどれか。 1. プライマーは,シーリング材と被着面の接着性を良好にするために,あらかじめ被着面に塗布する材料である。 2.ムーブメントとは,温度変化・風圧力・地震力などによって,部材間に生じる動き・変化・変形などをいう。 3. ワーキングジョイントとは,カーテンウォールの目地などムーブメントが比較的大きい目地のことをいう。 4.ワーキングジョイントには、シーリング材が相対する 2 面で被着体と接着している 2 面接着が用いられる。 5. ワーキングジョイントには、化学反応によって硬化する2成分型シーリング材ではなく、空気等にふれて硬化す る1成分型シーリング材が適している。 回答 〔2-13〕タイル工事に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか。 1. 外壁のタイル後張り工法において,「タイル張り面の伸縮調整目地」の位置については,「下地モルタルの伸縮調 整目地」及び「コンクリート躯体のひび割れ誘発目地」と一致するように設けた。 2. タイル後張り工法の密着張りにおいて,壁のタイル張付けは,上部から下部へと行い,一段置きに水糸に合わせ て張付けた後,それらの間のタイルを張付けた。 3. 外壁におけるコンクリート下地へのモルタル塗りに先立ち,高圧水洗浄により脆弱層の除去及び下地面の目荒し を行った。 4. タイル後張り工法の改良圧着張りにおいて,張り付けモルタルのオープンタイムを 2 時間以内とした。 5.タイル後張り工法の改良積上げ張りにおいて,1 日の張付け高さを 1.5m以内とした。 回答 〔2-14〕外装石工事に関する次の記述のうちで,最も不適当なものはどれか。 1. 外壁湿式工法による張り石工事において,水平方向の伸縮調整目地については,躯体コンクリートの水平打ち継 ぎ部に合わせて各階とした。 2.外壁湿式工法による張り石工事において,石材については,耐久性や耐酸性を向上させる必要があったので,花 崗岩から大理石に変更した。 3.外壁乾式工法による張り石工事において,磨き仕上げの石材を用いる場合,石材の厚さについては,耐風性およ び耐震性を考慮して 35mm とした。 4.外壁乾式工法による張り石工事において,石材の最大寸法については,安全性,施工性等を考慮して,幅 900mm, 高さ 800mm とした。 回答 〔2-15〕建築用ガラスに関する記述として,最も不適当なものはどれか。 1. 熱線吸収ガラスは,切断面に傷があると,熱応力が集中して破損しやすい。 2.強化ガラスは,一定寸法のガラスを焼き入れしてつくられるので,ガラスの切断はできない。 3.フロートガラスは,金属の溶解面を利用してつくられる平滑なガラスで,磨きガラスに比べて強度は小さい。 4.網入りガラスは,破片の飛散を防ぐために有効であるが,同厚のガラスに比べて強度は小さい。 5.複層ガラスは,2 枚のガラスの間に乾燥空気層を設け,密封したもので,結露防止に効果がある。 回答 [2-16] 外装工事に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか。 1.ALCパネルのロッキング構法は,パネルの上部・下部に内設したアンカーに固定金物を用いて,パネルが回転 可能なピン支持となるように下地鋼材に固定し,パネル重量をパネル下,中央部に位置する受けプレートにより支 持する取付け方法で,縦壁パネルの取付け構法として高い層間変形追従性能をもたせることができる。 2.SSG(ストラクチュラル・シーラント・グレイジング)構法は,構造シーラントを用いて,板ガラスを支持部 材に固定する構法である。 3.DPG(ドット・ポイント・グレイジング)構法は,ガラスにあけた点支持用孔に点支持金物を取付け,支持構 造と連結することにより,透明で大きなガラス面を構成する構法である。 4.石先付けプレキャストコンクリート構法は,工場または工事現場で石材を仕上げ材として製作したプレキャスト コンクリート部材を躯体に取り付ける構法であり,重量が大きい縦長のプレキャストコンクリートパネルには,フ ァスナーの数を多く設置できるスウェー方式の可動ファスナーが使用される。 回答 [2-17] 以下の仕上げの不具合について、その発生要因と考えるものを1つ挙げ、その防止対策の概要に ついて簡潔に説明しなさい。 ①地震時のサッシの変形によるガラスの破損 発生要因: 防止対策: ②地震時における吊り天井の脱落 発生要因: 防止対策: ②地下水位の高い砂質地盤における地下掘削時のボイリング 発生要因: 防止対策: 提出期限・場所:2015 年 1 月 6 日(火)または 1 月 13 日(火)の講義時に提出
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