Think global act local

素晴らしい自然を大切にしよう!!
(オーストラリアエコツアーに参加して)
東京都 桜美林中学 3年 山下春菜
私は、緊張や不安と同時にたくさんの期待で胸を膨らませながら、このツアーに参加しました。
飛行機で七時間、一睡も出来ないままケアンズに到着しました。
まず初めに、タウンズビル市役所を表敬訪問しました。市長さんは、タウンズビルが取り組ん
でいるエコ活動について熱心に話して下さいました。その中で、印象に残っているのは、この言
葉です。
“Think global act local”
『地球全体の事を考えながら、自分ができる事を一つ一つやっていく事』
学校や地域での身近な所で小さな事でも始めれば、それは、国の環境回復に繋がる、という意味
です。
私は、一人一人の環境への意識が一番大切だと感じました。地域の人々が協力し合って
自然
を守っているから、タウンズビルは、自然が豊かな、美しい町なのだと感じました。山から見渡
したタウンズビルは、緑が多く驚きました。
地域の人々と一緒に小川に沿って苗を植えました。私は、植林活動に参加し、小さな事だけれ
ど、自然に少しでも貢献できて嬉しく思いました。
そして、楽しみにしていたタウンズビル高校を訪問しました。
校庭には風力発電やソーラーパネルがあり、環境への意識の高さに感心しました。先生がポイ捨
ての様々なケースを教えてくれたり、生徒が演じているゴミのビデオを見る事で、ポイ捨ては絶
対にしてはいけないと強く思いました。
タウンズビル高校で一番に学んだ事は、
「ビニール袋を使わないこと」です。先生は、この事を
強く訴え、私たちに布のバックを下さいました。ビニール袋が海に流れると、生物を殺してしま
います。地域の人々や生徒達が、美しい自分達のグレートバリアリーフの海を守るため、海へ流
れてしまう前に、小川や湖の周辺のゴミ拾いをしています。今までは、何も考えずにビニール袋
を貰ってしまっていたけれど、これからはお店にマイバックを持って行こうと思います。
アボリジニ民族の文化について学びました。
アボリジニの人々は全て自然の資源で生活していたから、必要以上に動植物を捕らずに、自然を
とても大切にしていました。様々な知恵で自然と共に生きていたアボリジニの人々はすごいと思
ったし、とても真似出来ないと思いました。
待ちに待ったグレートバリアリーフへ行きました。澄んだ青色やエメラルドグリーン色をして
いて、キラキラ輝いていました。思っていたよりも遙かに綺麗で感激しました。
ボートに乗り、ウルポケイという一面砂だけの小さな島に行きました。(表題の写真)
こんな所に島が存在するなんて、初めは信じられませんでした。私はこの美しい海を一生忘れま
せん。
いかだ作りやブーメラン作り、アーチェリー等、とても楽しい体験をしました。
星の観察では、南十字星や、天の川、土ボタルを見る事ができました。夜空一面に星が埋め尽く
されていて、こんなに多くの星を見たのは初めてでした。
全国から来たみんなと仲良くなれて、楽しく一緒に学んだり、話したりする事ができて本当に
嬉しかったです。これからもずっと友達でいたいです。
私はこのツアーを通して環境の事を考えるきっかけとなり、これからは積極的にエコ活動に取
り組みたいと思います。 オーストラリアで見た美しい自然や、動植物を忘れずに、「環境に優
しく」という言葉を心に留めて生活したいです。
最後に、このすばらしいツアーを計画して下さった皆さんにとても感謝しています。
本当にありがとうございました。
私は、このツアーに参加して最高の思い出を作る事が出来ました。